2020年5月17日日曜日

エルグランドで豆腐ステーキ! 国八食堂

                        ルグランドで豆腐ステーキ! 国八食堂 

『都会にはおしゃれな人がいるけど、地方にはしっかりした人がいる。』

 海外の諸事情を紹介している写真集本の写真の脇に記載してあるそんなコメントを昔読んだ事があります。この動画を見て、中学生だった時に読んだそんなコメントを思い出しました。そして、その通りだと思います。そんなしっかりした豆腐料理その他の料理、また、飲食店ですね。

 都内のちょっと名前のあるような料亭風の飲食店で焼き鳥を注文してテーブルに置かれた皿の上に乗っている焼き鳥を食べると背筋が薄っすらと寒くなる時があります。焼き鳥に、全然、焦げ目がないんです。どういった感覚で焼き鳥を焼いているのか分かりません。ひょっとしたらコストを考えて焼いているのかもしれません。ガスの火を最小限に使って焼くようにしているのかもしれない。その飲食店で注文したどの料理にも料理人の熱い想いや、湯気や熱気がありませんでした。

 都内のマクドナルドのフレンチフライポテトを注文してカウンター越しに店員から渡されたフレンチフライポテトを見ると真っ白い時があります。キツネ色になっていないのです。まあ、パートの奥さんがフレンチフライポテトを揚げているんです。多分、調理ではなく処理しているって感じなんでしょう。食べる人の味覚の一部となる触感や視覚なんか何にも考えていないのでしょう。そんな真っ白いフライドポテトを食べると、心の中に何だか得体の知れない隙間風か吹くような気がします。

 やっぱり、都内のスーパーマーケットの食べ物コーナーでソフトクリームを注文して手渡されたソフトクリームを見て食べると、コストを考えているでしょう。コーンの中にはソフトクリームは入っていない。そして、コーンの上に申し訳程度のソフトクリームが載っています。最小のコストの量のソフトクリームで最大の売り上げ効果を狙っているのかもしれません。あるいはパートの奥さんなので何も考えていないのかも知れません。自給980円の労働なのでしょう。それが。

 そして、都内にはおしゃれな人はいないし、しっかりした人もいないように思います。しっかり焦げ目の付いた焼き鳥や、キツネ色をしたフレンチフライポテト、それなりに重量のあるソフトクリームを食べたいと思ってしまいました。この動画がそれを教えてくれたようです。熱くないと駄目だなあ、ってね。そんな店を探し、そんな店と料理人を応援しないと、・・・・。でないと死んでしまう。体の中にある何かが、・・・。そう、思いました。

 令和元年9月3日(火曜)曇り 27℃ 午前08:33 世田谷区より。

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