2012年7月31日火曜日

首相官邸前、国会議事堂の原発反対デモを見て思う、昔も今も、機関銃の前に、知らない誰かの突撃命令を受け機関銃の銃弾が待っているとも知らずに、突撃をする日本の人達



 『突撃!』



 日本兵は、この突撃命令を耳に聞き、密林のジャングルに向かって、迷彩色のヘルメットを頭に被り、銃剣を突撃銃に装填して、突撃したそうです。そして、1万名の日本兵が、全て待ち構えていた、機関銃の前で弾に撃たれて次々と倒れ、死んだそうです。そして、次の補給兵1万人が日本から送られると、また、同じ突撃命令を、一万人の日本兵に命令したそうです。そして、同じく、一万人の日本兵が機関銃の弾に撃たれて、密林のジャングルの中で死んだそうです。



 インタネットの第二次世界大戦、大東亜戦争の日本軍の戦争の遂行方法が動画として、アップロードしてありました。その突撃命令が、何回繰り返されたのかは、分かりません。しかし、その日本軍はアジアの密林のジャングルの中で、戦いに敗れ、敗退したそうです。



 何も考える事が出来ない、日本軍の司令部と、何も知らされる事がない、多くの日本兵でした。何故? 分かりません。そう、教えられてきたのだと思います。そう、教育されて、育てられらて来たのです。考えるなっと。



 毎週金曜日に、東京港区の首相官邸前、国会議事堂前で、原発反対のデモが行われています。それは、本当に原発反対の声なのでしょうか? 原発再稼動反対の声なのでしょうか? 



 何か違うと思えるのです。現在の日本国政府の考えって、日本国ではなく、違う国の事を考えて政策が取られているようです。日本国政府の考えではなく、異なる国の考えを実行しているように思えます。



 何故なんでしょう?



 拉致問題が世間様に知らされたのは、この間の事です。みんな、思っていましたが、誰も口にする事が出来なかったのです。今、拉致問題は解決するような、解決しようとするような空気が日本国にはありません。日本国政府の担当者の顔には、解決出来るような思案が、全然ありません。




 滋賀県大津中学校の中学生2年生の自殺問題に対する、教育委員の言葉を聞くと、何か違う感覚の人達だと思えます。何の為の教育委員なのかが、分かりません。何の為に居る人たちなのでしょう。




 景気も悪く、増税する時期でもないのに、増税してしまう民主党政府。何の為の増税なのでしょう。何を見て、政策を遂行しようとしているのでしょう。約束した事は、ほとんど出来なかった民主党政権。ニュース画面で見る超党派の政治家の、誠にとぼけまくっている発言。




 そうなのです。原発反対、再稼動反対の声ではなく、日本国政府反対の声なのだと思うのです。日本が日本では無くなっている事に反対しているのです。




 多くの人々は、世界の人々がうらやむような、住み心地の良い住宅に住み、安心して、老後を過ごせる日本にしたいのです。安心出来る食べ物を食べ、毎日を仕事、生活に精を出して送りたいのです。それだけなのです。それが、出来るはずなのに、なんだか違う事をしています。日本国民が、思っている事と全然違う方向に向かっているのです。





 本当の事を報道しない、出来ないマスコミ。何故なのでしょう。日本国民を惑わす、報道としか思えないニュースを見ます。何故なのでしょう? 何故?





 このニュースは本当だと思います。今日のニュースで母乳から、放射性物質が検出され、子供に母乳を与えてよいかどうか、考えていたという若いお母さんの顔と言葉が流れていました。そして、2~3日前には線量計に鉛を被せて福島県の原発事故作業をしていたという作業員の顔を映さない映像が流されていました。労働厚生省は、とんでもないことだと声明を発表しましたが、大勢の人々は、口先だけと思っているはずです。






















2012年7月24日火曜日

現在の日本国民って、昔、お袋さんが話していた、ある不幸な女性のような感じです。


 『あれ~! 何にも良いことねえじゃねえか~。ひでえなぁ~。あれ~。なんだあ~。』



 相当、昔に、お袋さんが夕食の支度をしながら、言い放ちました。どうも、1人の女性が死んだ知らせを聞いたのです。死んだ、その女性、とても、素敵な女性だったらしいのです。ですが、父親の言いつけで、ある家に嫁に行ったそうなのです。その言い付けとは、その嫁いだ先の父親と御酒の席で、女性の父親との話しで決まったそうなのです。本当に、昔の人達のなのです。



 『家に嫁の来てが、いない。』



 それを、聞いた女性の父親が、御酒の席で軽い気持ちで云ったそうなのです。すると、嫁ぎ先の父親が、勢い込んで確認を迫ったそうなのです。そして、女性の父親は、やむなくというか、昔の人の素直さなのでしょう。断われなかったそうです。




 『じゃ、家の娘は、どうだ。』

 『それは、本当だな!』




 そして、娘さんは、その家に嫁に行ったそうなのです。そして、その嫁ぎ先の息子というのは、化け物のような顔をした男だったそうです。この女性、どのような気持ちで、毎日を過ごしていたのでしょう。ですが、世の中、悪いことばかりではなく、子供も大きくなり、何やら商売を始めたようなのです。そして、うまく行き始めたそうなのです。そして、何とか生活が活性化しはじめた矢先に、交通事故で死んでしまったそうなのです。



 御袋さんは、この女性の事を思って、この女性が生きた日々に、何も良いことが、無かったんじゃないかと、思ったのです。



 日本の国民は、どうなのでしょう。何も言わすに、真面目に働いてきた。云いたいことも云わずに、馬鹿になって働いてきた。世界中のお金が、日本に集まったけど、国民の生活は、決して楽ではなかったバブル経済になりました。そのバブル経済は破裂して、遠い昔のかなたです。そして、現在を見てみれば、日本国民の事なんて、聞く耳もたないで、勝手な事をしている日本国政府。アメリカの云うままに、安全性が確認できない、オスプレイを日本に配備して、日本国中を飛び回らせると云う。日本の事を、なにも考えていないような、日本国政府のようです。



 原発の安全性や、対応を一部の人達だけで納得して、国民が話の外にいる原子力発電の継続。原発事故にどのように対応出来るのでしょうか? 何か知らされるのでしょうか、日本国民は。



 快適で裕福な楽しい毎日を送れる生活が、日本国民の未来にはあるのでしょうか? それとも、日本人って、馬鹿なのでしょうか?






2012年7月22日日曜日

災難に合い被害届を出すと、何やら後で怖くなる警察官の考えている事。何を考えているんだろう。



 『後で、私が会社に電話するよ。これが終わったら。』

 『でも、それとこれとは、全然関係ないので、始末書を書かされてしまうんですよ。』

 『だから、私が調書を書き終わったら、会社に警察署で被害届を書いたから、遅れたって電話する。』

 『でも、そんな電話をしても、駄目ですよ。だから、何とか早めに、調書と被害届を書いてくださいよ。』




 墨田区の警察署で、年配の刑事さんと世間話をしながら、調書を取られていました。最初に透明なグラスに氷が浮かんだ冷たい麦茶がだされ、つぎに暖かい緑色の緑茶が出されました。白い合板のテーブルには、ちょっと大きめの東芝製ノートパソコンと小さなプリンタが運び込まれました。刑事さんに聞かれる事に、全て応えていました。しかし、腕時計を見ると、相当時間が経っています。夏の日の夜、狭い取調べ室で、テーブルを挟んで、向き合って座っているのです。



 事件から、4時間が経過しているのに、相変らずパソコンのキーボードを叩いて、終わりそうもありません。左手首に巻いてある腕時計を顔の前に持ってきて眺めながら、綺麗な絵柄を持つ茶碗から、暖かい緑色の日本茶を飲んでいました。しかし、仕事時間に帰らないと、会社から始末書を書かされるのです。のんびりした空気の中で、刑事さんも仕事に精を出している、っといったう感じです。



 刑事さん、分かっていっているのか、それとも無意識で話したのか、分かりません。刑事さんが私の会社に警察署の都合で遅れると電話しても、会社に帰る時間が遅れ、勤務時間内に帰れなければ、始末書は書かなければならないのです。私の都合でも、警察署の都合でも、勤務時間内に帰らなければ、始末書は書くのです。そして、多少ですが、給料減給の罰則を受けるのです。



