2012年7月3日火曜日

霞ヶ関で働いている若い官僚の女性と話をしました。若い女性の思いと、日本の国難。


 『私は、まだまだ、ぺいぺいなんですけど~、言って欲しいんです。働いている人に。議員さんの云う事を聞くのが官僚なんですね。ですから、働いている人が議員さんに云えば、官僚は、その通りに行動するんです。だから、云って欲しいんです。』



 彼女は、何か真実を伝えたいといった焦燥に駆られているいるような感じでした。何としても、伝えなければ、そんな顔つきをしていました。小さな体をしています。お酒を飲んだので、とても、開放的になっています。自分は官僚の一人で、まだまだ駆け出したといいます。本人、彼女の言葉を、そのまま言うと、ぺいぺいだといいます。ですが、何とか日本と呼ぶ国を、立派な国にしたいという思いがあるようなのだ。



 彼女。若い、霞ヶ関で働く、ぺいぺいの官僚である彼女は、何とか、日頃思っている思いを私に話しました。夜の暗闇の中を、なかなか、霞ヶ関の地下鉄の駅に歩いて行こうとしません。私が、彼女の思いを理解して、行動する事を希望しているのです。私は、うなずき、何度も同意を示すよううなずき、あいずちをうちますが、それでも、確信を得ることが出来ないようなのです。



 『議員さんは、働く人の、社会で働いている人の信頼を得る事が大切なんです~う。選挙で議員さんを選べるのが選挙なんです~う。それで、社会人の人が云えば、議員さんは聞くんですう。議員さんが言えば、官僚は、云う事を聞くんですう。』



 若い小さな体の、女性の彼女。真実をなんとか、知らせたいのです。今、日本が国難にあっていて、混迷をしている日本を救うのは、現在、傍観者となっている一般庶民のあなたなのだと、一生懸命伝えようとしているのだ。何とか、傍観者である立場から、抜け出して、口から、頭から、心から、自分の思いを、声に出して、話せと云っているのです。



 しばらく、何度も、顔を縦に振る私を見て、私の同意を得ている事を確認して、夜の暗闇の中、明るく照らし出される、地下鉄の霞ヶ関の駅に歩いていきました。消費税と社会保障の一体化修正法案の可決も、一般庶民には、遠い対岸の火事のようにしか思えません。ですが、実際は私達も問題であり、私達の責任なのです。傍観者であろうが、なかろうが、私達の現実なのです。



 ちょっと、云ってみましょうか。仕事仲間に、自分の家庭の中で、今、話が出来る人に。声に出すだけでも。彼女、一生懸命だったしなぁ~、可愛いかったし~。








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