2010年4月18日日曜日

おまわりさんの、?。




 『どうして? おかしいと思わないの? ええ。 だってさあ。・・』

 ここは、東京の土橋の交差点である。私は、深夜におまわりさんと話をしていました。どうしても、納得がいかないのです。若いおまわりさんは、私に色々と説明をします。標識のあるところまで、私を連れて行き、白い手袋をした指で差し示して説明します。どれぐらいの時間、この若いおまわりさんと話したでしょうか。仲間のおまわりさんが、私を不思議がってみています。

 彼らには、想像が出来ないのです。自分達が何をしているのかをです。そして、警察官に道理を説明する私がです。沢山の車が後から後から、捕まっています。それこそゴキブリが、ゴキブリホイホイの罠にかかるようにです。そして、車のドライバーは、反論することなく静かに違反切符を切られています。

 白バイ乗りのおまわりさんが、青い制服に白いヘルメットとⅴの字の胸飾りと黒いブーツを着用して何人もいました。一人が赤い発光棒を顔の前で右左に振っていました。それは、ここに障害物があるとの合図であることを示します。その横では、両手を使って、ここに車を停止しろとのジェスチャーをしています。当然、ドライバーは、おまわりさんの指示に従い車を入れます。何かの検査をしているのだろうと思ったのです。ですが、実は、右折禁止のところを右折したとの、話をされました。おまわりさんが誘導したから、右折をしたのです。

『ええ。そうでしょ。おまわりさんが、誘導したんですよ。だから、右折して、指示通りに、あそこに車を止めたんです。そうでしょ。』

 いくら、はなしてもらちがあきません。そして、道理を話している私を、不思議に見ているおまわりさんの仲間を、見ました。自分達が何をしているか分からないのです。 交通違反をするように誘導している事が分からないのです。赤い発光棒を左右に振っている工事中の場所は、東京のいたるところにあります。ここは障害物があるから、避けて下さいと。そして、こちらに車を通過させてくださいと。

 おとなしい日本の人を当たり前に見ている警察官達です。多分おとなしい、言うがままの人達を、おれおれ詐欺の主犯、あるいは政治家の人達は、けらけら笑って見ているはずです。

 結局は違反切符をもらいました。その後私は、110番して、新米の白バイ警官が何をしているのか110番の受付に説明しました。110番の人は、分かっているようでした。警察官でもなれない新米の人達がいることをです。そして管轄の警察署に連絡するとの話をしました。


 些細な事なら、大袈裟に捉えるより、しょうがないと思えば大人でしょう。しかしなあ。こう完全にやりたい放題では、黙っているほうがおかしいと思うのですが。