2015年4月26日日曜日

 日本人より、世間体、モラル、ルール等により囲まれちゃっているようなフランス人親子を見た。


 今年の初め1月に世田谷区千歳船橋から上北沢に引越してから、いつも買い物に行くホームセンターに向かって灰色のアスファルトをとぼとぼと歩いていた。左腕に付けている腕時計の針を見ると午前中10時頃だったろう。大変天気が良く、頭の上に青空が広がっていた。青空の中で太陽が輝いていた。そんな太陽の光を受け、その春ののんびりした空気と暖かさを感じていた。その時の服装は、薄い青に更に薄青の縞が入った長袖ワイシャツ一枚と地味な灰色チエック柄の春物ズボンと白い運動靴姿で歩いていた。

 私が住んでいるマンションから、ホームセンターに行く道の間には青色のペンキを塗った歩道橋がある。歩道橋の階段を上に登りつくと、向こう側にも階段を登りついた男がいた。背の高い痩せた外人さんだ。歩道橋を歩き始めると、彼もこちらに向かって歩いてくる。彼は自転車を右に引きながら歩いてくる。そして、その後ろには、中学生ぐらいの彼の娘さんだろう女の子も自転車を引いて付いてくる。そして、向こう端に歩きつくと、わりと日本人と背丈が変わらない彼の奥さんが自転車を押して階段を登りきったところで出会った。しかし、別段彼等の顔を眺めたわけじゃない。

 そして、ホームセンターから買い物を済ませて、帰りの歩道橋を歩いていると、何故か先程のフランス人の親子の様子を何となく思った。そして、何か、人がルールとか道徳とかに強制されてしまうと、あんな人間の様子になってしまうんだろうなあ、っと思った。なんか、緑の牧草を食べる羊とういか、ロシアの背の高いワンちゃん、ボルゾイのような感じを受けたんだ。まあ、日本人とは人種が違うからさ、印象が違うのはしょうがないけどさ。おとなしい感じを受けたよ。

 まだまだ、日本人の方が人間らしいような気がしたよ。日本人も、相当行っちゃっているけどさ。まあ、たまたま、あんな雰囲気の外人さんだったのかもしれないけどさ。中学生のような娘さんは黒いサングラスをかけていて、棒のように真っ直ぐな足と体つきをしていたよ。やっぱり、フランス人は垢抜けているよ。きちんとしているというか、お洒落なんだね。

平成27年04月26日(日曜日)晴れ 22℃ 午後01:07 世田谷区より。