 しかし、以下にも警察署から、電話をすれば、始末書を書くことを免除されるような口ぶりで話す刑事です。それと、これとは別だと何回か話した後に、女性の刑事の見習いに声を掛けて、被害届を調書と平行して書くことにさせました。



 警察官、教育委員、検事、国会議員、子供に対する大人等、皆そうだと思います。権力を持つものは、自分の都合が優先されると思っちゃっているのです。昔の教師は、小さな小学生の女の子でも、自分の感情のままに、思いっきり張り手を、小さなホッペに叩きつけました。もちろん、小さな女の子の体は、斜め横に飛んでいきました。それが、当たり前だったのです。



 震災対応もちょうろくに出来ずに、大増税をする。危険を承知でオスプレイなる輸送機を国内に配備しようとする。国民の了解も危険性の説明もなく原発を再稼動する。際限なくやっています。日本国民って、白い飛べない羽を持つ鶏のブロイラーだと思っているようです。暗い部屋で飼育され、殺される日に明るみの中に引きずり出され、羽を毟られ、逆さまにされて息絶えるのです。それが、今の物言わぬ日本国民の姿なのです。



 日本国政府、議員さん、官僚の皆さんには、分かんないんだなあ~。ちょっとお金を持ったり、ちやほやされると偉くなったと思っちゃうんだなあ~。それが、人間なのだ。そうでしょ、あなたも。でも、本当は彼等に言うんじゃなく、自分自身に言うべきなんだ。もっと、ちゃんとしろよ! しっかりするんだぞ! っと。



 ちなみに、警察署の刑事さん、私の全てを記録しました。この記録は未来永劫、警察署のデータベースに残されているでしょう。しかし、犯人は逃げて捕まる可能性はないようですが、尻の穴まで、調べられたような感じです。意味が、あったのかなぁ~。






誤魔化しとしか思えない不正な事が、根ずく日本の社会。セブンイレブンよおまえもか



 ?




 『確認ボタンをお願いします。』



 ここは、世田谷区千歳船橋にあるセブンイレブンです。深夜、どうしてもジャンクフードを食べたくなって、部屋を出て来たのです。缶ビール、ポテトチップ、柿ピー、裂きイカ、カップヌードルを購入したのです。レジの表に金額と確認ボタンが表示されて、客は確認ボタンの表示を指で押す仕組みになっています。金額は188円です。



 ガスや電気代、電話料金等の公共料金をコンビニで支払うときに、同じように料金を確認するボタンが表示され、確認をします。ですが、今夜は別段、確認するものはありません。なんでしょう。この188円は、もう、何も考えずに押しました。




 部屋に帰って、缶ビールの口を開け、ごくごくとビールを飲みました。ツマミとして購入した柿ピー、裂きイカを食べていると、なんの金額がったんだろうと、自然に頭に浮かびます。そうです。裂きイカだと思います。値段札が並んでいる中、裂きイカの値段札だけ取れていました。そして、小さな袋に入っている裂きイカなのです。



 昔、東急東横線の綱島駅に近いアパートに住んでいました。綱島駅の改札口を出ると、左の車道に、良く軽トラックが横付けされて、果物なんかが売られていました。ある日の会社帰り、綱島駅を降りて、軽トラックを見ました。背の高い男の販売員に、小さな奥さんらしき女性が顔に怒りを込めて、何かいっているのでした。



 その日はみかんを、軽トラックに積んで売っているのでした。その光景を見て、私は思いました。この奥さん、ちゃんとした目と考えを持っている、しっかりした女性だなあ~と。実は、私も、この軽トラックに積んでいるみかんがおいしそうなオレンジ色で値段も格安だったので、購入したのです。ですが、実は、目に見えるみかんは飾りで、実際に売っているみかんは小さく萎んで萎びたみかんなのです。軽トラックの下の方に、そのみかんは積んであり、購入しようと勢い込んでいる客に差し出すのです。客は勢い込んでいるので、お金を支払って購入してしまいます。そのみかんが萎びて、小さくちじんでいてもです。冷静な判断を下す前に、勢いに負けてしまうのです。




 売っている背の高いめがねをかけた、すすけた顔の、商人とも呼べない男も、何故このようなみかんを購入するのか半信半疑で売っているようなのです。彼は、誰かの指示で売っているだけなのです。多分。




 セブンイレブンで188円の確認ボタンは裂きイカの値段です。あまりにも、小さな袋に入っている裂きイカから、値段が不相応なのでしょう。なんらかのクレームが付き、確認ボタンを表示することになったのでしょう。




 セブンイレブンに限りません。スーパーマーケット等でも、時おり見ます。値段を表示していない、シイタケの袋やジャガイモの袋をレジに持っていくと、思いがけないほど高い金額が表示されます。わかっていて、やっているのです。




 民主党のマニュフェスト、原発再稼動、選挙前のパフォーマンス。現在、首相官邸前で行われている原発反対運動は本当でしょうか? 沖縄配備の事故ばかり起しているというオスプレイは、日本に必要なものなのでしょうか? 野田政権って、本当なの? 東シナ海のガス田って、どうなったの?



 誰かの都合で、ちょん切られた情報では、何も判断、決断出来ないのが、今の日本人です。牛や豚は、モーとかブーブーと鳴いているだけなので、殺されて食べれらてしまいます。日本人も黙ってぶつぶつ云っているだけなので、好き放題やられてしまうのです。はっきりと云いましょう。首相官邸前に云ったら、少なくとも100回は原発反対を言いましょう。電気会社が、日本国政府が原発の危険性に対応する処置が出来ないのなら。





2012年7月21日土曜日

今後の衆議員総選挙は小沢一郎議員に入れると云う、なんだか顔も体も大きな頭髪が可笑しな形に禿げ上がった年配の男のひと。







 『野田総理は、嘘をついちゃったからね。あんなに、嘘を付いちゃったら、駄目だよ。増税しないって云ってて、増税しちゃったんだもの。マニュフェストを守らないんだもの。』

 『んん。まあ、そうですねぇ~。』

 『そういえば、原発反対は、今日もしてんのかなぁ~。』

 『ええ。やってますよ!』



 何か、体の大きな、どこか親しみを覚えるような感覚を身に付けた男と話をしました。筋肉質では無く、だらしないく太っているってな感じですね。服装は、そんなに上等な服を身に付けてはいません。まあ、夏のよれよれ感がある、軽い服装ですが、色合いは、黒灰系の色調です。どこか、灰色のアスファルトや東京の雑踏に溶け込んでしまう色合いです。




 『駄目だよね。民主党は。悪いのはせんがくなんだ。』

 『・・・・・。』

 『あいつが、悪巧みをしてるんだよね。』

 『まあ、菅政権のときは、影の総理っていわれていましたからね・・・。』

 『やっぱり、よくないよ~。』



 話を聞いていると、週刊誌をよく読んでいる人らしいのです。そして、物書きを仕事にしていて、知人も書き物をして食っている人らしいのです。



 『でも、週刊誌って、ほんとなんですか~?』

 『まあ、7割がた本当だよ。良く取材してるもの。』

 『でも、今度衆議院解散総選挙があったら、誰にいれるんですか?』

 『小沢一郎に入れるよ。彼、人気ないけどね。80%が指示しないっていってるけどね。』

 『はは。本当ですね。でも、どうしてですか?』

 『劇団四季で彼と、一緒のトイレだったんだ。黙ってたけどね。だから、なんか親しみを覚えるんだよ。』

 『ははは。』



 何か、小沢一郎議員とつれしょんをしたらしいのだ。となりどうしで、自然現象を処理したらしのです。そして、何も、小沢議員と話もしなかったらしいのです。でも、それだけで、小沢議員に親しみを感じたらしいのです。



 『云っちゃおうかな。ウラン。原発の材料になるウランね。あれ、20年かな。30年かな。もう、購入しちゃってんだよ。』

 『ええ。じゃあ、今、原発反対運動している人達は、知らないんでしょ。そりゃないでしょ。』




 

