2012年7月15日日曜日

普通の日本人の原発反対に対する考えのひとつを云う、普通の腹の出た体型をした年配の男の人


 『原発反対っていうけど、じゃ~、電気はどうするんだ。え! 電気が、なっきゃしょうがないんだから。』


 『ん~。まあ、そうですね。』



 あまり立派ではない、夏服。まあ、年配の男が、それなりの茶色、灰色の服装をした、体の大きな年配の男の人と原発反対の首相官邸前に、集まる為に、歩いている人々を見ながら、ちょっと話をしました。



 『まあ、みのもんた何か、よく言っているけどさあ。』

 『そうですね。テレビや、マスコミ、コメンテータなんか、責任がありませんからね。』

 『原発反対って、言って、電気がなくなったらどうするんだよ。』

 『まあね。』



 いい年の男二人が、互いに、差しさわりのない言葉を交わしながら、原発反対について、話をしました。奥さんの出す食べ物を何でも、食べて毎日を過ごしている感じの男の人です。添加物を大量に摂取した小さな目をしています。



 誰も、本当のところは分からないのかもしれません。日本国政府も、東京電力も、原子力村の人達もだと思います。電気が足りないのか、足りるのか、誰にも説明出来ないのです。右に左に、何度も、振られる振り子のように、説得力のない話をされているのだ。それが、事実です。



 東日本大震災の福島原発事故は、第三者委員会で検討され、結論が出ました。まあ、私達被災の中に居ない庶民には、遠いところで、小さな声で発表されている感じを受けます。



 『福島原発事故は人災だった。』



 そういえば、年配の男の人は、こんな事も云っていました。



 『福島の人は、支援金を貰ってたんだよ。原発を置いてくれるってんで。大飯原発再稼動で町長だか、市長だかは、喜んでいっる顔をしてたしね。』

 『確かに、大飯の首長は喜んでいましたね。危ない事は分かってるんでしょうけど。』



 人災について、誰が責任を取るのか、テレビ、マスコミが、多くのコメンテータをゲストに迎えて、その詳細を知ろうとしています。ですが、・・・・どうなんですか? 支援金を貰い、安全だからって、云われて、事故が起きた時、どうするかと言った事も考えずに、原発を置く事を許してしまった地元の人達に問題は無いんでしょうか?




 『もちろん、原発を置いてもらうので、原発支援金をお支払いします。』

 『でも、安全なんですか?』

 『もちろん、安全です。日本の技術力を持ってすれば、原発は、安全です。』

 『もし、万が一事故が起きたときはどうすれば、いいんですか? 避難するときは、どこにいけばいいんですか?』

 『安全ですから、避難する事を考えなくても、大丈夫です。』

 『でも、放射能とか怖いんでしょ。チェルノブイリとか、アメリカのスリーマイルの原発事故なんか、考えると・・・。』

 『安全ですよ。だから、そんな避難とか、事故を起すことがないので、そんな事は考えなくでいいんですよ。国の政策なんですから。』




 先祖代々の生活の中に、原子力発電所が建設されたら、どうしたらいいんでしょ。ええい、ままよってな感じでしょうか? もうらうもの、もらっとけって。



 別れ際に年配の男の人に聞きました。



 『今度の衆議院解散総選挙したら、どこに入れるんですか?』

 『そうだなあ、棄権するよ。前回も棄権したんだ。だから、本当は、なにも言えないんだけどね。』

 『そうですよね。どこに入れたらいいのか、ないですよ。・・・・原発が危険なもので、その対策を十分にしている事を教えてくれれば、問題は無いとおもうんですけどね。事故があったときの避難先とか、何をどうしたらいいのかをね。それをしないで、隠しに隠していると、不安を通り越して恐怖になりますよ。そんな危ないもの、もう、絶対置くまいってね。金と命、どっちが大切なんだか。事故当時の報道で、斑目委員長の顔を見てると、危険を通り越して、こんなまぬけな顔の奴の云う事聞く、大馬鹿野朗がいるかい、ってな感じだよねえ。』





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