2012年7月16日月曜日

港区赤坂に住み大きな犬を飼う背の高いアメリカ人と話して知る、日本人


 『でも、彼のそばに寄ってきた何人かの女の子が、電話番号を教えてくれたよ。』

 『ああ、それは働かせすぎだよ。』

 『ふはははは!』

 『わははは!』



 どうゆうわけか、背の高い独身で東京のマンションに住んでいるアメリカ人と話をしました。彼は、グレートデンと呼ばれる、大きなオス犬と暮らしています。金融関係の仕事をしていると言います。港区の赤坂に居を構え、同国アメリカ人の友達と東京の夜の生活をエンジョイしているようなのです。グレートデンは彼のお供をして、彼が店で飲んでいるときは、外に繋がれ、大人しく待っているそうなのです。



 『海外の金融関係の人達が自国に帰っちゃったので、港区にあるマンションの部屋がたくさん空いたんだ。ほら、日本が不景気でしょ。日本の仕事がなくなっちゃったからね。シンガポールとか、ヨーロッパに帰っちゃたの。』

 『へえ。』

 『それで、部屋代も安くなったんだ。でも、もう少し部屋が広かったらなぁ、って思うんだよ。』

 『確かに日本人の住む家は、ウサギ小屋だからね。世界中が知っているしね。』



 彼は、とても日本語が上手です。御互いの意思を伝えるのに、日本語を使いましたが、何の支障も起こりませんでした。彼の友達であるグレートデンは、耳を切っていないので、頭の上から垂れています。グレートデンは、三角に耳を切って、耳が立つようにするのが、主流なのです。



 『でも、耳を切らないの?』

 『あなたは、犬に詳しいね。耳を切ると、きつい顔になっちゃうからね。』

 『でもさあ、えさ代も馬鹿にならないんじゃない。肉とか、食べさせるんでしょ。』

 『んん、そんなに掛からないよ。彼は、店で買った袋に入ったドッグフードを食べているよ。』



 このアメリカ人は、グレートデンの性質を良く理解して、マンションの中で仲良く暮らしているらしいのです。そして、グレードデンを友達だと考えている事、そして、彼と呼び、人間と同じような扱いをしているらしいのです。



 『よかったね。日本人に飼われると、可哀そうなんだ。犬や動物の性質を知らないで飼うから、動物にとっては、悲しい物語になっちゃうんだ。』

 『そう。』

 『自分の思うようにならないと、腹を立てるんだよね。動物には、何の罪もないのに。勝手な思い込みで、動物の性質を理解しようとしないんだ。』



 背の高いアメリカ人は、控えめな返事で応えていましたが、良く理解していました。自分の住んでいるマンションの狭さから、日本人の性質を良く理解していたのです。長いこと、日本にも住んでいて、日本人を良く見ているのです。



 大津中学校の2年生の男子生徒が自殺して、今、マスコミで盛んに取り上げられています。同級生のいじめが原因らしいのですが、学校も教育委員会も自殺の原因をいじめとは、判断できないと云っているのです。



 マスコミは学校、教育委員会の対応の不味さ、勝手な言い分を、攻撃しています。いい加減な薄笑いをしているような教育委員の顔が、何度もニュース画面の中に映されます。人の命が失われたのに、学校、教育委員は、自分たちの組織防衛しか、考えていない言動にマスコミが、追及の手を休めません。



 日本人に限らないのでしょうが、何度も何度も、同じ事をやっているのです。人間と呼ぶ動物をあまりにも、知らないのです。ましてや、犬や猫、競走馬が、どのような生き物なのか。けして、動物は人間の思い通りには、生きる事が出来ないのです。ましてや、人間様を無視した、考えや行いをすれば、人間様が怒るのは当たり前です。それが、大津中学校、教育委員には分からないのです。しかし、あるいは、分かってるけど、やっているのかも知れません。



 昔の大東亜戦争も、分かっていてアメリカと日本は多くの血を流したのです。御互いの都合の為に。多くの犠牲者が出ることを承知で、戦争をしたのです。



 愚かな生き物。それが、人間なのでしょうか?






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