2012年7月19日木曜日

小学生のとき戦争体験をしたと云う、昔の娘さんの話を聞きました。



 『田舎の山奥だったからね。先生が云うので、校庭で聞いたけどね。天皇陛下がね、言ってましたね。』



 『へえ~。でも、なんか、こう、心の中に傷が残ったってのはないの?』



 『無いわねえ~。ほら、子供は、その場が、すぐ天国になっちゃって。』



 『でも、食べ物は無かったんでしょ?』



 『そう、無かったわよ。食べ物なんか。』




 白髪で、ちょっと腰の曲がった、昔の娘さんが私に話します。年齢的には、相当歳を重ねています。そんな女性でした。でも、口の方は、随分達者で、すらすら、ぺらぺらと、幾らでも言葉が流れてきます。でも、受身的な会話ですね。尋ねられたことは、流れる川のように流暢に出てきます。




 『どこどの飛行機工場で使う翼だって云われて、飛行機の翼を作ったわね。』




 小学校が工場になって、戦争で使う飛行機の翼を作っていたそうです。でも、何か、人事のような経験を語ります。それは、誰も聞かないし、価値を認めていないのです。聞かれる事によって、小さい子供の頃の体験を、昨日のようの事のように生き生きとした言葉で話します。



 こんな話が、小さな子供達に必要なカルシウムになるのだと思うのです。精神、生活、世界を見る骨になるのだと思うのです。それは、ちょん切られた情報ではなく、体型だった知識だと思うのです。体型だった話が、人の生活を進める事が出来る唯一の、力だと思うのです。



 現在、白い羽を持つ鶏のブロイラーのように、生きている現代人が多いと思います。何も考えられず、生活も流れる時代のなかで、隣人と接触する機会もありません。人と触れ合う事が出来ない環境、に現在はなってしまったのです。



 『駄目なんだよね。最初は、言うんだよ。今度、家に遊びにおいでよってね。交流を図るんだけど、駄目なんだよね。最初は良いんだけど、駄目になっちゃうんだよね。』



 大学のスポーツ関係の仕事をしている人が云っていた事が、私の耳の奥の片隅に諦めた声で云っていたのが残っていました。それは、無縁社会の人達なのです。ちょん切られた、誰かさんの都合の良い情報ばかりでは、人の中に何も育たないのだと思います。そんな、都合の良い情報で、何にもない人が、交流を図っても、何も交流できないでしょ。ちょん切られた情報を、話し合っても、互いの都合を話すだけになります。



 過去に繋がっている、昔の娘さん等の話を聞いて初めて、現在を生きる事が出来るのです。人と交流する事がうまく出来るのです。繋がっていますからね。過去は現在と。そして、明日に繋げることだ出来るのです。それは、理屈ではないのだと思います。






2012年7月18日水曜日

 背の高い金髪のイタリア人の女性が、別れ際にする日本式の頭を下げてする、別れの挨拶をする姿を見て思うこと。


 『でも、イタリアの人は、毎日、スパゲッテイを食べてるの? マカロニとか?』



 背の高い金髪の髪がウエーブしている女性に尋ねました。彼女、とても上品な空気を身に付けています。イタリア人だと云います。そんな彼女が、私の問いに答えます。



 『イタリアには、たくさんのデニッシュがあるんですよ。日本人も毎日、寿司を食べないでしょう。』

 『まあ~、そうですね~。以前、テレビでイタリアの人が云っていましたけど、日本には美味しいワインがひとつもないって。』

 『そうですね。日本には、ないみたいですね。』



 そんな事を話していると、イタリアのワインはとても美味しいと力説しはじめる彼女でした。何か、特別なワインがイタリヤなのだと、云いたいらしいのです。何か、英語だか、イタリヤ語だかで、私に説明を試みるのですが、良く分かりません。ただ、時別なものであると云うことだけが分かります。エクスペリエンスでしょうか? そんな単語を連発します。



 『フランスのワインが有名です。でも、イタリヤのワインは、とても美味しいのです。』

 『イタリアの人は、食事のとき必ずワインを飲むの?』

 『田舎の方では、飲みますね。みんなが集まったときとか、家族で飲みますけど。』



 でも、こんなに身近に海外の人と、話しをすることが、何だか当たり前になってきました。この間も、近所の桜が植えてある小道に置いてあるベンチで、疲れて大きな目をした、痩せて背の高い海外の男性が座って休んでいました。普通にいますよね。



 イタリアの彼女と話しをして、彼女、別れ際に日本人のおばあちゃんがするように、頭を下げて、腰を曲げて、何度もさよならと云いました。そんな、姿を見て、なんか、いままでは、とてもスマートな感じを受けていたのですが、違った印象を受けました。ちょっと違うなあ、何か、汚いものを見たように感じたのです。l



 腰を曲げ、頭を下げて挨拶する日本人を見ても、何も感じませんが、美しくウエーブした金髪を持つイタリアの女性がそれをすると、とても人間を醜くしてしまう事を感じます。彼女は日本人のまねをしただけなのです。



 実るほどに頭を垂れる稲穂かな。分かるんだけど、人間の肉体に当てはめると、醜い姿を晒す事になるんだね。やはり、人間は稲穂ではないんだ。麦は実っても、頭を垂れることをしないしね。



 秘っすれば花。と、いいます。その通りです。でも、明らかになったときに、その姿は醜い事もありますよね。それが、日本人の足腰、姿になっているのかもしれません。以前逢って、ちょっと話した、愉快なイタリア人男性の言葉を思い出します。



 『天皇陛下は偉いよ。だってあの地位にいて、あれば駄目、これは駄目って云われているんだよ。偉いよお。日本人は可笑しくないよ。大丈夫だよ。でも、日本女性の足は曲がってるね。』



 高価で綺麗な着物を着て、正座していればとても、牡丹の花のような素敵な女性に見えても、スカートなどを履くと、正座が原因で足が曲がってしまうと云います。どうしたらいいんでしょ。それを、海外の人達が、教えてくれています。鏡になって、日本人の姿を日本人に見せているのです。良いところと、悪いところを。




2012年7月16日月曜日

クリント・イーストウッド監督も舌を巻くような、日本の状態と、事件。


 『文部科学省として、直接調査をすることもありえる。』



 文部科学省の大臣が、ニュース画面で積極性をアピールする、パフォーマンスを意識したように強い態度を示しました。滋賀県大津私立皇子山中学校のいじめによる自殺事件についてのマスコミに対する対応をしたのだ。



 昨年10月に中学2年の男子生徒が自殺をしたのだ。両親は学校、教育委員に、いじめや自殺の原因を調べるように依頼したんだ。だか、両親が納得できる調査をせずに学校、教育委員は調査を早々と打ち切ったのだ。両親は次に、警察に自殺の原因を調べるように3度捜査依頼をしたが警察は3度断わたのだ。最後に両親は裁判所に訴状を提出して訴訟から、真実を知ろうとしたのだ。マスコミが、自殺した両親の側について、打ち切られた調査が再開されたのだ。



 そこには、驚くような起承転結があったのだ。殺人と言い換えてもいいような、いじめを複数の同級生が行っていたのだ。その殺人とも呼べるいじめの内容を、学校、教育委員が、ひたすら隠し続ける。マスコミの追求の手は、休むことがない。まさに、映画のストリーそのものだ。



 この事件は、次期選挙では、空中分解間違いなしの民主党が、国民に仕事をしていますよ。っとのパフォーマンスを見せる、絶好の事件だったのだ。女性市長の越さん、学校校長、教育委員が、少しづつニュース画面に引きすり出されるように映し出されてきました。何回も何回も、学校、教育員が記者会見を行いました。



 いじめと自殺の因果関係を、認めたくない学校と教育委員が、どうしょうもなく認めていく構図だ。いじめの加害者生徒達や担当先生の姿は見えない。でも、インターネットには、彼等の写真や両親の職業や経歴、住所さえ掲示されてしまっている。映画以上のリアル感が凄い。嘘か本当なのか分からない中学校の教育内容や実態は超現実的だ。加害者少年2名は、他校に転校したようなのだ。そうだろうなあぁ。



 はらはら、どきどきの日本で起きている事件の展開の仕方だ。そんな構図で、なにやら、中国、台湾、韓国から日本領土である尖閣列島領海への侵入が頻繁に起こる。尖閣列島近海に、イラクに匹敵するような石油資源が眠っていることが判明しているという報道はすでにあった。



