2020年5月8日金曜日

どうしても組織になると違う力が働いてしまう



 アメリカはいつも桁が違うよなあ。そして、うるさいんだよお~、俺が一番だ!、俺がNO.1だあ!!、ってさあ。

 随分昔、アメリカの経済学者が丸いオレンジ色のグラフを背景にして、グラフの内容を説明している動画を見たよ。それを見ていた時は、ちょっと驚いたよ。ええ!!、そんな事があるのかああ!!、ってさ。こんな風に説明していた。

 「アメリカが生み出す富の98%を2%のアメリカ人が取得してしまう。そして、残りの富の2%を98%のアメリカ人が分け合っている。」

 そんな丸いオレンジ色のグラフを背景に、説明している背の高い黒縁の眼鏡をかけたアメリカ人の何の感動も見せない冷静な説明にも驚いた。普通、泥棒を見かけたら、大声で形振り構わず叫ばないかあ、ってさ。こんな風にさ。

 「泥棒!!!、誰か捕まえてくれ!!、誰かああ!!!」

 ぶったくりだよ。体のいい盗人がすべて盗んでしまう。それがアメリカになってしまった。それから、随分年月が経つけど、今現在は、2%のアメリカ人ではなく1%のアメリカ人が98%の富をぶったくってしまう。そんな1%のアメリカ人盗人が作ったような動画だね。しかし、考えれば、それは日本でも一緒だ。クール・ジャパンとか、従軍慰安婦問題とか、何とか一億一千万人総白痴化した日本人の目を引き付けてぶったくりをしている。

 それは、毎年国家予算を計画し計上審議するが、審議するのは一般会計予算だけだ。もうひとつの、一般会計予算の3倍の金額を有する特別会計予算は審議する事なくいつも通過してしまう。そして、その特別会計予算がどのように使われるのか一億一千万人総白痴化した日本国民は誰も知らないのだ。

 アメリカも凄いが、日本も凄いよ。どっちもどっちだよ。まあ、誰かに乗っ取られてしまったんだ。アメリカも、日本もさ。そして、どちらの国民もどうしようもないよなあ。乗っ取るぐらいだから、悪賢くてさあ。

 そして、その逆もある。こんな事があった。場所は京王線の下高井戸駅近くにある八百屋の中だ。果物を購入しようとして、黄色いバナナや赤い林檎を持って会計してもらおうとレジ会計の方に歩いていると、壁に、芸能人の堺 正章が笑顔で写っている写真が何枚か貼り付けてあった。多分、店に来たとき写真撮影をされたんだろう。私は、若い男の店員に尋ねたんだ。近所に住んでいるのかい?、ってさ。堺正章がさ。すると、店員は無愛想そのもので、こんな風に私に答えた。

 「知るかよお!」

 私は手に持っていた黄色いバナナと赤い林檎を、元あった場所に静かに置いて黙って店を出た。すると、若い店員は、あれ?、あれ?、って顔をして私を見ていた。もちろん、そんなアルバイト店員の様子をレジ会計に立っていた店主は眺めていたよ。そんな事で、こんな頭の中が、クルクルパ~、の店員には分からないアメリカと日本の実情だ。想像も出来ないだろうなあ。

 そして、いつか、日本人が一億一千万人総白痴化から抜け出す日が来るんだろうか? 大昔、魚が陸上を目指して這い上がって来た両性類のようにさ。

 平成31年2月6日(水曜)雨 17℃ 午後12:56 世田谷区より。

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