2012年12月27日木曜日

 どうなるのか分からない、遠い遥かな地にあるようなTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)感覚と、郵便ポストに並ぶ鍵を見る今日この頃







 郵便ポストの郵便物を手にして、目にした他の郵便ポストが、いつもの郵便ポストではない。なんだろう? 郵便ポストが並んでいる自分のポストの戸を開けて、右手で郵便物を手にする。手に持つ郵便物は、チラシがほとんどだが、ちょっとポストを開けて郵便物を取らないと、すぐに郵便物で一杯になってしまう。



 目の前に並んだステンレス製の郵便ポストに異変がある。郵便ポストは集合住宅用で、縦5列、横9列に並んでいる。しかし、郵便ポストに暗礁番号の鍵が沢山ついている。以前は1つか、2つだったのだ。それが、半分ぐらい鍵がついている。なんだろう? 郵便物が紛失している?



 今日、集合住宅に帰ってきたとき、階段を降りてくる男が目に入った。けっこう若い男だ。短い頭髪で色白のひとめで海外の白人だとわかる。この男、階段を降りきると、変な歩き方をして私を避けていった。顔を後ろに向け、何か忘れ物をしたように後ろに体を向けて、それから私に顔体を向けないように、歩き去ったのだ。




 以前には、この男と違う年配の海外の男が住んでいる集合住宅から、出て行く男を見たことがある。そう、知らない間に何人かの海外の人達が、集合住宅に住み始めたのだ。なんか、身近に海外の人達との生活に変化が現れているのだ。



 昔、日本のバブル経済が崩壊したとき、神田にある雑居ビルに住んだいる小さい会社で働いたことがある。そのときに、会社の中心となる人物が言った事ある。



 『言っちゃ悪いけど、上の住人だ。』



 トイレットペーパーを購入して、トイレに入れといたのだ。それが、ひとつだけを残して、袋ごと無くなっていたのだ。彼が言うのは、上の階に住んでいる会社の表札は中東のアラビア文字で社名が入れてある会社の事だ。




 すこしずつ海外の人達の良くない事を耳にしてきました。東京都の区でやっているプールの更衣室に腕を後ろに組んでいる、競泳パンツにTシャツ姿の若い監視員に何故、そこに立っているのかを尋ねたことがある。その応えはこんなのだった。



 『他人のロッカーをバールのようなもので、こじ開けて、物を盗んじゃう人がいるんです。多分、海外の人達なんですね。それで・・・・。』



 盗まれる方がまぬけなんですね。多分。海外の方では。そんな事で、今は昔になってしまった、自民党の橋本龍太郎首相が、後悔たらたらの顔で、テレビ画面の中で言った言葉が目に浮かびます。



 『こんな事になるんなら、やるんじゃなかった!』



 アメリカや欧米が勧める金融ビックバンを、日本政府もしたのだ。そのとたんに不景気が日本を待ってたかのように襲ったのだ。それ以来、日本から不景気が去らないよ。きっと、またTPPを実施した間抜けな日本の首相が必ず言うんだ。



 『こんな事になるんなら、TPPを実施するんじゃなかった!』




 それが、グローバル化した世界の認識なのだ。多分。やられたほうが、まぬけなんだ、っと。










2012年12月15日土曜日

 日本人の姿を見て思う、故郷の幸せな男を怖がる同級生の友達



 『怖くなっちゃったよ、俺。のの字ないのって、あいつが言った時。』


 『・・・・。』




 私には、彼が何を言っているのか分かりませんでした。そして、何を言っているのかを、二言三言尋ねました。すると、とんでもない事を彼が言ったのです。夏の日の午後の事でした。ある海の家を友達2人で訪ねたのです。目的の同い年の知り合いが、海の家でラーメンを食べていました。そして、彼がラーメンになるとが入っていないのを、海の家を経営をしているお母さんに、聞いたのです。




 『のの字ないの?』




 怖がっていた彼が言ったのは、なると巻きの赤い『の』の字の事でした。そして、それをお母さんに尋ねた彼は、頭がおかしくなっていたらしいのです。つまり気が狂っていたらしいのです。でも、凶暴な気違いではないく、おとなしい気違いらしいのです。そして、1人では怖いので、何も知らない私を連れて、確認と好奇心と興味を満足させたかったらしいのです。




 遠い昔の故郷での思い出ですが、東京に住んで、随分の年月が経ちます。そして、思う時があるのです。この街に住んでいる人達が、普通に思えないときがあります。閉塞感と云う奴です。何が、彼らを曲がった、歪んだ、縮んだ人間に見えるようにしてしまったのでしょう。日本の家が何故、肩身の狭い、居心地の悪い感じで建っているように見えるのでしょう。



 それは、当たり前の事が言えない日本の空気があるせいなのでしょう。何故、普通の事が言えないのでしょう。何に、対して嘘をついているのでしょう。そんな事を感じさせるのです。



 怖くなっちゃうんです。ほんとに。



 誰だってわかるような嘘が通ってしまう国、日本。



 『安全なんだから、事故の時どうするかって、考える必要は無い。そんな事を考えるな、云うな!』



 そんな事で、福島の原子力発電所は事故を起こし、多くの人達が住む家と、仕事を無くしてしまった。そして、原発反対を言っている人達も、原発再稼動を言っている人達も、何か肝心要の事を言っていないのです。



 明日の選挙で誰に投票しようとしても、自分が誰なのか、どのような人なのか、はっきり言わない人達なのです。そんな、きょろきょろしている人達に、投票出来るでしょうか?





2012年12月13日木曜日

 あるラーメン屋の経営会社や、韓流ドラマを面白いと話す男と、なんか似たような報道をするニュース



 『私も、最初は嘘だろうって、思っていたんですよ。でも、知り合いが言うもんだから、見たんですね。そしたら、面白いんですよ。画像もきめが細かくて綺麗でね~。』




 なんか、体の大きな運動選手のような男と話をしました。営業マンのようでした。そして、韓流ドラマを、褒めちぎるのです。それも、口からつばを飛ばし力を込めて、力説するのです。そんな、テレビドラマなんて歳でもないような男なのです。そう、彼は韓流ドラマの営業をしている営業マンらしいのです。そんな彼に、彼と同じような性質の話を、私に聞かせたラーメン材料屋の営業をしている会社の人の話をしました。




 それはこんな会話でした。初対面の話した事のない男が、飯田橋のガード下で営業しているラーメン屋に、顔を向けながら言った話でした。




 『あそこのラーメンはうまいねえ!』


 『へえぇ~、そうなんですか?』


 『ほんと! うまいよ。知らないの?』


 『ふ~ん~。有名なんですか?』


 『けっこう有名だよ。』


 『う~ん、じゃ~、今度食べて見ようかな。でも、あんた、あのラーメン屋さんと、なんか関係あるの?』


 『うん。あのラーメン屋、うちの会社がやってるの。』


 『・・・・・。』



 そんな事を、韓流ドラマを力説していた男に言ったら、苦笑いして黙ってしまいました。最近、某放送局が独自に調査したと云って、今度の12月16日に行われる選挙の予想結果を報道しました。なんだか、自民党が圧倒的な議席を獲得するような事をいっています。



 ほんとかいなあぁ~。



 何か、日本の良い所が、崩れていってしまっているような気がします。何か、信頼と呼ぶようなものが、何か変になってしまっています。日本の日本人の人間性が邪悪なものに、染まってしまっているようです。







2012年12月12日水曜日

スーパーで買い物をする人を、見つめる日本人



 ?



 ここは、世田谷通りと環八が交差する場所にあるスーパーマーケットです。東京都内にある系列店のひとつです。緑色の看板を持つスーパーマーケットです。そこそこの品揃えを持っています。ですが、東京都内の中心部のスーパーマーケットには、その品物の品質は劣ります。



 買い物を済ませて、緑色のカゴをレジのテーブルに乗せました。まだ、早い午後なので、客は店には、あまり入っていません。レジには並んでいる客も無く、直ぐにレジの清算が始まります。そんなレジの前で、レジ係のパート女性が清算をしているのを待っていると、レジ後の品物を入れる場所から、黙って視線を私に向ける人がいます。



 そんな視線を気にする事なく、パートタイマーの女性レジ係から釣銭を貰い、レジを後にして、買い物カゴを両手に抱えて、レジ係がカゴに入れてくれたビニール袋に、購入した品物を詰めて店をでました。



 そんな人の視線が、どのような視線なのか分かりません。たま~に、こんな視線を向ける人がいます。年齢も高く、体格ががっちりした男や、年配の女性が多いですね。なんなのでしょう。



 スーパーマーケットの中を、スーパーが用意した緑色のプラスチック製の買い物カゴを手にして野菜売り場、肉売り場などを歩いていると、手押し車に買い物カゴを乗せた奥さん達が、私をめがけて何度か突進してきます。なんなのでしょう。もちろん、気にすることなく、相手にもしません。眼中にない顔つきをしていると、すると、何か拍子抜けしたように私を避け遠ざかっていきます。



 そういえば、こんな事を言った会社の同僚がいました。



 『会社を休んでバスに乗ったんだけど、恥ずかしかったなぁ~。俺1人でさぁ~。俺だけが男1人なんだよぉ~。みんな女でさあ~。仕事しないで、バスに乗ってんじゃない。』



 この同僚、小さい男で昔のタイプの人です。鼻毛が鼻から棒のように伸びても、分からない男でした。そんな男の話を聞いて思うのです。大の男がつまらない事で、恥ずかしがってどうするんだ、っと。情けない事で、恥ずかしがってどうするんだ、っと。



 日本人は、何か勘違いしている部分がある。どんなときでも、自分を信頼すべきなのだ。周りの影響は、それなりにあります。それが、確かに人生なのだ。でも、何も知らずに自分を周りに合わせてしまってどうするのだ。



 テレビ、新聞、あらゆる媒体が、自分の都合で物を言っているのだ。財務省は財務省の都合で、各政党の議員さんは、各政党の議員さんの都合で、マスコミはマスコミの都合で言っているのだ。だから、国民は国民の都合で、物事を考えるべきなのだ。国民の都合なんか考える事をしない政府や議員さんや、マスコミの都合で言われる事ではなく、国民は豊かな国民生活を送るために、国民は国民の都合でね。




 そんな事で、経済的に頭から血を流し、川で溺れている国民を橋の上から棒で叩きまわった政党の議員さんに、今度の選挙で票を入れる人はいるのか? 