 民主党から、抜け出した小沢一郎議員が新党を立ち上げた。国民の生活が第一党だ。日本の政界はどうなるのか。っといたストリーだ。財務省指導の民主党操作が勝つのか、それとも土俵際で国民の生活を掛けた粘りが功をそうするのか・・・。



 いまやニュースから目が離せない。あの、平和な右肩上がりの緩みきった日本の日本人の顔は、どこに行くんでしょう。静かだけど、ゆっくりだけど、原発反対運動も続いている。



 もう、高いお金を払って、クリント・イーストウッド監督製作の映画を見なくても良くなったんだ。現実に参加しなさいっとの招待状のようだ。でも、決してマスコミの下手な笛には、踊らされるまい。





 変わらない日本人。手が本人の意思に逆らって、勝手に動いてしまう人達。



 『あれ! 何だ! この人、中気か!』



 随分昔の事です。某国営放送を見ていたおふくろさんが、驚いたように叫びました。針仕事をしながらテレビを見ていたのです。テレビでは、料理番組が流されていました。卵を天麩羅のように、あげているのです。



 痩せた年配の男の人が、油の上に浮いている生卵を、箸を使ってまとめようとしているのです。ですが、その手の動きが、本人の意思に反して、可笑しく動き回っているのです。卵料理なのでしょうが、油で揚げる卵を始めてみました。



 しばらく、冷静に卵料理の説明を続ける某国営放送のナレーションを聞きながら、可笑しな箸の動きを見ていました。確かに、中気のように、本人の意思とは、関係ないような手、箸の動きをしています。田中角栄首相のロッキード事件で証人喚問に呼び出された男が、書面にサインをしようとして、腕がぶるぶる震えてサインが出来なかったことがありました。男は書けないと、口にだし、本人もびっくりしていました。そんな、感じです。



 そんな事が、日本のテレビ番組を見てると、よくあります。女性アナウンサーが横目で、横に立ってニュースの解説をしている男のアナウンサーの手を無意識なのでしょうか、見ているという図です。男のアナウンサーの手は、小刻みに揺れています。



 原発反対のニュース報道をしている、ジャーナリストでしょうか。結構若い男の人です。それに対して、ホスト役の年配の男と、若い女性が話をしています。首相官邸前に集まった、警察発表1万五千人、主催者発表20万人と、随分原発反対参加者の数が違うんですけど、説明をしています。



 ですが、若い男のジャーナリストの上半身には、正常な空気が流れていません。対する年配の男のテーブルの上に置かれた両腕の手の指先も、自然を装っては居ますが、凄い緊張感があります。ふたりで、探り合っているような空気を、なんとか二人で、さりげない自然を装うように話をしています。



 私にも経験があります。ある書面に住所と名前を書く場面で、手か勝手に動いてしまったのです。ボールペンはサインする箇所から、大きくカーブを書いて弧を描いてしまいました。今思うと笑ってしまうのです。サインを求めた仕事先の部長も、私と一緒の会社の部長も、それを眺めていました。結果的に、運動不足から、そのような自分の意思に逆らった、筆跡になったのだと思います。これ以上、このような人間には耐えられない仕事を拒絶する信号を自分自身が自分に、第三者に送ったのだと思えます。大変な仕事でした。なれないのも手伝って、苦しいの一言でした。



 そして、日本人に原発反対以前に、もっと人間らしい生活、仕事、環境を探せ、作れ、自然に戻れと、信号をサインを送っているのです。原発、放射能も大変ですが、食料への添加物、適度な労働時間と仕事を人間として自覚しろと言っているのです。暗闇で生き、羽を毟られ、さかさまに足を縛られ死んでいく白いブロイラーになるなと、云っているのです。



 原発稼動を一般の人々から意見を聞こうとして、まずは北海道から始めた政府の会合がありました。あの折りたたみ式の尻が痛くなるような、コクヨの椅子に、なんの抵抗もなく座っている人に正常な考えがあるはずないと思うのです。





港区赤坂に住み大きな犬を飼う背の高いアメリカ人と話して知る、日本人


 『でも、彼のそばに寄ってきた何人かの女の子が、電話番号を教えてくれたよ。』

 『ああ、それは働かせすぎだよ。』

 『ふはははは!』

 『わははは!』



 どうゆうわけか、背の高い独身で東京のマンションに住んでいるアメリカ人と話をしました。彼は、グレートデンと呼ばれる、大きなオス犬と暮らしています。金融関係の仕事をしていると言います。港区の赤坂に居を構え、同国アメリカ人の友達と東京の夜の生活をエンジョイしているようなのです。グレートデンは彼のお供をして、彼が店で飲んでいるときは、外に繋がれ、大人しく待っているそうなのです。



 『海外の金融関係の人達が自国に帰っちゃったので、港区にあるマンションの部屋がたくさん空いたんだ。ほら、日本が不景気でしょ。日本の仕事がなくなっちゃったからね。シンガポールとか、ヨーロッパに帰っちゃたの。』

 『へえ。』

 『それで、部屋代も安くなったんだ。でも、もう少し部屋が広かったらなぁ、って思うんだよ。』

 『確かに日本人の住む家は、ウサギ小屋だからね。世界中が知っているしね。』



 彼は、とても日本語が上手です。御互いの意思を伝えるのに、日本語を使いましたが、何の支障も起こりませんでした。彼の友達であるグレートデンは、耳を切っていないので、頭の上から垂れています。グレートデンは、三角に耳を切って、耳が立つようにするのが、主流なのです。



 『でも、耳を切らないの?』

 『あなたは、犬に詳しいね。耳を切ると、きつい顔になっちゃうからね。』

 『でもさあ、えさ代も馬鹿にならないんじゃない。肉とか、食べさせるんでしょ。』

 『んん、そんなに掛からないよ。彼は、店で買った袋に入ったドッグフードを食べているよ。』



 このアメリカ人は、グレートデンの性質を良く理解して、マンションの中で仲良く暮らしているらしいのです。そして、グレードデンを友達だと考えている事、そして、彼と呼び、人間と同じような扱いをしているらしいのです。



 『よかったね。日本人に飼われると、可哀そうなんだ。犬や動物の性質を知らないで飼うから、動物にとっては、悲しい物語になっちゃうんだ。』

 『そう。』

 『自分の思うようにならないと、腹を立てるんだよね。動物には、何の罪もないのに。勝手な思い込みで、動物の性質を理解しようとしないんだ。』



 背の高いアメリカ人は、控えめな返事で応えていましたが、良く理解していました。自分の住んでいるマンションの狭さから、日本人の性質を良く理解していたのです。長いこと、日本にも住んでいて、日本人を良く見ているのです。



 大津中学校の2年生の男子生徒が自殺して、今、マスコミで盛んに取り上げられています。同級生のいじめが原因らしいのですが、学校も教育委員会も自殺の原因をいじめとは、判断できないと云っているのです。



 マスコミは学校、教育委員会の対応の不味さ、勝手な言い分を、攻撃しています。いい加減な薄笑いをしているような教育委員の顔が、何度もニュース画面の中に映されます。人の命が失われたのに、学校、教育委員は、自分たちの組織防衛しか、考えていない言動にマスコミが、追及の手を休めません。



 日本人に限らないのでしょうが、何度も何度も、同じ事をやっているのです。人間と呼ぶ動物をあまりにも、知らないのです。ましてや、犬や猫、競走馬が、どのような生き物なのか。けして、動物は人間の思い通りには、生きる事が出来ないのです。ましてや、人間様を無視した、考えや行いをすれば、人間様が怒るのは当たり前です。それが、大津中学校、教育委員には分からないのです。しかし、あるいは、分かってるけど、やっているのかも知れません。



 昔の大東亜戦争も、分かっていてアメリカと日本は多くの血を流したのです。御互いの都合の為に。多くの犠牲者が出ることを承知で、戦争をしたのです。



 愚かな生き物。それが、人間なのでしょうか?






2012年7月15日日曜日

猛禽類のような鋭い目で見る、東京世田谷区にあるスーパーマーケットに買い物をして知る現在の景気対策と、日本の今後?



