2020年5月30日土曜日

車と日本人


 車は本当に人間の知恵の塊だね。部品ひとつひとつが長い経験と色々な知識から考え出され作り出されたんだ。それは間違いないなあ。ひとつの芸術品だな。また、それらの部品や構造、それを知り尽くしているからこそ修理できるし商売にもなる。まあ、山に住んでいる猿や犬猫には出来ないわなあ。人間だからこそ出来る技だよ。当り前だけどさ。

 しかし、車に乗って走っていて車の足回りの不具合が分かるのもそれなりに経験を積んでいるからだろう。経験がなければ不具合も分からないしそれが高じて冬山で故障を起して難儀したり大変な人身事故にも繋がるんだろう。そして、そんな車の足回りの不具合が分かるほどの経験の蓄積が車を修理販売して生計を立てる事に出来るんだ。更に、そんな経験と知恵があるからこそ、人間の生活も快適で良好な環境にする毎日になるんだろう。知らずと自然に知恵を働かせてさ。

 そこから考えて、日本の車メーカーである豊田がよく販売台数世界一と言われ、アメリカを中心にバッシングされ叩かれているけど、日本人の生活はどうなんだろう。叩かれるほど豊かなな生活をしているだろうか? 応えは否だなあ。直ぐに返ってくる。答えがさ。どうなっているんだろうねえ? そんな事を考えてしまうよ。知恵がないんだろうなあ。ただ単に猿真似しているだけでさ。肝心要の自分達の生活に知恵を働かせることが出来ないんだろう。

 以前、著名人で今は亡き堺屋太一氏がテレビ画面で海外の資本が日本に作った大学の校長をしている外人と日本語で対談していた。

 堺屋氏:『日本は、衣食住は欧米に追いつきました。』
 海外の男:『どこが? あんた目が見えるの?』

 何処まで続くぬかるみぞ?、って感じがするんだけどさ。今の日本を見ているとさ。いくら車を売っても駄目なんだ。世界中に日本の車を売りに売ってもよくならない。そんな気がするよ。笑ってしまうよなあ。わっははははは!! 過労死への危険度や閉塞感の濃度が益々濃くなって行くだけでさあ。そういえば、堺屋氏こんな事も言っていましたねえ。

 『ショックでしたねえ~、日本人にはなりたくないよ。あなたのような人には、って言われた時は。』

 まあ、それが現実なんだろうなあ。日本人が知らなければいけないさ。ショックでもさあ。

 令和2年5月30日(土曜)曇り 22℃ 午後20:22 世田谷区より。

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