2012年12月7日金曜日

日本を襲う国難と、田園調布を見ぬ国会議員希望の人達との関係



 『へえ~。』



 東京の幹線道路のひとつである環八を車で走っていました。目当ての道路標識を見つけて、右折のウインカーを出しました。青地に白い文字で記載してある玉川田園調布の道路標識だ。信号機の右矢印が点灯してから、ゆっくりとハンドルを右に回して車を走らせました。フロントガラス越しに、黄色に色づいたイチョウの木の葉が緩やかな下り坂に、敷き詰めるように落ちていました。



 何か、おとぎ話のような空気が車のまわりを包み込むようだ。そう、不思議の国のアリスのウサギや、トム・ソーヤ、宝島のシルバー船長、十五夜の月に住むうさぎが、うすと杵を持って出てきそうな気配なのだ。天気の良い、秋の日の午前中だ。田園調布駅が下り坂の終点だ。可愛い赤い屋根を持つ駅だ。




 ここが田園調布か? と、思い頭に浮かんだのは、昔の2人の男のコメデイアンが田園調布を揶揄した言葉だ。



 『千葉の女が乳シボリ、田園調布に家が建つ!』



 何となく、可愛い駅の屋根と外観に敬意を表して、田園調布駅の周りを回ってみることにした。そして、私の頭の中に、このような言葉が浮かんだ。



 『はあぁ~、へえぇ~、うおおぉ~、すごぃなぁ~、わははは。』



 そして、最後に不思議な事に笑ってしまった。田園調布駅の周りには、驚くほど立派な家が建っていたのだ。東京都の港区には、各国の大使館員が住んでいる、大変立派な家がたくさんある。そんな家よりも、ワンランク上の家が、田園調布駅を囲むようにすっきりした間隔を保って、自然な感じで幾つも建っているのだ。



 井の中の蛙、大海を知らず。田園調布と呼ぶ大海原を見たような気がする。栃木県の日光を見ずして、結構と言うなかれ。イタリヤのナポリを見て、死ね。そんな事を考えてしまうような光景なのだ。



 今月16日に衆議員選挙がある。街角で、東京都知事選挙と衆議員選挙の立候補者の顔写真ポスターを貼り付けた看板を良く見るようになった。今日の午前中も宣伝カーに乗った自民党幹事長のイシバ議員が白い手袋を両手にはめて、車の助手席で何度も、何度も叫んでいました。



 『自民党のイシバです。オチ、タカオを宜しくお願いします。・・・・・。』



 田園調布のような大海原を見たことがあって、国会議員になろうとしたのだろうか? 目先のだけを見てものを言っているような感じの立候補者が多い。無限に広がる青い大空、底が知れない見渡す限りの大海原、暗い夜空に輝く星空を見た事を思わせるような議員さんに、一票を入れたい。豊かな想いを身に付けている人に、大切な想いを込めて入れたい。



 豊かな時代に生まれている事に、気が付いて、豊かに実る黄金色の麦畑のような生活をするのが、現代の人間が出来る事なのだ。






 

2012年11月16日金曜日

 遠い昔の日に見たニュース、赤軍派の世界同時革命と、野田首相の馬鹿正直解散(何で馬鹿正直なのか分からないけど? ぶち切れ解散とも云う人達もいる?)後の選挙について思う。



 『世界同時革命ってのより、住宅環境を良くするとか、日本の家を住み易い、世界の人達が見ても日本の家は立派だなぁ~と、思うような事をするなら、私は日本赤軍を応援できるんだけどなぁ~。』



 『ははは、それは、全然視野が違うよ。かっははは。』




 もお~、遥か遠くに行ってしまった、昔の穏やかで、風も無く、暖かな春の日(日本のバブル経済が破裂し1,2年後の事でした。)。東京目黒区にある小さな会社の社長(2代目)や、同僚達2名と私計4名で、近所の食堂から出前を取り、天井の低い狭い会議室で、茶色い木目の合板テーブルで出来た会議机の上の食べ終わった昼食後の丼の中の薄茶色いスープや、白い皿、割り箸やスプーン等の食器を前にして、世間話をしていました。日本赤軍のニュースが世間を驚かし、人々の話題になったのです。女性リーダーによる総括と呼ばれるリンチを受け、日本赤軍派の何人もの男性が殺されたのです。それは凄惨な事件で、日本赤軍派の女性リーダーの目的が、世界同時革命という、私のような田舎の高校を卒業しただけの、一般庶民には理解出来ない他人事なのです。



 もし、日本赤軍派が、日本人が住む家を、ウサギ小屋と世界中の人々が知っていて、世界中の人々から云われている日本の住宅事情を改善して、良くするような革命(まさに革命だと思う)をするなら、日本赤軍派を応援出来るのにと、素朴な田舎生まれの男(私の事)は、云ったのです。2代目社長は有名な大学を卒業していて、その辺の事情に詳しく、さも可笑しそうに、育ちの良さそうな癖毛の短髪と、大きな顔を天井に向け、大きく口を開け大きな体を揺さぶって、いかにも楽しそうに笑うのです。




 『自民党が政権を取ったら、日米関係を深めて、日本の領土(センガク諸島、北方領土、竹島)を守ります。』



 自民党の党首、阿部さんがマイクの前の立ち姿で、力が入った手をかざして、顔を右に左に交互に向けながら、言い放ちます。



 『覚悟の無い自民党には政権を渡さない。前に進むのか、後にもどるのか。』



 民主党の野田首相が、太めの体を動かす事のない棒立ち姿で、大きな顔をマイクに近づけて言います。野田さん、本当に大きな顔をしています。『でぶ、ふん!』って、言ったら、怒るだろうなぁ~。



 『小異を捨て、大同につけ。小さいことは後から、決めれば良いんだよ。』



 東京都知事を任期前に辞職して、暴走老人と呼ばれる石原慎太郎さんが、椅子に座りテーブルの前の何本かの黒いマイクに向かって、日本維新、減税日本、みんなの党に、眼鏡の下の目をパチパチと瞬いて言います。



 しかし、一般庶民的には、世界中が知っている日本のウサギ小屋じゃない、立派とまでいかなくても、普通の住宅に住んで、安心して、平凡な生活に情熱を持って、日々暮らしたいだけなのです。くだらないテレビ番組を見て、へらへら笑うような事ではなく、充実した毎日毎日を面白おかしく暮らしたいのです。この世に生まれてきて、日本人で本当によかったなぁ~、と。家族に囲まれ、日々の些細な出来事を話し合い、楽しい笑顔と笑い声の中に囲まれて、生活の意義を心底、納得するのです。しかし、今の日本の政治は、世界同時革命を目的とした日本赤軍派の革命家と同じような感じです。足が地についていません。私達一般庶民の生活から離れた、どっか、遠くにいます。




 そういえば、社長(2代目)が、自分の奥さんが、社長の親父の会長の事を、こんな風に云ってたって言いました。



 『あれは(会長の事)、殴らないと分からない。』



 いるよね。確かに。殴らないと分からないような人って。多分、それって、日本人の事だよ。殴られて、初めて自分の事だったんだと分かるんだよ。そして、自分の頭を使って考える事を始めるんだ。自分の頭で考える事を忘れていた事に気が付くんだよ。そうだ! 俺にも考える事が出来る頭があったんだって。






2012年11月14日水曜日

話をしている人達を見つめる人


 『大盛りね。』




 ここは、東京都新宿区の方南町通りに面している定食屋さんです。熊野神社交差点の近くにあります。明るい店内は夕食、夜食を食べる会社員が、しきりなしに入っては、食事をして店を出て行きます。そんな定食屋さんで夜食を食べるために、券売機で豚肉のしょうが焼き定食券を購入して、カウンター席に座りながら、紺の帽子を被った定員にライス大盛り券と一緒に差し出しながら言った。すると、定員がつぶやくような小さな声で、私に言った。




 『ライス大盛りは、サービスになっています。この時間は。』


 『ああ、そうなの。じゃあ~100円バックだね。ははは。』




 カウンター内の定員が、笑顔でいる私に100円玉を手渡した。100円玉をボケットから出した黒い革製の小銭入れに入れて、カウンター席に座りなおしていると、なにやら私を見る男がいる。2人ずれの1人だ。カウンターの向かい側に座っている。何か、じっと目だけを私に向けている。さっきまで、相方と声なき声を出して話していたようなのだが、私が、店員とライス大盛りサービスのやり取りが耳に入ったらしい。




 豚肉の生姜焼き定食、ライス大盛りをパクパク食べ始めた私。向かい側の男は、それをジッと見ている。遠慮解釈なしだ。私が定食を食べ終わるまで、探る様な目で見ている。食べ終わり、楊枝を口に咥え、ガラスコップの水を飲んでいる最中も目を放しません。




 こんな人を意識したのは、何時ごろだろう。結構います。こんな人。信じられないのかもしれません。人前で、ちゃんとした事をいったり、1人で食事を平気でする人が。最初は戸惑いましたけど、あまりにも、どこにでもいるので、気にするほうが、おかしいです。こんな人達を。




 私には、こんな人が病気のような気がします。健康な人の健康が羨ましいのかもしれません。病院で健康を意識しない健康な人の歩く動作や仕種を、食い入るように見るベッドの中の病人のように。




 そして、病める人達が、たくさんいます。東京には。俺はおかしくない、普通だって言いながらね。それが、普通の日本人なのかも?