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 近所に結構大きなスーパーマーケットが幾つかあります。一番近い場所にあった、伊勢丹のスーパーマーケットは閉めてしまいました。また、店の裏側の歩道から、放射能が検出されたと、テレビに報道されたスーパーマーケットも、店を閉めてしまいました。しかし、それでも近所には、4つぐらい残っています。そして、その二つのスーパーマケットの客の種類が、ちょっと違っています。近所には、団地がたくさんあります。その団地の近くにあるスーパーマーケットの客は、普通と違っています。粗雑で、何か、寂しさが漂う、ちょっとした貧しさ感じます。それは、無縁社会に生きている人達なのです。見た目、人としての暖かさを、まったく感じる事が出来ません。ニワトリで云う、白いブロイラーのようです。昔の人達のように、様々な色どりをしたニワトリ、チャボ、精悍な風貌の闘鶏、個性を発揮するようなことはありません。



 ふたつのスーパーマーケットに陳列してある商品は、普通のスーパーマーケットに陳列してある商品とそんなに違わないのですが、何か、新鮮な感じがしません。野菜にしても、果物にしても、一段普通から、落ちる品質です。



 そんな、ひとつのスーパーマーケットに今朝、午前10時の開店したばかりの時間に行きました。ひとつのドアから入って、ひととおり、店の中をゆっくりと歩き、何を買うかを決めます。小~中型ぐらいのスーパーマーケットです。反対のドアまで歩いてから、ドアの脇に置いてある、緑色の買い物カゴをひとつ手に持ち、買い物を始めます。



 ベーコンの塊がパックされた、白い発砲スチロールのパッケージを手に取り、賞味期間と値段と、ベーコンの見た目を確認していました。商品から目を放し見たものは、ちょっと遠めにこちらを伺っている白マスクをし、ひょろーとした背の高い男の店員の目でした。すばやく、店員は私から目を反らし、自分の仕事である商品の陳列作業に戻りました。



 なんだろ? そんな感じで、目を反らした店員から目を放し、買い物を続けます。缶ビールを2本、卵のパーケージを1ケースと、買い物を続けていました。野菜コーナーで、ジャガイモを一袋と。



 卵のケースが並んでいるケースから6個入りの紙製パッケージに入ったケースを手に取って、籠に入れていると、今度は野菜コーナーに野菜陳列をしている女性店員が、こちらをするどく見ています。無意識に目が合わせてしまいます。しかし目が合う前に、彼女は視線を反らします。



 野菜コーナーでジャガイモを一袋、手に取り籠に入れて、振り返ると、若い体のガッシリとした、白いワイシャツにネクタイ姿の男の店員が遠くから、こちらを眺めています。



 何か、最後までチェックされている感じなのです。そんな事を気にする事なく、レジで会計を済ませて、店をでました。天気の良い、平成24年7月15日の日曜日、夏の陽射しを浴びて、近所の団地内にある部屋に帰りました。



 このスーパーマーケットで最初に買い物をしたとき、何か、私の中で拒絶するものがありました。商品の品質と、客層が普通ではなかったのです。ごくごくたまーに、知らない飲食店に入ると、換気してないのか、うっと云った空気の店があります。定職屋さんに多いですね。そんな、店だったのです。ですが、大手の資本が入ったようなのです。商品自体も、部分的に大手のメーカーから、仕入れしたような商品が並ぶように、なりました。



 今、スーパーマケットは生き残りを掛けて、客の資質を調査しているようなのです。どのような商品が売れるのか、このような客は、何を購入しているのかと、鋭く観察しているのです。多分、店長から、朝の挨拶を兼ねて、指示されているのでしょう。



 でも、もっとリラックスした感じで、客に分からないように自然に、観察出来ないのかね~。あまりにも、目が鋭すぎます。本人達は、職務に忠実に従っているだけなのです。



 しかし、ひょっとしたら、私自身が注目される人なのかも、分かりません。ひょっとしたらね。よく、もてる男は辛いって云う事を聞きます。







普通の日本人の原発反対に対する考えのひとつを云う、普通の腹の出た体型をした年配の男の人


 『原発反対っていうけど、じゃ~、電気はどうするんだ。え! 電気が、なっきゃしょうがないんだから。』


 『ん~。まあ、そうですね。』



 あまり立派ではない、夏服。まあ、年配の男が、それなりの茶色、灰色の服装をした、体の大きな年配の男の人と原発反対の首相官邸前に、集まる為に、歩いている人々を見ながら、ちょっと話をしました。



 『まあ、みのもんた何か、よく言っているけどさあ。』

 『そうですね。テレビや、マスコミ、コメンテータなんか、責任がありませんからね。』

 『原発反対って、言って、電気がなくなったらどうするんだよ。』

 『まあね。』



 いい年の男二人が、互いに、差しさわりのない言葉を交わしながら、原発反対について、話をしました。奥さんの出す食べ物を何でも、食べて毎日を過ごしている感じの男の人です。添加物を大量に摂取した小さな目をしています。



 誰も、本当のところは分からないのかもしれません。日本国政府も、東京電力も、原子力村の人達もだと思います。電気が足りないのか、足りるのか、誰にも説明出来ないのです。右に左に、何度も、振られる振り子のように、説得力のない話をされているのだ。それが、事実です。



 東日本大震災の福島原発事故は、第三者委員会で検討され、結論が出ました。まあ、私達被災の中に居ない庶民には、遠いところで、小さな声で発表されている感じを受けます。



 『福島原発事故は人災だった。』



 そういえば、年配の男の人は、こんな事も云っていました。



 『福島の人は、支援金を貰ってたんだよ。原発を置いてくれるってんで。大飯原発再稼動で町長だか、市長だかは、喜んでいっる顔をしてたしね。』

 『確かに、大飯の首長は喜んでいましたね。危ない事は分かってるんでしょうけど。』



 人災について、誰が責任を取るのか、テレビ、マスコミが、多くのコメンテータをゲストに迎えて、その詳細を知ろうとしています。ですが、・・・・どうなんですか? 支援金を貰い、安全だからって、云われて、事故が起きた時、どうするかと言った事も考えずに、原発を置く事を許してしまった地元の人達に問題は無いんでしょうか?




 『もちろん、原発を置いてもらうので、原発支援金をお支払いします。』

 『でも、安全なんですか?』

 『もちろん、安全です。日本の技術力を持ってすれば、原発は、安全です。』

 『もし、万が一事故が起きたときはどうすれば、いいんですか? 避難するときは、どこにいけばいいんですか?』

 『安全ですから、避難する事を考えなくても、大丈夫です。』

 『でも、放射能とか怖いんでしょ。チェルノブイリとか、アメリカのスリーマイルの原発事故なんか、考えると・・・。』

 『安全ですよ。だから、そんな避難とか、事故を起すことがないので、そんな事は考えなくでいいんですよ。国の政策なんですから。』




 先祖代々の生活の中に、原子力発電所が建設されたら、どうしたらいいんでしょ。ええい、ままよってな感じでしょうか? もうらうもの、もらっとけって。



 別れ際に年配の男の人に聞きました。



 『今度の衆議院解散総選挙したら、どこに入れるんですか?』

 『そうだなあ、棄権するよ。前回も棄権したんだ。だから、本当は、なにも言えないんだけどね。』

 『そうですよね。どこに入れたらいいのか、ないですよ。・・・・原発が危険なもので、その対策を十分にしている事を教えてくれれば、問題は無いとおもうんですけどね。事故があったときの避難先とか、何をどうしたらいいのかをね。それをしないで、隠しに隠していると、不安を通り越して恐怖になりますよ。そんな危ないもの、もう、絶対置くまいってね。金と命、どっちが大切なんだか。事故当時の報道で、斑目委員長の顔を見てると、危険を通り越して、こんなまぬけな顔の奴の云う事聞く、大馬鹿野朗がいるかい、ってな感じだよねえ。』





