2012年6月14日木曜日

なにか、ちょっとびっくりして用心深く尋ねるオーストラリア人の夫婦の旦那さん


 『どのぐらい、いたの? ・・・。』

 『1週間ですね。1ドルが360円のとき。ははは。』
 


 彼が私に、探るように聞きました。彼はオーストラリア人です。背の高い金髪の奥さんと、赤ん坊の小さな男の子が一緒にいます。日本に滞在していて仕事をしているのです。どのような仕事をしているのか、聞き忘れました。不機嫌な様子で、私に接して話しかけてきました。どうも、日本なのか、日本人なのか、それとも日本での生活に不満なのかわかりませんが、面白くないようなのです。



 しばらく、話をしているとオーストラリア人だと云う事が分かりました。それで、若い時分に行った、オーストラリアのシドニーの事を話しました。すると、驚いたように、急に態度が変わりました。そして、用心するように、探るように低い声で私に尋ねたのです。短い期間と知って安心したようです。




 最近はシーシェパードなる、日本の捕鯨船の捕鯨妨害をしているグループが拠点をしている国で良く報道されます。しかし、それではなく、どうもオーストラリアで行われている人種差別を警戒していたようなのです。




 確かに人を批難するのは、簡単です。日常の事です。親が子を、子が親を兄弟を批難する言葉を良く聞きます。マスコミや人々が政権を持つ総理を、大臣を必ずと言っていいほど批難します。それが、人間なのかもしれません。しかし、自分自身を批難してしまう人がいます。そして、背を丸め、肩を落とし、下を向いて歩きます。それが、日本人なのです。ちょっと、自分自身に励ましの言葉を言ってみましょう。




 『しょげるなよ。お前は、がんばってるよ。』、って。





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