 

2012年11月13日火曜日

いつも違う事を云っている日本の人達



 ニュースの画面に出てくる中国の人達を眺めていると、とてもカラフルな服装をしている事に驚く。同じような人民服を着ていた中国の人々がテレビの画面に映っていたのは、ついこの間だったのに。そして、何年か前に一緒に働いた、韓国人の男が私に言った事が、チラッと頭をかすめる。




 『空港に降りたとき、日本人って可笑しいなあ~っと思いました。みんな同じような服を着て、同じ格好をしていました。』




 そんな事を云う韓国の男を、キョロキョロとした目をして見つめる中国の小柄な体をした若い女性が困ったことを言う韓国人だと、顔の表情が云っていました。30代の若い韓国人の男性2名、中国人女性1名、私を含めて4名のグループを作って一緒に働いたのだ。今思えば、もっと思いやりのある言葉や行動を、彼らにして上げられた事を、ちょっとくやんでいる。外国人を意識せずに、彼らと一緒に働いたのだ。だけど、彼らは、遠い国から働きに来ていたのだ。なれない国、日本に来ていたのだ。日本に対する反日思想を心の中に秘めている事は分かっても、もっと思いやりを持って、気を使えなかったのかと、残念に思っているのだ。



 なんか、日本だけが取り残されていくような気がします。3年前の民主党が政権を取る前から、多くの著名人が、国難、国難と大きな声で言っていました。大変な不景気だったのです。それも、国難と呼ぶ。そして、今日のニュースで民主党議員がいっています。



 『景気が後退局面に入ったようだ。』



 もう何を言っているのか? 腐らないパンが売られている日本。添加物まみれの日本の食べもの。放射能が検出される食べ物が出回ってから、添加物への意識が薄れているようだ。



 何から何まで、わけの分からないものになっているようだ。何故なんだろうっと思う。日本人には個人が、生活に情熱を持つ事が出来ないようなのだ。そして、背中を丸めてテレビの画面に映る天皇の姿が、日本人を象徴しているようだ。日本人が日本人の生活を、人としての生活を自覚する事って、何故できないいんでしょう。






2012年11月9日金曜日

日本人の会話って、こんなレベルです。



 『でも、栗林さんって、あなたとどんな関係なの?』


 『知り合いなんです。』


 『同級生なの? 友達?』


 『まあ、私の御姉さんのような感じですね。』



 歳の頃、35歳ぐらいでしょうか? 中肉中背の女性と話しをしました。公明党の党員だといいます。今年の12月16日に、都議員の選挙があり、公明党から栗林さんが選挙に出るので、私の一票を栗林さんに入れて欲しいとお願いをするのです。




 『トイレットペーパーとか、雑用品が消費税10%になると困るでしょう。彼女は消費税に反対しているんですね。16日、12月の16日に選挙が決まったんですよ。』


 『ああ、何か、選挙ポスターが貼ってありますよね。』


 『そうです。白いポスターです。』



 最近、街の中に栗林さんのポスターが貼ってあります。そう、ポッツンとした感じでよく見ます。貼ってあるのは、彼女のポスターです。



 そして、彼女は栗林さんを熱心に私に勧めるのです。日用品の消費税を上げるのを阻止するために、何とか、栗林さんに当選して欲しいというのです。ですが、感情が先に出てしまって、説得力があまりありません。しょうがないなあ~と、云ったような感じです。



 これが、日本人なのです。何を話しているのか、どうゆうふうに話しているのか、自己満足だけで済ませてしまいます。御都合主義を、そのまま通してしまおうと云う事なのです。



 日本人が話しができるようになるには、どんな事があったら、話が出来るようになるのでしょう。まあ、ウサギ小屋に住んでいれば、あうんの呼吸で物事が分かりますから、会話は必要ないですね。





2012年10月29日月曜日

海外に渡航して生活している人達の話を聞いて知る日本の生活



 『でも、本当! ドイツの人って、スッポンポンでベランダに出るって!』


 『水着を着て出てきますよ。ビキニとかね。寒い国ですから、日光浴をするんです。』




 ドイツで生活していると言う、女性と話しをしました。日本に帰ってきた来たのです。そして、またドイツに行って生活をするそうなのです。ドイツの生活を。




 『どうですか? ドイツでの生活は?』

 『住みやすいですね。とても。』

 『へえぇ! 間取りが広いんですかねぇ~。』

 『そうじゃなくて。みんな、人の事に関心を持たないの。日本だと、ひそひそ云うでしょ。あの人がどうのこうのって。』

 『ああ~。そうですね。プライベートな事に敬意を払っているんですね。ああ~、確かにね。』

 『・・・・・・。』




 ちょっとした時間で、なんかインターナショナルな感じの女性と話しをしました。歳の頃、35歳ぐらいでしょうか? いやみもなく、普通の日本の女性です。中肉中背の、どこにでも居るような感じの、女の人でした。



 最近、普通に海外の人達を身近に見ます。今朝も、金髪のお母さんが、朝の太陽の光の下で近所のスーパーマーケットの小さな広場で自分の小さな女の子の娘を見ながら、笑顔を見せていました。



 そんな環境が変わっている中で、変わらない日本人の性質と生活とは、こんな感じです。



 『ゴン。ゴン。ゴン。』



 私は世田谷区の都市整備公団の提供するひとつの部屋に住んでいます。家賃は結構します。公団といえど、普通の民間の不動産屋と同じ金額の家賃です。何十万といった金額です。そんな部屋に住んでいても、上の住人でしょうか? なにが、面白くないのか、騒音を立てます。壁か、床を叩く音です。l



 これが、日本人かと思います。




2012年10月3日水曜日

11歳の娘を暴行して殺してしまった母親と、私の小さい頃の思い出。


 『しつけのつもりでやった。嘘をつくので。』




 先日、母親が11歳の娘を練習用のゴルフのクラブで殴って死なせてしまいました。それ、以前にも、虐待をしていたようです。服の上からしか、分からないように、虐待の後があると、ニュースでは云っていました。そんな、死んだ娘さんを、何となく小さい頃の私の事のように思いました。そして、なんとなく、無意識に何度も、何度も口から小さな声でつぶやくように言葉にしてしまいました。



 『可哀そうにな・・・。可哀そうにな・・・。』 っと。




 私の両親も、同じような感じでした。自分の思い通りにならないと、気がすまないのです。どうしても、私を家族の中の悪者にしたいのです。本当の事を云っても、面白くないので、ののしられ、けなされ、やじられ叩かれます。小さな子供は、知恵も無くどうしても、嘘をついてしまいます。小さな体を守るために、小さな自尊心を守るために。しかし、けして逃れる事はできません。どうしても、自尊心を傷つけられ、殴られ叩かれます。膝小僧を両手でかかえ、ちいさく体を丸め、絹を裂くような悲鳴を上げていても、決して許してはくれません。それが、親の特権なのか、それが、人間なのです。




 昔、社会人になり小さな花屋さんに勤めました。パッチリとした目と長いまつげを持つ、沖縄生まれ育ちの愉快で、陽気な同僚が言った事があります。



 『社長って、何をしても駄目なんで。』




 そうなのです。小さな花屋さんの社長です。気の済むまで、社員を追い回し、怒鳴り散らさないと気がすまないのです。小さな会社で、ホテルの仕事をしていて、お金は入ってきていたのです。しかし、それを社員である私達には、わかりません。お金が入ってくると、人は偉くなるようなのです。権力と呼ぶ力を、見せたかったのだろうと、思います。




 その花屋さんは、息子の代まで続きません。その花屋さんは、なくなっていました。自然と、私も、両親の顔を見なくなりました。もう、両親は死んでいるでしょう。何度も、自分の心に問いました。そして、彼らから離れた事を、ほっとしています。自分にも、自分自身を守る分別があるのだと、自分を認めています。そういえば、あるとき、私の顔を見ずに、こんな事を云って、私をえらく感心させた人がいました。




 『子供は小さい頃に、親の恩を返しているよ。』




 確かに、そうなのです。子供だけです、両親に無条件で信頼と呼ぶ力を与えているのは。誰が他にそのような力を与えてくれますか? 誰もいませんよ。そして、このような悲しい事件は、今後も決してなくならないでしょう。人間が、この世に存在する限りは。






2012年9月23日日曜日

日本人がおかれている状態と、矢沢栄吉さんのロックンロールが、どうしても演歌に聞こえてしまうわけ



 『君はファンキモンキーベビー~♪ いかれてるよぉ~♪ 』




 16ビートで唄うロックンローラ、矢沢栄吉さん。最近、なんとなく納得しています。昔から、ちょっと違和感をもっていて、なんだか、違うなあぁ~と、思っていたのです。なんか、シャウトしてないのです。それもそうだよね。日本国政府の戦後処理って、未だに終わっていないんだもの。




 北朝鮮の拉致問題、そして、戦没者の遺骨も回収していないんだもの。マスコミが今まで、私達一般者に報道してきたのは、どうでも良い事ばかりでした。体にアーチェリーの矢が刺さっている、矢鴨のニュースとか、日本人が日本人でいる為に必要な報道ってなかったような気がします。そんな日本の、どうでも良いニュースを聞いていたら、栄吉さんのロックンロールの歌は、なんか知らないところで怨念を込めたメロデイに変わってしまう演歌になってしまいます。