原発反対の声を出している、金曜日の首相官邸前に行ってきてました。



 『原発反対!! 原発反対!! 原発反対!』
 『原発反対!! 原発反対!! 原発反対!』
 『原発反対!! 原発反対!! 原発反対!』



 7月13日金曜日、霞ヶ関駅から、首相官邸前への上り坂を行きました。時間は、まだ明るい午後の5時頃です。桜田通りには、原発反対の黄色を主体にしたテントが二つ建っていて、原発反対の文字が幾つも、テントに貼り付けてありました。会社員風の人達が、首相官邸前に向かって歩いています。でも、時間が早いのか、歩いている人達の間に、ゆとりがあるようです。



 六本木通りに出る前の坂の途中に、赤と黒の二色の大きな布を、長い棒の先に付けて、掲げている男の人がいます。布の片側には、革命家、チェ・ゲバラの顔が描かれています。残りの片側には、日本語で縦に、何やら1行の文字列が書いてあります。そんな、布を掲げている男の姿を、黒いカメラを持った欧米系の外国人男達数人が写真を取っていました。



 次にギターや、笛、太鼓を持った、音楽家らしい数人の男達が、音楽を奏でていました。その前を、白いワイシャツ姿の会社員、普段着の男女の人達が首相官邸前の方に、坂を歩いています。幾つかの白い風船を縛り付けた細い紐を持って歩いている人もいます。



 六本木通りまでくると、青い警察のバスが何台も首相官邸前の道に停車しているのが見えます。もちろん、たくさんの警察官が、黒い革製のブーツを履いて、警備にあったっています。青いバスが首相官邸前迄の道路両側全てに、隙間なく並んでいます。鉄製の柵も、たくさん並んでいました。



 首相官邸前の新聞記者クラブの前に来ると、ニュースで見た通りの原発反対の紙を持った多くの人達が、声を上げていました。普段着を着た、普通の人々のようです。原発反対の声を上げ、体を揺らして、太鼓のリズムに合わせています。ギッシリとしたたくさんの人の塊です。



 首相官邸前の歩行者道路は、鉄製の柵が敷き詰められて、原発反対の人達は、一人もいません。報道関係者のテレビカメラと集音気がチラホラ見えます。



 何となく日本人なんだなあぁ~、と思いました。我を忘れて、叫ぶような人もなく、どこか覚めている感じです。祭りのような熱い熱気はありますが、強行突破するような事はありそうもない空気です。自制心を失くすような勢いはなく、ここまでだ、っと云った空気です。



 日本人が身に付けている空気を、はじける人は居ません。第二次世界大戦中、天皇陛下を見たら、眼が潰れるぞ、と言った事から外れるような人はいないようです。突撃の進軍ラッパを耳にすれば、眼の前の機関銃に向かって走っていく、旧日本兵と何も変わらないようです。



 アメリカの経済関係者、グリーンスパン議長が、何年か前に、こんな事を言っていました。でも、トイレにはウオシュレットもあるし、瞬間ガス湯沸かし器もあるけどね。



 『日本は戦後何十年も経つのに、何も変わっていない。』
 


 先月だか、先々月だか、目の悪い、逗子から東京に散歩に来ていると云う、戦争を体験したと云う年配の男と話をしたことがありました。鉄鋼関係の仕事をしていると、男は云っていました。



 『昔の日本は、今の北朝鮮だね。アメリカの云う事をきかないからね。あの頃は、アメリカはギャングみたいだったよ。・・・  ・・・。大手の鉄鋼会社は韓国に気を使って、北朝鮮の仕事を請けなかったんだ。だから、うちみたいな小さな会社に、北朝鮮の仕事が来たんだよ。仕事で北朝鮮に行ったけど、北朝鮮の人達は、食べ物を食べていないんだな、みんな元気がなかったよ。』



 でも、突撃の命令で、目の前の機関銃に向かって突進したくないなあ。消費税と社会保障の一体改革の大増税、安全神話の原子力発電所再稼動、後はなんだろう。子供がいじめを苦に自殺しても、自分の組織防衛だけを語る教育委員会だろうか?






2012年7月12日木曜日

何が本当なのか、分からなくなった。日本人が、飲んだり、食べたり、見たり、聞いたりするもの。


 ?



 仕事から、帰ってきました。今日は、資源ごみを出す日です。プラスチック製の黄色のボックスと緑色のボックスが幾つか、ゴミだし用場所のセメントの上に乗っています。サントリーのモルツ缶の空き缶がたくさん、山盛りの状態で入っています。もちろん、その他のビールメーカのビールの空き缶もあります。




 どれぐらい前に事でしょう。酒屋さんで、ビールが冷してある、大きな冷蔵庫のガラスドアを開けながら、缶ビールを求めて、店の御かみさんに、尋ねたことがあります。




 『サントリーのモルツは無いの?』

 『あんまり、売れないんだ。だから、置かないの。』




 そのときは、何も考えずに、サッポロビールの黒生を購入しました。それから、ほとんど飲むビールが、サッポロの黒生になり、購入していました。色々飲み比べ、サントリーのモルツが、美味しいと思っていたのです。でも、店にないなら、しょうがないよね。そんな事で、酒屋さんで買うビールは、サッポロの黒生の缶ビールでした。




 しかし、三鷹市吉祥寺で会社の忘年会があり、瓶ビールがテーブルに料理と一緒に、並べられました。サントリーの瓶ビールです。銘柄はモルツでした。自然水を使用して、作ってあるとラベルに記載してありました。そして、そのビールを飲むまで、ビールメーカーと銘柄を気にしていませんでした。




 『あれ~。おいしいね。このビール。』




 どのような事でサントリーのモルツが、酒屋さんや、コンビニに置いていないのかは分かりません。多分、利益率があがらないのか、それとも、メーカ間の取り決めで置かないのか。関西と関東、東北により、ビールメーカー間の売り上げを規制しているのかは。




 ビールに関しても、好きなものを選んで飲むことが難しくなっていると云う事です。選択肢が限られ、決まっているのです。食べ物に関しても、そうでしょう。自然なものは、少数になり、添加物が混入している食品が、多く出回っているはずなのです。私達が見ているテレビ報道なども、どこの誰かはわかりませんが、自然ではない脚色された報道になっています。




 本当の事とは、なんでしょう? 霞ヶ関の首相官邸前に、多くの日本人が駆けつけて、原発反対の声を上げています。1万5000人とか、4万人とか、数が違っています。




 日本人を見ていると、違うなぁ~、と、思います。何処かが、曲がっています。どう、何が曲がっているのかは分かりません。見た目も、そうですが、精神的にも曲がって、歪んでいるのを感じるのです。日本の家なんかを見ても、ちょっと、肩身が狭くぎこちなく建っているように見えます。




 そして、ここまで、きちゃってるんだなぁ~。って感じを受けます。普通は、ここまで来る前に、感じるはずなのに、それを無視して来ちゃっているのです。それは、人間を誤ってしまっているのです。日本人の本来の生き方、人間への考え方を、何か別の力で歪められてしまったのです。




 反日と呼ぶ者の成せるワザなのでしょうか? 知らずに、それを身に付け、当たり前の考えになってしまったのでしょう。




 この間、滋賀県大津市の中学校のいじめにより中学2年生の男子生徒が自殺しました。ニュースで自殺といじめの因果関係は分からないと、最初に言っていた中学校だか、教育委員会の男の人の顔は、どう見ても、普通の顔をしていませんでした。とても、よくないなあぁ~、っといった顔でしたね。ここまで、来ちゃってるんだなぁ~。分かりそうなものだけど、分からないんだよなぁ~。




人間の運命は分からないよ。と、云う、何だかわからないけど、大きな会社の代表を転々として務めているような老人の云う事


 『人間の、運命ってのは、分からないよ。』

 『そうですかね。』



 小さな年配の男性とお話をしました。どこにでも、いるような会社員の風貌をしています。スーツを着て、ワイシャツにネクタイと黒い革靴を履いています。でも、ちょっと高価なスーツやワイシャツ、ネクタイ、革靴のように見えます、どうも、石油関係の会社の代表をしていると云うのです。次々と抜擢され、大きな会社の代表を転々としながら勤めてきたそうです。彼が言います。



