定食屋の食べ物

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　anese set meal experience at Yayoi Ken 

　そういえば、結構前になるけど、こんな外国人の女性が日本人の旦那さんと御飯を食べている風景を見たよ。場所は、京王線千歳烏山駅そばの蕎麦屋さんの店内だ。そして、思ったんだよなあ。あれ～、この奥さん、外人さんだあ～、ってさ。本当に日本人化しちゃっていてさあ。日本人の旦那も普通にそこら辺にいるような旦那だよ。どうでもいいようなさ。可もなく不可もないようなさ。ずんぐりして何の主張もないようなさ。老いた夫婦ふたり黙って食事をしていた。カツ丼を食べながら、見るとはなく目についてさ。そして、思ったんだよなあ。スポイルされちゃっていてさあ。

　『幸せなのかなあ～。』

　、ってさ。そして、日本人が日本は素晴らしい、日本は凄い、世界中に愛される日本って素敵だと思いませんか？、って言うのは違っていたなあ。その外国人の女性の奥さんの姿からはさ。蕎麦屋さんの背景に溶け込んで日本人化したさ。その姿は、海外に留学にいった若い日本女性が日本の家庭料理を海外のホームステイ先の家庭で作って振舞うと海外のホームステイ先の家族が見せる様子のようだった。留学に行った若い日本女性が、こんな事を言うね。

　『日本の家庭料理を前にして食べるホームステイ先の家族の姿を見ていると可哀想に見えちゃうんです。』

　まあ、その辺が本当のところじゃないのかなあ。そして、言っては申し訳ないけどチェ～ン店の飲食店が出す料理って餌になってしまった。中華料理チェ～ン店の料理なんて不気味なオカルトだ。私は一体、何を食べているんだろう？、って怖くなってくる。

　令和元年９月１３日（金）曇り　２２℃　午前０８：０６　世田谷区より。
8 か月前