 ちゃんとした事、あるいは報道が出来て、他でもちゃんとしたものになるのだと思います。北朝鮮の拉致問題、戦没者の遺骨収集だけに限らないでしょう。まだまだ、日本人が日本人として、やるべきことが隠されているはずです。人が人として、やる事をやらなければ、人でいることはできないでしょう。ちゃんとした事も出来ない日本で歌う、日本人の16ビートのシャウトしたロックンロールも、どうしても演歌に聞こえてくるでしょう。



 
 ご先祖様の事をちゃんと考えの中に入れなければ、ただの馬鹿だよ。経済大国3位になった、日本。でも、国民の生活をちゃんとしたものに出来なければ、どの国も日本国には、敬意は払わないでしょう。いくら援助金をもらっても、パンツ一枚の格好で渡されているような事と一緒です。援助金はちゃんとした服装をした人から、もらいたいよ。そして、それが、今の日本国だよ。




 最近、スーパーマーケットで、良く欧米人を見かけるようになりました。欧米の人達、逃げるように買い物をしています。耐えられないのです。日本のスーパーマーケットの中にいられないのです。どのようなものが、欧米人や海外の人に受け入れられないのか、日本人は認めていません。知ってはいますが、言葉にはださないのです。うさぎ小屋で生活している日本人には、云えないのです。



 
 ちゃんと出来ないのが、日本人なのです。床屋に行けば、血だらけにされてしまいます。歯医者にいけば、虫歯は全部差し歯にされてしまいます。この間も、ある冶自体の試験の緊急放送を流したつもりが、電波が出ていなくて、試験にならなかったようです。どうするんだろう。緊急時は一体。




 ちゃんと、やれよう。それは、自分も一緒だよね。自分自身にも、いいましょう。



 『ちゃんと、やれよう。』




 平成24年9月21日日曜日の雨に思うんだよ。続くんだよね。秋の長雨って。




 

2012年9月20日木曜日

解決しない拉致問題と、京王線千歳烏山駅付近の踏み切り前で待つ1時間の景色



 『カンカンカンカン・・・・・・カンカン。』



 ここは京王線千歳烏山駅の近くにある小さな踏切です。前には2台の車があり、バックミラーに映る車の列は、目に見える限り続いています。時計を見ると8時30分です。曇り空の9月19日木曜日の朝の通勤時間です。踏み切りの向こう側には、同じくたくさんの車と、青いシャツ、紺色の制服制帽を被った年配の警察官が、うつむきながら赤い信号の点滅器の下で、踏み切りの開くのを待っています。そんな警察官の周りにいた、会社員や高校生達は、次々に踏み切りの前から諦めたように、どこかに立ち去っていきます。私の車の前を、ときおり高校の女学生が白いブラウスと制服のスカートを履いて、自転車に乗り横切っていきます。



 もう、1時間踏み切りの前にいます。そして、クラクションも鳴らす車も無く、静かに全ての車が踏み切りの開くのを待っているのです。そして、さっきまで踏み切りの前にいた自転車に乗った年配の警察官も諦めて、どこかにいってしまいました。




 京王線の踏み切りが開かない事は、もう何年も前から知られている事です。そして、今朝は、うっかりして、その踏み切りの前に並んでしまったのです。うかつでした。そして、日本人の限界を知らない忍耐力に恐れ入っているのです。もう、待つしかないのです。




 しかし、なんだろう。この受け入れる事をしてはいけない事情を、受け入れてしまっている現実は、なんだろう。1時間も踏み切りが開かないのだ。それを、今ここに、受け入れている多くの日本人がいる。もちろん、多くの人達が、関係者が、この京王線の踏み切りを問題の無いように、したいと考え、申し入れ、何らかの働きかけをしたのだろう。多分。




 変わらない日本人を見る思いだ。天皇が住む皇居の周りの池の中で丸太のように動かないでいる大きな灰色の魚、鯉を見ているようだ。地震や災害が起こった時だけ、大騒ぎする。そして、しばらくすると忘れてしまうのだ。次の地震や災害がくるまで、そのことを忘れてしまうのだ。今も、原発事故で家を失った人達や、原発のメルトダウンの様子も分からないでいる。そのことも、忘れようとしてしまっている。




 北朝鮮にいる日本人は、忘れないでしょう。日本にいる日本人は忘れていても、日本の事を。拉致家族の人達は、忘れてしまったのです。人間の怒りを表現する方法をです。何故怒りを正直に顔に体に、拳に込めて表現しないのでしょう。疲れてしまったのでしょうか? 日本政府の拉致担当者なる人の顔を見れば、すべてが分かります。拉致家族の人が、まだまだ踏み切りの前で黙って静かに待つように待つだろと・・・・。



 昔、北朝鮮にだ捕された漁船の紅粉船長の家族は、何度も何度も、たくさんの政治家の人に助けて下さいと、懇願したに違いないのです。ことわられ、無視され、知らぬふりをされたのです。それでも、諦めずに懇願したのです。心から、命が続く限り、それをしようとしたのでしょう。そして、そんな人の諦めをしらない行動、それを見過ごしたら、政権与党であった自民党は無くなってしまうと恐れ、自民党の実力者金丸信が北朝鮮に渡って、紅粉船長をかえしてもらったのでしょう。




 拉致問題は拉致された日本人と家族だけでは無く、日本と日本人の姿そのものなのだ。京王線の踏み切りで、踏み切りが開くまで待つ人達なのだ。皇居の池の中で丸太のように肥えた鯉のように、誰かが餌を投げてくれるのを待つのだ。誰かがしてくれるのを・・・・・。



 しかし、何年かしたら、拉致被害者も拉致家族も、この世から死んでいなくなってしまう。そして、日本にいるのは、増税をする財務省と民主党、増税を支払う国民だけになってしまう。何もすることなく、税金を徴収する者と、税金を支払う者だけだ。苦しんで、困っている人を助ける事を忘れて・・・。これって、恐ろしい人殺し犬になってしまうって事だよ。きっと。




 『家族が攫われてしまいました。心が苦しくて痛いと叫んでいます。何とか力を貸して下さい。どうそ、助けて下さい。』

 『税金を払え! ワンワン! ウー! ワンワン!』

 『放射能事故で家を追われてしまいました。どうしたらいいんでしょう。』

 『ウー! ワンワン! 払え、税金を! 代表選挙で忙しい、忙しい! ワン。』







2012年9月14日金曜日

オレオレ詐欺が続くニュースを日々見て思う。日本人の性質と、昔見たテレビ番組の中で中国から豚を輸入した人の困った顔を思い出す。



 『お金の入った、会社の鞄を無くしてしまったので、1500万円貸して欲しい。』




 そのような電話を受けた年老いたお母さんが、指定した場所で待っていた男に1500万円を渡した。何時ごろからでしょ、そんな事件が、そのようなニュースが止む事無く流れます。こんな事件が始まってから、何年も何年も経つのですが、今現在も続いているのです。学ぶことが出来ないものなのでしょうか?




 まあ、被害者になってみないと、そのときの考えがどのようなものなのか、分からないですが。巧妙な手口で、人間の心理を読んでいるのだと思います。加害者の方も、生活を掛けてあれやこれやで、芸術の域に達するような考えをめぐらせているのでしょう。




 しかし、昔中国から子豚をたくさん生む豚を輸入した人の話をテレビで見ました。その当時は天安門事件前の昔の中国からの輸入です。輸入してから、豚の代金が誤っているとの知らせを受け、中国の人の言い値で支払っいました。1000万円です。その当時の中国の物価と情勢を考えると、とんでもない値段を吹っかけられたに違いないのです。ですが、テレビの番組では、その支払いは、家族と困った顔をしながらも日本で豚の飼育をする人は、支払いを済ませました。




 あまりにも人が良すぎます。また、狭い了見でしか見ることが出来ない日本人なのだと思います。俗に言う 性善説と言うものです。ちょっと昔、さばさばした感じでテレビで云っていた歳相応の女性がいました。騙すより騙された方がいいと云う考えをです。まあ、考えを放棄しているような顔をした女性でした。テレビタレントだったのかと思います。相談出来る人や、考えを巡らせる人、解決出来る人が、日本人にはいないのだと思います。それで、日本の自動車会社や、大企業のCEOは海外の人が多いのです。




 そういえば、小さい頃にあまり外食をした記憶がありません。知っていたのです。外食すると、なれない物を食べると、お腹を壊してしまうことをです。それは、経験して学んでいたのだと思います。昔の田舎の賢い人達は。




 チェーン店のカレーハススに入って、カレーライスを注文して食べると良くお腹を壊します。考えたら、そうなるはずなのです。そうそう、お客が入らない店が多いはずなのですから。それに、人のお腹の事を考える事が出来ないアルバイトの店員がしているのです。当たり前にお腹を壊すはずです。



 オレオレ詐欺、カレーのチェーン店、民主党。自分でやる事を考え、自分でやるしかないのです。一緒に日本を良くしましょう。一緒に考え、一緒にやりましょうと、いう議員さんを選びましょう。任せてくださいと云う議員さんは、ちょっと危ない議員さんです。また、民主党の議員さんと同じ事をするでしょう。三人寄れば文殊の知恵なのです。一緒にやれば、文殊の知恵を利用できるのです。そうそう頭の良い人はいないのです。





 そういえば去年ですが、何も分からずに、確認もしないまま、港区赤坂の街角で若い男の警察官が出した交通違反の青切符を目の前に見たとき、何も考えずに、納得もしていないのに、サインをしてしまった事がありました。後から、赤坂の警察署に電話して、警察署の電話受付の警察官と事の顛末を話をして、本人の同意を得てサインをするのが、本当だと知りました。あたりまえの事ですが、なかなか難しいものです。