 『日本の皇族が、サウジアラビアなんかに行ってね。それで、石油をたくさん、輸入出来る様に、なったんだよ。皇太子の新婚旅行なんかも、中東に行ったんだよ。』

 『へえ~。』

 『だから、皇族の役割ってのもあるんだよ。』



 何か、違う次元の人らしいのです。話している事が、ちょっと異なる世界の内容です。その彼が言います。話し方は、我々一般庶民と同じですが、微妙に空気が濃厚です。



 『ルンペンと、議員は、三日やったら止められないって云うよ。』

 『へえ~、そうですかねぇ~。』

 『でも、人間の運命ちゅうのは、ほんとに分からないよ。』

 『ふ~ん。』



 何となく分かるような気もします。汚い格好で街中の、目立たぬところに姿を晒しているホームレスの人達は、止められないのでしょう。止めようと思っても、どうしようもないと思えます。確かに、国会議員さんも辞められないでしょう。黒い車を運転手付きで、乗り回せたら、本当に気分が良いものでしょう。まして、給金が破格であれば、なおさらです。それに、何回が議員さんをすると、老後は、議員手当のような保障もあるようでは、止めようとは、決してしないでしょう。



 なにか、難しいような感じがします。野田首相のチャッチフレーズと、小沢一郎議員が出て行った、民主党の様子を見ると。云っては悪いんですけど、何も考えないで、ルンペンになってしまったホームレスの人達のようです。どのような考えを持っているんでしょうか? やっぱり、財務省の考えを実行しているだけなのでしょうかね。野田首相が言います。



 『命を掛けて。』



 三島由紀夫みたいに、刀で腹を切るなら様になりますけどね。青畳の上に、真っ赤な血が飛び散るってのも絵になりますけど、政治生命を掛けてっていうんじゃなあぁ。普通の人になって、ひょっとしたら、のうのうと、議員手当で暮らせるんじゃないの。ひょっとしたらだけど。まあ、それも悪くないよね。





2012年7月8日日曜日

悪しき習慣を身に付けた営業マンからの電話を受けて思う、変わってしまった日本の会社、職業意識


 『・・・もしもし、山田さんですか?』

 『どちら様ですか?』

 『藤原です。』

 『ええ・・と?』

 『IT関係の仕事をしている藤原です。』

 『ああ! 思い出しました。元気ですか?』



 梅雨の合間の晴れた空の日の午前中、インターネットの動画ニュースを見ていると、携帯電話に呼び出し音が鳴りました。ちょっと、携帯談話に表示されていた電話番号を眺めながら、携帯電話の受信ボタンを押しました。静かな感じで、年配の男の人の声が聞こえてきました。遠慮がちで、何かを用心したような話し方です。



 電話の相手とは、何回か顔を合わせたことがあり、仕事の紹介をお願いしたことがありました。結局は仕事にはならず、本当に無益な努力をしていました。今思うと、何故? と、思います。何故、彼と彼のやっている仕事とも、呼べない仕事の内容が分からなかったのかと、思います。もう、随分昔のことで、5~6年は経っているでしょう。しぶといですね。ほんとに。



 溺れる者は藁をも掴む。そんな感じかと、思います。彼は、決して仕事に繋がるような事を、していないのです。始末が悪いのは、彼自身が、それを理解していない事なのです。彼自身は、一生懸命やっているのだとは、思います。ですが、彼がやっているのは、実際の事ではなく、上っ面だけの体面を取り繕っているだけなのです。それで、転々と派遣会社の営業をしているのです。



 彼は、派遣業務の仕事を個人に紹介している、小さな派遣会社に勤める営業マンなのです。小さな派遣会社を転々として、勤めています。個人の経歴書を勝手に、書き直したり、個人の了解を得ずに、見知らぬ会社に提出してしまったりします。



 『でも、藤原さんは、御いくつですか?』

 『昭和24年だよ。』

 『もう、派遣業務は、駄目じゃないですか?』

 『まだまだ、つぶしがきくよ。』



 彼は、64歳ぐらいなのです。そして、派遣業務の紹介を仕事にしているのですが、まだまだ、それをやる気なのです。



 どうなんでしょ。秋葉原の無差別殺人事件を起した事件は、派遣業務が生んだ歪んだ社会現象 のような気がするのです。自分の会社が責任を持たずに、人を他の会社に派遣する。こんな、仕事は、本来の仕事では、ないような気がするのです。



 『派遣業の人に言っては悪いけど、派遣業って、良くないですよ。なんか、人間がすれちゃって、駄目になっちゃうもの。』

 『今は、年寄りでも、経験があれば、需要があるんだよ。』



 何か、おいしそうな事を云っているらしいのです。何とか、私の経歴書を何処かの会社に提出したいらしいのです。そして、私の了解など取る事無く、提出してしまうのでしょう。



 『もう、私は派遣業はしませんよ。』

 『また、電話しますよ。相談に乗ってもらいたいので。』

 『いやあ。駄目ですよ。元気でやってくださいよ。』



 責任なき、派遣業者でした。まるで、民主党の責任を取らない、政治指導と同じです。何か、自分の頭で考えずに、誰かに言われた事を、鵜呑みにして行動しているようです。日本も、アメリカの言いなりのようです。派遣業なんて、アメリカそのもののような気がします。人間としての責任を放棄してしまっているような気がします。



2012年7月6日金曜日

チャールズ・チャップリンの黒い帽子と似たような帽子を被った、ファッション関係の仕事をしている若い男と話をして、今を知る


 『そうです。確かに、そうです。その眼は、確かです。』

 『ええ! そうなの?』

 『そうなんです。今、安い服が良い服なんです。』

 『ええ! そうなんだ!』



 彼は、小柄で、ちょっと得たいの知れない雰囲気を持っている若い男です。頭には黒い厚手の丸みを帯びた帽子を被っています。髪は黒く、帽子の間から前髪が、二つに分かれています。なんとなく、黒っぽい服装をしています。夏なのに、上っ張りを羽織っています。冬の出で立ちのような、夏服なのでしょうか?



 東京は表参道、原宿で働いている彼。私本人は、いつも原宿のショーウインドウに飾ってある服を、安っぽい服だと、思っていました。そして、その事を、彼に話したのです。すると、彼は、ファッション感覚とか、服のセンスを云う事もなく、あっさりと、その通りだと云います。今現在の服は、値段が安いのが、いい服だと云うのです。商売しているから、利益を上げる為には、安い服が良いのだと。



 しかし、こんな立派な地代が高いビルのショーウインドウに飾るには、似つかわしくないと思うのです。それに、商売になるのでしょうか? こんな安っぽい服を、原宿で購入する人達はいるのでしょうか? 



 なんか違うと思うのです。やはり、良い服は、確かに、品質、センスが選れていて、それに相応して、値段も、高くなるのだと思っているのです。ですが、そんな既成事実を、崩すような、ファッション関係に従事している彼の、話し方なのです。



 何時ごろからでしょう。デパートでは、良い品を見つけるのが、出来なくなったのは? 何を見て、商売をしているのか、分からないのです。良い品を売って、利益を上げるのが、普通だと思うのです。ですが、どう見ても、不良品とは、いいませんが、良くないなあと、云った物が売られています。



 日本がバブル経済のとき、何かが変になった事があります。黒い洗濯機や、得たいの知れない不気味な色をした扇風機が売られました。何か、壊れちゃったのです。夏に涼やかな、生活に清潔感を与える、当たり前の感覚が。ちなみに、訳が、わからないで、購入した人の中に、私も入っています。黒いナショナル製の洗濯機は、寿命が来て壊れたので、サンヨーの洗濯機に買い換えました。ナショナル製の不気味な、グレーの扇風機は、今も我が家にあって、使用されています。



 今の民主党なんかも、そうですね。得たいの知れない感じです。表面上は、同じ日本人の顔と姿をしていますが、不気味な事をしそうな気がします。何か、違う事をしようとしています。何を見て、何を考えて、政治をしているのでしょう。日本国に、日本人の生活に、健全な感じを与える気がしません。



 前原政調会長が、今日のニュースで言っていました。



 『国民に信を問う環境を作ってから、・・・・。』



 まだ、民主党に、次があると考えているようです。それって、とても不気味な、ひとりよがりだと、思うのです。誰が、どのような人達が、どのような日本人が、今後の民主党に声援を送るのでしょう。時分の生活、家族、可愛い子供、日本の先行きを考えたら、けして民主党を、応援はしないでしょう。




