2020年5月14日木曜日

海界の村を歩く 東シナ海 小宝島

                           海界の村を歩く 東シナ海 小宝島

 10日間ぐらいのツアーなんてないのかね? 10万円ぐらいでさ。でも、まあ、出来たら個人的には8万円がぎりぎりだなあ。胸倉掴まれてから、顔を思いっきりぶん殴られてしまうだろうけどさ。のんびり時間が流れるのを日がな一日眺めるように毎日を過ごすようなさ。呆けたようにさ。カンカン照りの中、お弁当にサンドイッチを持って麦藁帽子を被って気ままに散歩をして、夕暮れ時が迫ってきたらホテルに戻りフィンランド式サウナに入って汗を流してから、キンキンに冷えた大ジョッキに入った美味しそうに泡立っている生ビールをゴクゴクとのどを鳴らして飲んでからテレビを見て、快適なクーラーが利いている広々として静かな部屋のベッドの上で雑誌なんかのページを右手のひとさし指でゆっくりめくりながら夢の世界に誘われてぐっすり眠るんだ。そして、潮騒と小鳥の囀りを聞いて爽快な気持で朝起きてホテルの食堂のテーブルに用意されている炊き立ての真っ白い御飯と和歌山産の梅干に、ホテルの庭で飼っている鶏が産んだ新鮮な卵で作った目玉焼きにアツアツの葱の刻みが浮いている味噌汁をおかずに朝食を食べるんだ。そして、また、麦藁帽子を被って散歩するんだ。のんびり、道端に生えている草をむしって口にくわえてぶらぶら歩くんだ。何もない青空の下を風に吹かれてさ。

 でも、無理だろうなあ。日本人にはさ。とてもとてもさ。サービスどころか、鶏の羽をむしるように、むしられ、がつがつとしゃぶられてしまう。はっはははは、・・・。そういえば、昔、フランスに行った日本の首相がフランスの大統領に言われたらしいね。遠いよなあ、どっかさあ。何かがさ。

 『まるでエコノミックアニマルだ。』

 令和元年9月24日(火曜)晴れ 29℃ 午後15:44 世田谷区より。
7 か月前

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