2012年9月12日水曜日

渋谷神泉町の交差点で信号待ちをして見かけた光景を見て思う、昔住んだ二子玉川の生活



 ここは渋谷区神泉町の交差点です。恵比寿、三軒茶屋、渋谷駅、初台方向に道が分かれる大きな交差点です。恵比寿から、初台方向に向かう横断歩道の手前で自転車に乗り、信号待ちをしていました。平成24年9月初旬、時間は夜の8時頃です。周りは夜の暗闇が被っています。しかし、神泉町には帰宅途中の若いサラリーマン、OLがたくさん私と一緒に、明るいネオンの下の横断歩道で信号待ちをしています。




 そして、たくさんの自転車も、思い思いの格好をした人達で、それぞれの方向で信号待ちをしています。しかし、自転車に乗っている人達を除いて、信号待ちをしている若い人達が同じ事をしています。それは、みんな片手にi-phonを持っているのです。そして、i-phonを残りの手で操作しています。器用な人は、i-phonを持った手の指で操作しています。ぱっと見て、大体5人ぐらいでしょうか、みんながi-phonを手に持ち、その目はi-phonを見ています。




 この光景は、昔住んだ二子玉川の住人達を思い出させます。二子玉川の人達は、みんな同じ方向を向いているのです。街を歩いている二子玉川の人達って、牛肉や、牛乳を出す牛のようなのです。同じ方向を向いているのです。そして、私が住んでいた時は、二子玉川の人達のファッションなのか、どうかは知りませんが、上から下まで黒ずくめの服装が主流でした。真っ黒けなのです。そして、何か常に人の様子を伺う感じでした。それに比べて川向こうの溝の口は、みんなてんでんばらばらです。みんな違う方向に向いています。二子玉川と対称的に開放感溢れる空気です。多分、二子玉川の街を歩いている人達は、どこからか、よそから来た人なのだ。




 田舎の方に行くと、たまに白と黒の乳牛が放牧されています。そして、この乳牛は必ず同じ方向を向いて草を食んでいるのです。



 牛は、昔からの習性なのでしょう。何か同じ方向を向いていないと、駄目なのです。日本人は牛と同じで、流行で同じ事をするのとは、ちょっと違うような感じを受けます。誰かが何かをすると、それに追随しないと駄目なのです。昔の日本では、ラジオが普及してから、あっと言う間にテレビがその後を追いました。思い出すと、どの家の屋根にも、テレビアンテナが備え付けられました。トタン屋根の家にも、どこの貧しい家の屋根屋根にもです。まさに、となりの百姓、そのものです。となりが、田植えを始めると、うちも田植えをする。




 しかし、普及しないものもあります。それは、考えです。先祖代々の人達の歴史なんかは、あまり聞きません。日本の歴史もです。もちろん、学校の教科書に出て来るような歴史はありますが、本当の事は私達の耳や脳髄には一切入ってきません。マスコミが流すニュースや報道にはです。本当の事であれば、目がキラキ光って聞きを立てさせ、心が嬉しくて、嬉しさに小躍りするはずなのです。




 どうしてなんでしょう? これって? これが日本人なのでしょうか? 根幹部分のものがないのです。考えの元になるもの、揺るがないものがないのです。民主党、自民党、維新の会、どうなんでしょう? いきあたりばったりのような感じがします。





2012年9月6日木曜日

新宿の方南通りにある潰れた牛丼店を見て思う、繰り返される日本の過ち




 『潰れたんだ。やっぱりなぁ~。潰れるよ。あんなアルバイトの女性店員を雇っていたんじゃなぁ~。』





 ここは新宿の方南通りです。新宿~方南町~永福町を走っている通りです。夏のじりじりと照りつける強烈な太陽の陽射しの下で、赤やピンク、紫の花を涼しげに咲かせるサルスベリの木が街路樹として植えてあります。そんな、方南通り新宿の熊野神社交差点の近くに、色々な飲食店が立ち並ぶ場所があります。



 しかし、その中の牛丼店だけが、閉まっています。入り口全体が大きなガラス戸になっていて店の中が見えます。店の内部は、椅子や料理道具が入り口に逆さになって乱雑に置いてあります。ギラギラと照りつける太陽の下、平成24年の、この8月の夏に潰れたのです。




 この牛丼店は、小規模のチェーン店です。あまり名前を見かけない牛丼専門店です。3度ぐらい、この店に入って夕食を済ませたことがあります。何故か、むしょうに赤い紅しょうがが食べたくなったのです。最初に店に入ったときは、何も考えがありませんでした。でも、何故か、客である男達が背中を丸めて、うつむき加減で牛丼を食べている感じがしました。




 2度3度と店に入ると、そうゆう店だと分かりました。異常に男達が、固まってしまったような感じで背中を丸め、食べなければならない店なのです。客と店員との間に、変な溝があるのです。それが、何かは分かりません。厨房と入り口ドアとの間に、長い赤い色をしたテーブルのカウンタが2列に並んでいるのですが、距離があります。若い女性店員は、注文を聞くと、厨房に戻ります。そして、客の注文品(主に牛丼)を客のテーブルに置くと、厨房に戻ります。そして、斜めに背を向けて厨房に居て、牛丼を作っている男子店員と向き合って、気さくな感じで話しに講じています。




 なんか、客と店員とが、違う空気を感じています。店に入って牛丼を注文して食べるのが、重苦しいぐらい、罪悪感を感じてしまうのです。女性店員に悪気は無いのでしょう。関係ないのです。店が繁盛しようが、潰れようが。彼女達は時給で働いているアルバイトなのです。




 そして、その隣りにあるファーストチェーンである定食屋さんには、しきなしに客が入っては、食事を済ませ出て行きます。この定食屋さんは、とても、忙しく繁盛しているのです。この定食屋さんと、潰れた牛丼屋さんとの違いは、客と店員との距離が適切な間隔に保たれているせいだと、思われます。客と店員との、空気が淀んでいないのです。




 やはり、どこかで、空気が流れていないと駄目なのです。空気が流れないような気密性の高い構造をした建物に入っている飲食店は、潰れていますね。また、外界との接触を立たれている、会社や国は、どこかで時代の流れに取り残されて、疲弊しています。旧西側国の国もそうだし、先進的な製品を開発した会社も、情報が漏れる事を心配して、人の流れを規制したことが原因で、会社自体が潰れ、無くなっています。




 日本国政府はどうでしょう。先の選挙では、隠蔽体質、昔の体質から脱却出来ない自民党は民主党に敗れました。そして、何の政策も時代の流れも感じられない、民主党が今、まさに破れ、消えさろうとしています。日本国民の拉致を認める事が出来ず、世界の空気を感じとることが出来なかった、社会党のように。




 しかし、本当は、民主党でも、自民党でも、社会党でも、マスコミでもないのです。日本国民が、声を上げないと、何も変わらないのです。世界の人々が日本を見て、言います。




 『戦後何十年も経つのに、日本は何も変わっていない。』


 『日本の国民は、北朝鮮の国民と、本当に良く似ている。』




 何かを話したり、云う事によって、意識や事態が変わるだろうし、間違いを認識理解し、間違い、間違った人達を許容する幅を持つ機会も出てきて、大人になれるのだ。昔、船乗りである男の人が言った事が記憶の片隅にある。




 『船に積んでいる飲み水は、常に揺れていて、空気に触れているから、腐らないんだ。』




 あなたが、もし、悩み、疲れているのなら、天気の良い、あるいは雨の日でも、部屋を出て青空でも、夜空の下でも、歩き始めると分かります。すぐに、自分の気持ちが晴れ晴れとしてくることがです。新しい空気に触れたせいなのです。歩けば歩くほど、新しい空気に触れれば触れるほど、新鮮な気分が、何処か体の中から湧き出てくるのが分かるはずだ。それが分からないのなら、相当重症です。なんらかの、手立てが必要です。本当に、気の毒です。





 せんがく諸島の中国関係、竹島問題の韓国関係、普天間問題、オスプレイの日米関係、北朝鮮拉致問題、北方領土のロシア関係、そして原発等、決して閉ざさないで欲しい。あらたな空気に触れる政策を、開発、推進して欲しい。決して、決して狭い了見で、隠蔽なんかするなよ。選挙目当ての発言、狭い了見で、それぞれの世界から日本人の考えや、会話が消えてしまうことは避けて欲しい、見え透いたパフォーマンスなんかしていると、ほんとに馬鹿に見えるから止めたほうが良いよ。





 個人もそうだ。仕事ばかりしていて、遊ぶことを学ばない人は、おかしな人間になっている。そして、それば日本人なのだ。去年の冬に、働いている女性と二言、三言話しました。




 『歩く事は健康に良いですけどね~。』

 『馬鹿な事言わないで下さい!』



 強烈な感じで言い返されました。多分、内臓疾患で苦しんでいる方の大半が、適度に体を動かさないのが原因だと思うのです。水が腐らないのは、常に新鮮な空気に触れるからなのです。分からない人には、分からないのだと思います。そして、苦しみを伴う内臓疾患、肉体的な病気になるのです。










 

2012年8月24日金曜日

韓国と日本の竹島問題と、横浜の灰色のアスファルトの道の上で話ながら、怒りを爆発させて自転車に乗っていた二人の小さな女の子との共通点


 
 『頭にくんなぁ~! もう、ほんとにぃ~! あいつぅ~!』

 『だからぁ~! 相手にしなきゃ、いいじゃない!』

 『もう、はらたつう!』

 『だからぁ~! 相手にしなきゃ、いいじゃない!』

 『もう、あいつぅ~!』

 『だからぁ~!』



 ここは、横浜港北区の綱島である。夏の天気の良い日に、小さな女の子が焼けた灰色のアスファルトの道路の上を、自転車に乗って、家路に帰る途中らしいのです。小さな女の子がする野球の練習をしてきた後らしいのです。オレンジ色の野球のユニフォームを着ています。小学校3年生と4年生ぐらいの歳みたいです。小さな方の女の子が、怒りを爆発させています。どうも、今日の練習で、面白くない相手がいたらしいのです。そして、何度も小競り合いのような状態になったらしいのです。大きな女の子が、解決方法を指南しているのですが、どうも怒りが収まらないようなのです。