アジア人の店員が当たり前になった、飲食チェーン店



 『カレーライスのメガをお願いします。』

 『以上ですか?』

 『ええ。』

 『かしこまりました。』




 ここは、東京は港区六本木の外食チェーン店です。赤と 黄色の鮮やかなコントラストが、快活な感じを受ける小さな店構えのレストランなのでしょうか? 牛どん、うな丼、ハンバーグ定食など、牛どん店と、定食屋さんが、一緒になったような店です。カウンター10席と、2人掛け席が8個ぐらいありますが、こじんまりした店です。そして、東京では、良く見かける店です。




 そんな店に、夕刻食事を取ることが、良くあります。帽子を被り、店のシャツとズボンを履いた、女性が笑顔で私に注文を尋ねます。とても、女性として魅力的です。若く、女性を意識させる感性を身に付けています。日本の若い女性にはない、男の目を楽しませる健全で健康な空気があります。そんな店で、大盛りカレーライスより大盛りのメガと名前が付けられた注文をしたのです。彼女達の日本語は、日本人と変わらないですね。



 彼女の胸や、カウンターで料理をしている男性の胸には、カタカナや漢字一文字で、名前が書かれているプラスチックのケースに入った名札が入っています。中国の人達のようです。韓国人ではありません。最近は、中国と韓国人の区別が見て分かるようになりました。




 浜松町のマクドナルドで、働く黒い顔をしたエチオピア人の女性や韓国、中国の店員を、何となく不思議な感じで接していたのですが、今、チェーン店の外食店で、働く彼らを見るのが当たり前になりました。



 昔、横浜港北区に住んでいて、横浜の港に釣りをしに良く、行きました。大黒埠頭です。自転車で、時間を掛けて行ったのですが、そのときに、埠頭の中にアルミニュームの大きな厚い板が、山と積まれていました。本当に、人の背丈をはるかに越えて、いくつもの山がありました。



 なんとなく、アルミニュームの輸入資材がたくさんあるなあ~、ぐらいにしか思いつきませんでした。今、現在、東京の街中を走る車のタイヤは、大体アルミニューム製のアルミホイルが入っています。以前は、車マニアの人達だけが、特別にお金を払い、アルミホイルをタイヤに装着させていたのです。ですが、今の自家用車には、車を購入すると、当たり前のように、車メーカがアルミホイルをつけてくるのです。



 あの大黒埠頭のアルミニューム資材から、すでにアルミニューム製の需要がある事が、考えれば分かったのです。今の日本の車のタイヤに装着されているアルミホイルの事です。昔は、暴走族ぐらいしか、アルミホイルは装着していなかったと、思います。



 外食店で働く海外の人達を見て、今後の日本は、アメリカのような多国籍社会になるのは、当たり前です。小さな子供達の可愛い顔の中には、欧米系の顔が、幾つかあります。



 あっと言う間に来たね。日本の多国籍住民化が。しかし、一方でニュースやテレビ番組なんかは、変わらないなあと思います。偏った報道で、硬直化した内容です。今に、開かれたものになるのでしょうか? 北朝鮮や、まだまだ遅れている?-アジア諸国よりは、良いとは思いますけど・・・。




2012年7月4日水曜日

チェーン店の定職屋さんに勤める海外の女性を、なんとなく見てしまう眼を感じるのか、険しい顔をしている女の人。日本に難民としてきたニャンマーの人かも。


 『御飯、特盛りね。』



 定食の半券を、カウンターにいる制服制帽姿の彼女に差し出しながら、私はサービス時間に、御飯の特別大盛りを告げました。半券を受け取りながら、彼女は後ろで調理している若い、制服、制帽姿の女性に、特盛り御飯と云いました。彼女が小さな皿に盛ってある緑色のレタス、キャベツが主体のサラダを私の前のオレンジ色のカウンターに置きました。新宿は方南通りにある、定職屋さんでのことです。



 何か、ぶっきらぼうな感じです。ちょっと、店の中で体を動かしていますが、店の空気と違う雰囲気です。もちろん、海外の人なので、違うのは当たり前なのですが。



 客は男ばかりです。そして、結構客の出入りがあり、そこそこ繁盛はしています。そんな店の中で、味噌汁の製造機に味噌の入っているビニール袋をセットしたり、ドレッシングの入れ物にドレッシングを入れたりと、色々と暇なく手を動かしています。ですが、とても、ぶっきらぼうなのです。料理した皿を客の座っているカウンタに置くと、ガチャンと音がします。飲み水の入ったグラスの上に、あったたりして、ドカン、ガチャンとした粗雑さです。



 前にも、彼女が店で働いているとき、来店して、彼女を見かけました。なんとなく、年齢も高く、違う雰囲気をしているのを、肌で感じました。彼女はアジア人の顔をしています。年齢は、40歳はいっていますね。



 最近、海外の人がたくさんいます。普通にいます。どこに、いってもアジア、欧米の人達が、そこかしこにいます。



 歩いていたり、話をしたりしている時分には、なんの感じも、受けませんがね。生活の中に入ってくると、文化の違いで、違和感が出てきてしまうものなのでしょうか?



 彼女個人の問題なのでしょうか? それとも、日本自身が持つ特殊性なのでしょうか? 彼女がぶっきらぼうに見えてしまうのは? 浮いています。彼女。客は入れ替わり立ち代り、出入りするので、短い時間しか、彼女に接しないので、救われていますが。



 でも、食べて、それなりに、美味しいし、食べられるのですが、お腹を壊します。味噌汁を飲むと、確実にお腹を壊してしまいます。このチェーン店って、駄目だね。





2012年7月3日火曜日

霞ヶ関で働いている若い官僚の女性と話をしました。若い女性の思いと、日本の国難。


 『私は、まだまだ、ぺいぺいなんですけど~、言って欲しいんです。働いている人に。議員さんの云う事を聞くのが官僚なんですね。ですから、働いている人が議員さんに云えば、官僚は、その通りに行動するんです。だから、云って欲しいんです。』



 彼女は、何か真実を伝えたいといった焦燥に駆られているいるような感じでした。何としても、伝えなければ、そんな顔つきをしていました。小さな体をしています。お酒を飲んだので、とても、開放的になっています。自分は官僚の一人で、まだまだ駆け出したといいます。本人、彼女の言葉を、そのまま言うと、ぺいぺいだといいます。ですが、何とか日本と呼ぶ国を、立派な国にしたいという思いがあるようなのだ。



 彼女。若い、霞ヶ関で働く、ぺいぺいの官僚である彼女は、何とか、日頃思っている思いを私に話しました。夜の暗闇の中を、なかなか、霞ヶ関の地下鉄の駅に歩いて行こうとしません。私が、彼女の思いを理解して、行動する事を希望しているのです。私は、うなずき、何度も同意を示すよううなずき、あいずちをうちますが、それでも、確信を得ることが出来ないようなのです。



 『議員さんは、働く人の、社会で働いている人の信頼を得る事が大切なんです~う。選挙で議員さんを選べるのが選挙なんです~う。それで、社会人の人が云えば、議員さんは聞くんですう。議員さんが言えば、官僚は、云う事を聞くんですう。』



 若い小さな体の、女性の彼女。真実をなんとか、知らせたいのです。今、日本が国難にあっていて、混迷をしている日本を救うのは、現在、傍観者となっている一般庶民のあなたなのだと、一生懸命伝えようとしているのだ。何とか、傍観者である立場から、抜け出して、口から、頭から、心から、自分の思いを、声に出して、話せと云っているのです。



 しばらく、何度も、顔を縦に振る私を見て、私の同意を得ている事を確認して、夜の暗闇の中、明るく照らし出される、地下鉄の霞ヶ関の駅に歩いていきました。消費税と社会保障の一体化修正法案の可決も、一般庶民には、遠い対岸の火事のようにしか思えません。ですが、実際は私達も問題であり、私達の責任なのです。傍観者であろうが、なかろうが、私達の現実なのです。



 ちょっと、云ってみましょうか。仕事仲間に、自分の家庭の中で、今、話が出来る人に。声に出すだけでも。彼女、一生懸命だったしなぁ~、可愛いかったし~。