2012年7月6日金曜日

チャールズ・チャップリンの黒い帽子と似たような帽子を被った、ファッション関係の仕事をしている若い男と話をして、今を知る


 『そうです。確かに、そうです。その眼は、確かです。』

 『ええ! そうなの?』

 『そうなんです。今、安い服が良い服なんです。』

 『ええ! そうなんだ!』



 彼は、小柄で、ちょっと得たいの知れない雰囲気を持っている若い男です。頭には黒い厚手の丸みを帯びた帽子を被っています。髪は黒く、帽子の間から前髪が、二つに分かれています。なんとなく、黒っぽい服装をしています。夏なのに、上っ張りを羽織っています。冬の出で立ちのような、夏服なのでしょうか?



 東京は表参道、原宿で働いている彼。私本人は、いつも原宿のショーウインドウに飾ってある服を、安っぽい服だと、思っていました。そして、その事を、彼に話したのです。すると、彼は、ファッション感覚とか、服のセンスを云う事もなく、あっさりと、その通りだと云います。今現在の服は、値段が安いのが、いい服だと云うのです。商売しているから、利益を上げる為には、安い服が良いのだと。



 しかし、こんな立派な地代が高いビルのショーウインドウに飾るには、似つかわしくないと思うのです。それに、商売になるのでしょうか? こんな安っぽい服を、原宿で購入する人達はいるのでしょうか? 



 なんか違うと思うのです。やはり、良い服は、確かに、品質、センスが選れていて、それに相応して、値段も、高くなるのだと思っているのです。ですが、そんな既成事実を、崩すような、ファッション関係に従事している彼の、話し方なのです。



 何時ごろからでしょう。デパートでは、良い品を見つけるのが、出来なくなったのは? 何を見て、商売をしているのか、分からないのです。良い品を売って、利益を上げるのが、普通だと思うのです。ですが、どう見ても、不良品とは、いいませんが、良くないなあと、云った物が売られています。



 日本がバブル経済のとき、何かが変になった事があります。黒い洗濯機や、得たいの知れない不気味な色をした扇風機が売られました。何か、壊れちゃったのです。夏に涼やかな、生活に清潔感を与える、当たり前の感覚が。ちなみに、訳が、わからないで、購入した人の中に、私も入っています。黒いナショナル製の洗濯機は、寿命が来て壊れたので、サンヨーの洗濯機に買い換えました。ナショナル製の不気味な、グレーの扇風機は、今も我が家にあって、使用されています。



 今の民主党なんかも、そうですね。得たいの知れない感じです。表面上は、同じ日本人の顔と姿をしていますが、不気味な事をしそうな気がします。何か、違う事をしようとしています。何を見て、何を考えて、政治をしているのでしょう。日本国に、日本人の生活に、健全な感じを与える気がしません。



 前原政調会長が、今日のニュースで言っていました。



 『国民に信を問う環境を作ってから、・・・・。』



 まだ、民主党に、次があると考えているようです。それって、とても不気味な、ひとりよがりだと、思うのです。誰が、どのような人達が、どのような日本人が、今後の民主党に声援を送るのでしょう。時分の生活、家族、可愛い子供、日本の先行きを考えたら、けして民主党を、応援はしないでしょう。




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