2012年6月27日水曜日

裁判所での裁判長との話と、野田政権の消費税修正案可決なるトンチンカンな関係

 
 『それでは、判決をします。』

 『ちょっと、待って下さいよ。判決ったって、判決されちゃうとどうなるんです。』

 『でも、ここには、自己破産で解決したいと書いてあるじゃない。』

 『ちょっと待って下さいよ。自己破産を含んだ、解決を相談したいと書いたんです。そちらは、色々と、お金のやりくり方法を知っているんじゃないんですか? それで、相談したいんですよ。』

 『あなた、歳はいくつ? 収入はどれぐらいなの? ・・・・?』

 『もう、いい年ですよ? ・・・・。 お金があれば、支払いますけど、ないんじゃ払えないですよ。』

 『じゃ~。別の部屋で、司法員と相談して下さい。』



 昨日、裁判所での眼鏡をかけた、裁判長と話をしました。簡易裁判所で、支払い事件なるものをしてきました。裁判所から、送られた青いA4サイズの答弁書用紙に、当方の事情を説明して提出しました。その、やり取りを簡易裁判所で話合ったのです。金融機関、司法員、そして私は、法廷を出て、相談室に入りました。



 『お金があれば、支払いますけど、ないものはしょうかないですよ。』

 『裁判長は、ああいっていますけど、事情を伺って解決していくのが、私達司法員なんですよ。』

 『今現在、1ヶ月に1万人ぐらいづつ、生活保護者が増えているんでしょ。私達だけが、その範疇の外に居るわけには、いかないでしょう。』

 『・・・ああでもない・・・こうでもない・・・。』

 『すると、リーマンショックから、仕事がなくなったのね?』

 『あれ~。仕事先がお金を払わないんです。2回目の仕事先も、お金を払いませんでしたね。』



 司法員、金融機関の人、私で、色々と込み入った話をしました。なにやら、強制的に財産、給料を差し押さえるような判決になる話になりました。金融機関の人の目が鋭く、私の顔を見つめます。財産の有無を探っているのです。



 結局、判決は後日届くことになり、その日は、裁判が終わった事で、何となくほっとした気持ちで、裁判所を後にしました。後には、強制執行の判決が、待っていると思うのですが、住んでいる場所には、財産は、ほとんどなく、目ぼしいものは、箪笥が2たつあるだけで、寂しいものです。



 ラジオのニュースを聞くと消費税修正案が可決されたとの報道でした。少し、信じられない気持ちです。よりによって、強制執行される判決を知らされた後に聞くには、タイミングが良すぎます。微かに、可笑しくなりました。



 『これは、抜本的な改革だと思うのです。』



 ニュースの中で、野田総理は力を込めて発言していました。しかし、どうなんですか? 今の景気と庶民の暮らしを見たら、普通、増税なんか出来るものなのでしょうか? 改革と言うより、暴挙だと思うのです。



 自分の国を自分で、守る考えをしない。拉致された人々を救うことをしない。日本の国をどうしたいのかを説明出来ないし、しない。



 何か、可笑しいと思うのです。でも、それは、きっと国民の一人ひとりが、はっきりと考える事が出来ないせいなのだと思います。政治家の人達に、国民が望んでいる事を、納得出来る考えを、説明出来ないのです。日本人のひとりひとりは、突き詰めると快適な生活を望んでいるはずなのです。ですが、それを具体的に、政治家の議員さんに説明して、話す事が出来ないのです。ですから、御時勢に合わない、トンチンカンな、消費税修正案なるものが、通ってしまうのです。



 景気を何とかして欲しいではなく、景気を良くしなさいです。しっかりしないと、ちゃんと云わないと、どこにもいかないで、何もしないでしょう。そして、議員さんの政党、担当省庁の利益しか考えないでしょう。







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