支えあうと言う意味の字で現される人

　確か、フランスの前大統領もそんな事を言っていたね。助けてくれ！！、ってさあ。そうそうサルコジ大統領ですね。たくさんの赤やオレンジ、青等のカラフルな旗を掲げている応援団のみんなに向かってさあ。そして、フランスの一般市民にフランスの状況を尋ねると、サルコジ氏のクレームを冷静な態度で落ち着いた声で話していた。あれも駄目だったし、これも駄目だった、ってさあ。まるで駄目雄のような評価だった。まあ、イマジネーションがないんだなあ。想像力がさ。想像力を使って問題を解決しようとはしなかったんだろう。

　しかし、日本の人達もサルコジ大統領を四の五の言えない。あの甚大な被害を受けた東日本大震災でも多くの日本人は目覚めなかった。誤りに気が付いても、一時的に反省するそぶりを見せるだけだった。そして、いつものことだけど教訓にもならなかったようだ。喉元過ぎれば熱さを忘れるその通りになってしまっている。そして、再び、三度、何度でも誤りを続けていこうとしているようだ。

　新型コロナ・ウイルス感染緊急事態宣言発令中なのは分かるんだけど、街中を見ていると普通だよ。いつもの日常だ。多くの人が歩いているし買い物をしている。会計レジ前では２メートルの間隔を開けているけど、それ以外のところは全然無視だ。そんな感じなんだろうなあ。大勢の金融専門家及び関係者が口を酸っぱくして日本の経済がダメージを受けて大変だ、って言っている。日本人が過労死をしてまで稼いだ金が日本国内を素通りして海外に流れてしまっている、ってさあ。でも、駄目なんだなあ。日本人の耳には入らない。こんな感じでさ。

　『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか？』

　しかし、どこがいいのかねえ。キョロキョロして人の目ばかりを気にしているのがさ。まあ、イマジネーション、想像力が貧困なんだね。そして、日本国内を静かな気持で見渡して見れば、昔、人々の中に日本と呼ぶ国に対するあった熱気がないよ。閉塞感に厚く覆われてしまった。まあ、そんなクルクルパ～な事を言っている人達は、日本の危機的な状況を逆に知らせているんだろうなあ。それは、ソ連が崩壊したときに、ソ連国内でUFOを見たという話がよく出たんだ。それと一緒だなあ。危険水域にいるんだろう。日本と呼ぶ国がさ。先の戦争で日本側の戦争指揮を取る大本営が負けているのに、勝った！！、また、勝った！！、またまた、勝った！！、って大ボラを吹いていたのと一緒だ。まあ、子供達だよな。それで日本は戦争に負けたし、日本に勝って進駐して日本を統治したダグラス・マッカーサーの言った通りなんだろうなあ。

　『日本人の精神年齢は１３歳だ。』

　日本人が子供を辞めて大人になったとき初めて、勝った！！、また、勝った！！、世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか？、ってのが日本から姿を消すだろう。でも、今のままの状態が続くと子々孫々の耳に入ってしまうような感じだ。イマジネーションを使えずにさ。そこが肝心だよなあ。新型コロナ・ウイルス感染に対応出来たとしてもさ。大人になることがさ。助けて！、って考えるのもいいけど、助けるにはどうすればいいんだ！、って考える事も出来ないと駄目だよなあ。もちつもたれつでさ。それが人だ。支えあってさ。国際金融資本家一団に暗殺されたと言われるアメリカ大統領ジョン・F・ケネデイもこんな事を言っていたらしい。

　『国が国民に何かをしてくれると考えずに、国民が国の為に何が出来るかを考えるんだ。』

　日本人の場合はそんなの何処にあるんだか分からないような夜の夜空のどこか遥か彼方遠くにある冥王星あたりのところにあるんだろうなあ。あるはないかもなあ。想像も付かないんだろうなあ。イマジネーション貧困でさ。もちつもたれつなんて考えた事もないよ。きっと。

　令和２年５月２５日（月）うす曇　２２℃　午後１５：３０　世田谷区より。新型コロナ・ウイルス感染緊急事態宣言発令中。