 
 夏の強烈な陽射しの下を、2人で自転車に乗って家路に帰る2人の少女でした。



 テレビのニュース画面で大きな顔をした野田首相が、のんきな声でいいます。竹島上陸と天皇陛下の謝罪について、韓国が野田首相の親書を受け取らないことについて、考えを述べたのです。まあ、イ・ミヨンバク大統領も野田政権も、明日は無い者同士なのですが・・・・。



 『韓国はどうしちゃったのでしょ。』



 そんな事ってあります。そんな人っています。そんな状態に突入してしまう時ってあります。そんなになったら、ちょっと相手にする事を止めるしかありません。かまっていると、つまらない結末になるのが、分かっているからです。出来たら、楽しい相手を、良いアイデアを持っている相手と付き合うべきです



 北朝鮮は、今、どこの国にも相手にされなくなって、日本国政府に近ついてきています。大東亜戦争の戦後処理のひとつである、日本の戦死者を日本国に引渡しを申し出ているらしいのです。



 日本国政府にも、大きな女の子と同じ知恵や、対処方法があることを、平成24年の残暑厳しい夏の日に、切に希望してます。



 東京港区赤坂の繁華街でチンチクリンな顔をした整形美人の韓国ホステスさんの手を握って、でれでれ鼻の下を伸ばしている、いかにも女にもてない日本の男達の事も、考えてあげて下さい。それに、韓国も、日本もパンツ一丁の姿、格好で争っているようです。争う前に、ちゃんとズボンぐらい履いてから、やって欲しいよ。









2012年8月19日日曜日

ヨーロッパフラミンゴの自由な生き方と、日本の中学校に通う中学生のいじめ自殺問題



 『かまわねえから、先生でもなんでも、間違った事言ってんなら、包丁で、どてっぱら、ぶっ刺してやれって、云うぞ、俺の親!』


 『ははは! 枝藤! それは、ちょっと。はははぁ!』




 昔、中学校に中学生として通っていたとき、同じクラスの同級生が先生の居ない昼休みの時間に、教室の中に居る生徒、誰もに聞こえる大きな声で言い放っちました。それに対して、運動部の同級生がありえない考えであると、笑いながら応じたのです。しかし、私の兄も、私に同じ事を言った事があります。その時、私は頭と心の中で思いました。そんな事しちゃったら、後々どうするんだよ、一体。え。警察が来るだろうし、その後、大変な事になってしまうだろう。誰が責任を取るんだ、と。




 大津中学校の2年生男子生徒の自殺問題で、ニュースの中で度々顔を出していた教育委員が襲われて、頭をハンマーで割られたような知らせがありました。良い悪いは別にして、もう薄笑いを浮かべた顔をして安易な感じで要領を得ない事を、云う事は出来ないのです。




 『自殺といじめの因果関係は判別できない。』




 と。襲った人は、教育委員が事実を隠していると、思ったと、云ってるそうなのです。あつくなっちゃう人って居るのですよね。言葉遊びなのか、ふらふら、へらへらして、なんとかなると思ったのでしょう。教育委員をするのも、命がけなのを知らなかった、教育委員のようでした。




 ピンク色の羽を広げ、自由を手にいれたフラミンゴが、北海道にいます。旭川動物園から脱走したそうです。飼育係りが何とか、捕獲したいと作戦を練って、何度か捕獲を試みています。しかし、今のところ、フラミンゴの方が知恵が勝っていて、捕まっていません。自由であるべきだよね。あるがままに、自由に生きていくべきだよ。その為に、空を飛ぶ翼を持っているんだから。




 ちなみに、誰もが知っているアメリカの発明王エジソンは、泣いて学校をいやがり学校に通わなかったそうです。そして、エジソンの母親は、それを、許したのです。マス教育で、白いブロイラーになるなら、学校に通わせることをよしとしなかったのです。どうですか、日本のお母さんたちには、想像も出来ないでしょう。




 旭川動物園の責任者、フラミンゴの飼育係には、申し訳ないけれど。




 『絶対、捕まんなよ!』









2012年8月11日土曜日

信を問われている日本人。そして、その事に気が付いているのか? 日本人は、人であるかどうかを問われているのです。



 『国民に信を問うのは、当たり前の事である。』



 眼鏡をかけ、おでこが広い自民党の党首、谷垣総裁がニュース画面で、影のある顔で言います。消費税と社会保障の一体改革法案が採決されたのです。信を問うてから、法案の採決をするのが、常識ですが、法案の採決をしてから、国民に信を問うという順序を無視したやり方です。税金を使い放題使って、そして、増税を進める日本の国会議員達、そして、それを黙って見ている日本国民。



 しかし、何も云わない日本の人達が、どうゆう訳か、首相官邸前、国会議事堂を取り囲んで、原発反対を叫んでいます。なんなのでしょう? この原子力発電所稼動反対は? いつも、黙っていいなりになっている日本の人達のやり方では、ありません。




 昨日も警察のパトカーに追跡されて、小さな女の子をひき逃げしてしまった酔っ払い運転者がいました。女の子は死亡してしまいました。何度こんな事故を起すのでしょう。警察は追跡行為に問題は無かったといいます。何度、何度、寂しい事故を起せば、警察は事の事態を改善しようとするのでしょう。ですが、決して止めないでしょう。これからも、追跡行為をして、死亡者の数を増やすでしょう。そう、警察はお上なのです。さからうと、こうだぞ、と。




 そうなのです。何時も私達、日本人は身近に見ているのです。接しているのです。東京の渋谷と神奈川の横浜を走る東急東横線の横浜駅に降りた時です。家路を急ぐサラリーマンが、電車を降りたホームで、大きな声で、急ぎ足で、立ち去りながら言い放ちました。



 『殴れ、殴れ!』



 小さな男の子が、お母さんの云う事を聞かずに、駄々をこねてい泣いていたのです。それを見ながら、足早に立ち去りながら、普段着のサラリーマンが大きな声で、お母さんに言ったのです。




 有無を言わさない、やり方が日本のやり方なのです。それが、まかり通ってしまうのです。人が人である為には、人である事を口に、言葉に出して話さなければなりません。ちゃんとした、話の内容、話し方で。それが、現在も出来ていないと云う事なのです。



 大津中学校の男子生徒の自殺にしても、中学校が中学校ではなくなってしまったのです。いじめとか、未成年者とかではなく、人が人である事を出来なくなっているのです。



 日本の人達が問われているのは、あなたは自分の考えや、気持ちを持っている人なのですか? と、云う事なのです。そして、自分自身と、隣りの隣人と、子供や、両親、と話す事がありますか? と、云う事なのです。あなたは、貴方が話せる雰囲気の中にいますか? そんな事も考えた事も無いですか?



 白い羽を持つ鶏のブロイラーになってしまいましたか?




2012年8月1日水曜日

知らぬ間に嘘をついている日本の人達。こんな人達が、子供に嘘を付くなと言った教育が出来るでしょうか? そんな自覚さえない日本の人達。



 『お客さん、レジに並んでいるんですか? レジなら、こっちですよ。』



 レジ係の若い男の店員が、私に話しかけてきました。




 『ああ、こっちね。』




 夏のうだるような暑さの日曜日、午前中に近所のスーパマーケットに買い物をする為に来ました。液体洗剤のパックと固形洗剤を手に持ち、レジ前に立っていました。しかし、製品棚が邪魔をして、レジの買い物客の並ぶ進行列が見えませんでした。




 列には先客が二組程並んでいました。私の前には、若い夫婦が小さな子を抱きかかえて並んでいました。旦那の方が、奥さんに何か一言云いながら、奥さんから離れていきました。小さな女の子が小柄な奥さんに抱かれています。私の顔を、遠慮がちに見ています。小さな顔の中の小さな目が、じっと私の顔を眺めています。



 笑顔を作りながら、短かな髪の毛の女の子に目を向けると、女の子も笑顔を返してきました。私が、体をずらして、女の子の視線から見えなくなると、急いで母親の両手に抱かれている体を反対方向に移動して、私の顔を見続けます。



 小さな子なので、正直に行動しているのです。興味のあるものに、反応しているのです。小さな女の子の顔は、まだまだ添加物の影響を受けていないせいか、子供特有の素直さを、現しています。



 若い頃、街中を良く歩いていました。分けもなく、新宿、渋谷、原宿と、ぶらぶら歩いていました。休日には、朝から歩いていたような気がします。ですが、人混みの中を歩く自分の中で、恥ずかしくなっている気持ちに、良く気が付きました。そして、自分の姿がビルの窓に映っている姿を見ると、別段恥ずかしがる姿や顔をしていませんでした。



 今、何故若い時に、あのように恥ずかしがっていたのかが分かるような気がします。それは、人混みの中に、正々堂々とした人が居なかったのです。みんな変な顔、姿をしていたのです。それは、自然な食べ物を食べていなかったせいなのだと思います。インスタントラーメンや添加物が添加された、肉や魚、調味料を摂取している顔でした。そのような顔をたくさん見ていたら、恥ずかしい気持ちになるのは、普通の事です。特に、若い時分には、自然にそうなってしまいます。




 社会に不正があるのは、しょうがないものです。食べ物に添加する不正も、そのひとつです。また、それぞれの都合があり、どうしようもない場合もあるでしょう。ですが、まず、嘘をついている食べ物から、注意したいものです。嘘を付いている顔にならない為に。立場上、どうしても添加物交じりの食べ物を食べたり飲んだり、嘘を付かなければ、ならない場合もあるでしょう。嘘も方便です。良い大の大人が、馬鹿正直では、困ります。



 小さな女の子は、私の顔が嘘を付いていない食べ物を食べている事に気が付いたのです。子供の正直さで。そして、笑顔を返してきたのです。小さな子猫のように。



 出来たら、正直な顔をして、原発反対や、北朝鮮拉致問題、不景気の中の消費税増税の問題を解決出来たらと思います。では、今の民主党の議員さんの顔は正直な顔をしているでしょうか? まあ、色々な顔をしている事は承知していますが、正直な顔は、どこにいるでしょ。





2012年7月31日火曜日

首相官邸前、国会議事堂の原発反対デモを見て思う、昔も今も、機関銃の前に、知らない誰かの突撃命令を受け機関銃の銃弾が待っているとも知らずに、突撃をする日本の人達



 『突撃!』



 日本兵は、この突撃命令を耳に聞き、密林のジャングルに向かって、迷彩色のヘルメットを頭に被り、銃剣を突撃銃に装填して、突撃したそうです。そして、1万名の日本兵が、全て待ち構えていた、機関銃の前で弾に撃たれて次々と倒れ、死んだそうです。そして、次の補給兵1万人が日本から送られると、また、同じ突撃命令を、一万人の日本兵に命令したそうです。そして、同じく、一万人の日本兵が機関銃の弾に撃たれて、密林のジャングルの中で死んだそうです。



 インタネットの第二次世界大戦、大東亜戦争の日本軍の戦争の遂行方法が動画として、アップロードしてありました。その突撃命令が、何回繰り返されたのかは、分かりません。しかし、その日本軍はアジアの密林のジャングルの中で、戦いに敗れ、敗退したそうです。



 何も考える事が出来ない、日本軍の司令部と、何も知らされる事がない、多くの日本兵でした。何故? 分かりません。そう、教えられてきたのだと思います。そう、教育されて、育てられらて来たのです。考えるなっと。



 毎週金曜日に、東京港区の首相官邸前、国会議事堂前で、原発反対のデモが行われています。それは、本当に原発反対の声なのでしょうか? 原発再稼動反対の声なのでしょうか? 



 何か違うと思えるのです。現在の日本国政府の考えって、日本国ではなく、違う国の事を考えて政策が取られているようです。日本国政府の考えではなく、異なる国の考えを実行しているように思えます。



 何故なんでしょう?



 拉致問題が世間様に知らされたのは、この間の事です。みんな、思っていましたが、誰も口にする事が出来なかったのです。今、拉致問題は解決するような、解決しようとするような空気が日本国にはありません。日本国政府の担当者の顔には、解決出来るような思案が、全然ありません。




 滋賀県大津中学校の中学生2年生の自殺問題に対する、教育委員の言葉を聞くと、何か違う感覚の人達だと思えます。何の為の教育委員なのかが、分かりません。何の為に居る人たちなのでしょう。




 景気も悪く、増税する時期でもないのに、増税してしまう民主党政府。何の為の増税なのでしょう。何を見て、政策を遂行しようとしているのでしょう。約束した事は、ほとんど出来なかった民主党政権。ニュース画面で見る超党派の政治家の、誠にとぼけまくっている発言。




 そうなのです。原発反対、再稼動反対の声ではなく、日本国政府反対の声なのだと思うのです。日本が日本では無くなっている事に反対しているのです。




 多くの人々は、世界の人々がうらやむような、住み心地の良い住宅に住み、安心して、老後を過ごせる日本にしたいのです。安心出来る食べ物を食べ、毎日を仕事、生活に精を出して送りたいのです。それだけなのです。それが、出来るはずなのに、なんだか違う事をしています。日本国民が、思っている事と全然違う方向に向かっているのです。





 本当の事を報道しない、出来ないマスコミ。何故なのでしょう。日本国民を惑わす、報道としか思えないニュースを見ます。何故なのでしょう? 何故?





 このニュースは本当だと思います。今日のニュースで母乳から、放射性物質が検出され、子供に母乳を与えてよいかどうか、考えていたという若いお母さんの顔と言葉が流れていました。そして、2~3日前には線量計に鉛を被せて福島県の原発事故作業をしていたという作業員の顔を映さない映像が流されていました。労働厚生省は、とんでもないことだと声明を発表しましたが、大勢の人々は、口先だけと思っているはずです。






















2012年7月24日火曜日

現在の日本国民って、昔、お袋さんが話していた、ある不幸な女性のような感じです。


 『あれ~! 何にも良いことねえじゃねえか~。ひでえなぁ~。あれ~。なんだあ~。』



 相当、昔に、お袋さんが夕食の支度をしながら、言い放ちました。どうも、1人の女性が死んだ知らせを聞いたのです。死んだ、その女性、とても、素敵な女性だったらしいのです。ですが、父親の言いつけで、ある家に嫁に行ったそうなのです。その言い付けとは、その嫁いだ先の父親と御酒の席で、女性の父親との話しで決まったそうなのです。本当に、昔の人達のなのです。



 『家に嫁の来てが、いない。』



 それを、聞いた女性の父親が、御酒の席で軽い気持ちで云ったそうなのです。すると、嫁ぎ先の父親が、勢い込んで確認を迫ったそうなのです。そして、女性の父親は、やむなくというか、昔の人の素直さなのでしょう。断われなかったそうです。




 『じゃ、家の娘は、どうだ。』

 『それは、本当だな!』




 そして、娘さんは、その家に嫁に行ったそうなのです。そして、その嫁ぎ先の息子というのは、化け物のような顔をした男だったそうです。この女性、どのような気持ちで、毎日を過ごしていたのでしょう。ですが、世の中、悪いことばかりではなく、子供も大きくなり、何やら商売を始めたようなのです。そして、うまく行き始めたそうなのです。そして、何とか生活が活性化しはじめた矢先に、交通事故で死んでしまったそうなのです。



 御袋さんは、この女性の事を思って、この女性が生きた日々に、何も良いことが、無かったんじゃないかと、思ったのです。



 日本の国民は、どうなのでしょう。何も言わすに、真面目に働いてきた。云いたいことも云わずに、馬鹿になって働いてきた。世界中のお金が、日本に集まったけど、国民の生活は、決して楽ではなかったバブル経済になりました。そのバブル経済は破裂して、遠い昔のかなたです。そして、現在を見てみれば、日本国民の事なんて、聞く耳もたないで、勝手な事をしている日本国政府。アメリカの云うままに、安全性が確認できない、オスプレイを日本に配備して、日本国中を飛び回らせると云う。日本の事を、なにも考えていないような、日本国政府のようです。



 原発の安全性や、対応を一部の人達だけで納得して、国民が話の外にいる原子力発電の継続。原発事故にどのように対応出来るのでしょうか? 何か知らされるのでしょうか、日本国民は。



 快適で裕福な楽しい毎日を送れる生活が、日本国民の未来にはあるのでしょうか? それとも、日本人って、馬鹿なのでしょうか?






2012年7月22日日曜日

災難に合い被害届を出すと、何やら後で怖くなる警察官の考えている事。何を考えているんだろう。



 『後で、私が会社に電話するよ。これが終わったら。』

 『でも、それとこれとは、全然関係ないので、始末書を書かされてしまうんですよ。』

 『だから、私が調書を書き終わったら、会社に警察署で被害届を書いたから、遅れたって電話する。』

 『でも、そんな電話をしても、駄目ですよ。だから、何とか早めに、調書と被害届を書いてくださいよ。』




 墨田区の警察署で、年配の刑事さんと世間話をしながら、調書を取られていました。最初に透明なグラスに氷が浮かんだ冷たい麦茶がだされ、つぎに暖かい緑色の緑茶が出されました。白い合板のテーブルには、ちょっと大きめの東芝製ノートパソコンと小さなプリンタが運び込まれました。刑事さんに聞かれる事に、全て応えていました。しかし、腕時計を見ると、相当時間が経っています。夏の日の夜、狭い取調べ室で、テーブルを挟んで、向き合って座っているのです。



 事件から、4時間が経過しているのに、相変らずパソコンのキーボードを叩いて、終わりそうもありません。左手首に巻いてある腕時計を顔の前に持ってきて眺めながら、綺麗な絵柄を持つ茶碗から、暖かい緑色の日本茶を飲んでいました。しかし、仕事時間に帰らないと、会社から始末書を書かされるのです。のんびりした空気の中で、刑事さんも仕事に精を出している、っといったう感じです。



 刑事さん、分かっていっているのか、それとも無意識で話したのか、分かりません。刑事さんが私の会社に警察署の都合で遅れると電話しても、会社に帰る時間が遅れ、勤務時間内に帰れなければ、始末書は書かなければならないのです。私の都合でも、警察署の都合でも、勤務時間内に帰らなければ、始末書は書くのです。そして、多少ですが、給料減給の罰則を受けるのです。



 しかし、以下にも警察署から、電話をすれば、始末書を書くことを免除されるような口ぶりで話す刑事です。それと、これとは別だと何回か話した後に、女性の刑事の見習いに声を掛けて、被害届を調書と平行して書くことにさせました。



 警察官、教育委員、検事、国会議員、子供に対する大人等、皆そうだと思います。権力を持つものは、自分の都合が優先されると思っちゃっているのです。昔の教師は、小さな小学生の女の子でも、自分の感情のままに、思いっきり張り手を、小さなホッペに叩きつけました。もちろん、小さな女の子の体は、斜め横に飛んでいきました。それが、当たり前だったのです。



 震災対応もちょうろくに出来ずに、大増税をする。危険を承知でオスプレイなる輸送機を国内に配備しようとする。国民の了解も危険性の説明もなく原発を再稼動する。際限なくやっています。日本国民って、白い飛べない羽を持つ鶏のブロイラーだと思っているようです。暗い部屋で飼育され、殺される日に明るみの中に引きずり出され、羽を毟られ、逆さまにされて息絶えるのです。それが、今の物言わぬ日本国民の姿なのです。



 日本国政府、議員さん、官僚の皆さんには、分かんないんだなあ~。ちょっとお金を持ったり、ちやほやされると偉くなったと思っちゃうんだなあ~。それが、人間なのだ。そうでしょ、あなたも。でも、本当は彼等に言うんじゃなく、自分自身に言うべきなんだ。もっと、ちゃんとしろよ! しっかりするんだぞ! っと。



 ちなみに、警察署の刑事さん、私の全てを記録しました。この記録は未来永劫、警察署のデータベースに残されているでしょう。しかし、犯人は逃げて捕まる可能性はないようですが、尻の穴まで、調べられたような感じです。意味が、あったのかなぁ~。






誤魔化しとしか思えない不正な事が、根ずく日本の社会。セブンイレブンよおまえもか



 ?




 『確認ボタンをお願いします。』



 ここは、世田谷区千歳船橋にあるセブンイレブンです。深夜、どうしてもジャンクフードを食べたくなって、部屋を出て来たのです。缶ビール、ポテトチップ、柿ピー、裂きイカ、カップヌードルを購入したのです。レジの表に金額と確認ボタンが表示されて、客は確認ボタンの表示を指で押す仕組みになっています。金額は188円です。



 ガスや電気代、電話料金等の公共料金をコンビニで支払うときに、同じように料金を確認するボタンが表示され、確認をします。ですが、今夜は別段、確認するものはありません。なんでしょう。この188円は、もう、何も考えずに押しました。




 部屋に帰って、缶ビールの口を開け、ごくごくとビールを飲みました。ツマミとして購入した柿ピー、裂きイカを食べていると、なんの金額がったんだろうと、自然に頭に浮かびます。そうです。裂きイカだと思います。値段札が並んでいる中、裂きイカの値段札だけ取れていました。そして、小さな袋に入っている裂きイカなのです。



 昔、東急東横線の綱島駅に近いアパートに住んでいました。綱島駅の改札口を出ると、左の車道に、良く軽トラックが横付けされて、果物なんかが売られていました。ある日の会社帰り、綱島駅を降りて、軽トラックを見ました。背の高い男の販売員に、小さな奥さんらしき女性が顔に怒りを込めて、何かいっているのでした。



 その日はみかんを、軽トラックに積んで売っているのでした。その光景を見て、私は思いました。この奥さん、ちゃんとした目と考えを持っている、しっかりした女性だなあ~と。実は、私も、この軽トラックに積んでいるみかんがおいしそうなオレンジ色で値段も格安だったので、購入したのです。ですが、実は、目に見えるみかんは飾りで、実際に売っているみかんは小さく萎んで萎びたみかんなのです。軽トラックの下の方に、そのみかんは積んであり、購入しようと勢い込んでいる客に差し出すのです。客は勢い込んでいるので、お金を支払って購入してしまいます。そのみかんが萎びて、小さくちじんでいてもです。冷静な判断を下す前に、勢いに負けてしまうのです。




 売っている背の高いめがねをかけた、すすけた顔の、商人とも呼べない男も、何故このようなみかんを購入するのか半信半疑で売っているようなのです。彼は、誰かの指示で売っているだけなのです。多分。




 セブンイレブンで188円の確認ボタンは裂きイカの値段です。あまりにも、小さな袋に入っている裂きイカから、値段が不相応なのでしょう。なんらかのクレームが付き、確認ボタンを表示することになったのでしょう。




 セブンイレブンに限りません。スーパーマーケット等でも、時おり見ます。値段を表示していない、シイタケの袋やジャガイモの袋をレジに持っていくと、思いがけないほど高い金額が表示されます。わかっていて、やっているのです。




 民主党のマニュフェスト、原発再稼動、選挙前のパフォーマンス。現在、首相官邸前で行われている原発反対運動は本当でしょうか? 沖縄配備の事故ばかり起しているというオスプレイは、日本に必要なものなのでしょうか? 野田政権って、本当なの? 東シナ海のガス田って、どうなったの?



 誰かの都合で、ちょん切られた情報では、何も判断、決断出来ないのが、今の日本人です。牛や豚は、モーとかブーブーと鳴いているだけなので、殺されて食べれらてしまいます。日本人も黙ってぶつぶつ云っているだけなので、好き放題やられてしまうのです。はっきりと云いましょう。首相官邸前に云ったら、少なくとも100回は原発反対を言いましょう。電気会社が、日本国政府が原発の危険性に対応する処置が出来ないのなら。





2012年7月21日土曜日

今後の衆議員総選挙は小沢一郎議員に入れると云う、なんだか顔も体も大きな頭髪が可笑しな形に禿げ上がった年配の男のひと。







 『野田総理は、嘘をついちゃったからね。あんなに、嘘を付いちゃったら、駄目だよ。増税しないって云ってて、増税しちゃったんだもの。マニュフェストを守らないんだもの。』

 『んん。まあ、そうですねぇ~。』

 『そういえば、原発反対は、今日もしてんのかなぁ~。』

 『ええ。やってますよ!』



 何か、体の大きな、どこか親しみを覚えるような感覚を身に付けた男と話をしました。筋肉質では無く、だらしないく太っているってな感じですね。服装は、そんなに上等な服を身に付けてはいません。まあ、夏のよれよれ感がある、軽い服装ですが、色合いは、黒灰系の色調です。どこか、灰色のアスファルトや東京の雑踏に溶け込んでしまう色合いです。




 『駄目だよね。民主党は。悪いのはせんがくなんだ。』

 『・・・・・。』

 『あいつが、悪巧みをしてるんだよね。』

 『まあ、菅政権のときは、影の総理っていわれていましたからね・・・。』

 『やっぱり、よくないよ~。』



 話を聞いていると、週刊誌をよく読んでいる人らしいのです。そして、物書きを仕事にしていて、知人も書き物をして食っている人らしいのです。



 『でも、週刊誌って、ほんとなんですか~?』

 『まあ、7割がた本当だよ。良く取材してるもの。』

 『でも、今度衆議院解散総選挙があったら、誰にいれるんですか?』

 『小沢一郎に入れるよ。彼、人気ないけどね。80%が指示しないっていってるけどね。』

 『はは。本当ですね。でも、どうしてですか?』

 『劇団四季で彼と、一緒のトイレだったんだ。黙ってたけどね。だから、なんか親しみを覚えるんだよ。』

 『ははは。』



 何か、小沢一郎議員とつれしょんをしたらしいのだ。となりどうしで、自然現象を処理したらしのです。そして、何も、小沢議員と話もしなかったらしいのです。でも、それだけで、小沢議員に親しみを感じたらしいのです。



 『云っちゃおうかな。ウラン。原発の材料になるウランね。あれ、20年かな。30年かな。もう、購入しちゃってんだよ。』

 『ええ。じゃあ、今、原発反対運動している人達は、知らないんでしょ。そりゃないでしょ。』




 

2012年7月19日木曜日

小学生のとき戦争体験をしたと云う、昔の娘さんの話を聞きました。



 『田舎の山奥だったからね。先生が云うので、校庭で聞いたけどね。天皇陛下がね、言ってましたね。』



 『へえ~。でも、なんか、こう、心の中に傷が残ったってのはないの?』



 『無いわねえ~。ほら、子供は、その場が、すぐ天国になっちゃって。』



 『でも、食べ物は無かったんでしょ?』



 『そう、無かったわよ。食べ物なんか。』




 白髪で、ちょっと腰の曲がった、昔の娘さんが私に話します。年齢的には、相当歳を重ねています。そんな女性でした。でも、口の方は、随分達者で、すらすら、ぺらぺらと、幾らでも言葉が流れてきます。でも、受身的な会話ですね。尋ねられたことは、流れる川のように流暢に出てきます。




 『どこどの飛行機工場で使う翼だって云われて、飛行機の翼を作ったわね。』




 小学校が工場になって、戦争で使う飛行機の翼を作っていたそうです。でも、何か、人事のような経験を語ります。それは、誰も聞かないし、価値を認めていないのです。聞かれる事によって、小さい子供の頃の体験を、昨日のようの事のように生き生きとした言葉で話します。



 こんな話が、小さな子供達に必要なカルシウムになるのだと思うのです。精神、生活、世界を見る骨になるのだと思うのです。それは、ちょん切られた情報ではなく、体型だった知識だと思うのです。体型だった話が、人の生活を進める事が出来る唯一の、力だと思うのです。



 現在、白い羽を持つ鶏のブロイラーのように、生きている現代人が多いと思います。何も考えられず、生活も流れる時代のなかで、隣人と接触する機会もありません。人と触れ合う事が出来ない環境、に現在はなってしまったのです。



 『駄目なんだよね。最初は、言うんだよ。今度、家に遊びにおいでよってね。交流を図るんだけど、駄目なんだよね。最初は良いんだけど、駄目になっちゃうんだよね。』



 大学のスポーツ関係の仕事をしている人が云っていた事が、私の耳の奥の片隅に諦めた声で云っていたのが残っていました。それは、無縁社会の人達なのです。ちょん切られた、誰かさんの都合の良い情報ばかりでは、人の中に何も育たないのだと思います。そんな、都合の良い情報で、何にもない人が、交流を図っても、何も交流できないでしょ。ちょん切られた情報を、話し合っても、互いの都合を話すだけになります。



 過去に繋がっている、昔の娘さん等の話を聞いて初めて、現在を生きる事が出来るのです。人と交流する事がうまく出来るのです。繋がっていますからね。過去は現在と。そして、明日に繋げることだ出来るのです。それは、理屈ではないのだと思います。