2012年7月12日木曜日

人間の運命は分からないよ。と、云う、何だかわからないけど、大きな会社の代表を転々として務めているような老人の云う事


 『人間の、運命ってのは、分からないよ。』

 『そうですかね。』



 小さな年配の男性とお話をしました。どこにでも、いるような会社員の風貌をしています。スーツを着て、ワイシャツにネクタイと黒い革靴を履いています。でも、ちょっと高価なスーツやワイシャツ、ネクタイ、革靴のように見えます、どうも、石油関係の会社の代表をしていると云うのです。次々と抜擢され、大きな会社の代表を転々としながら勤めてきたそうです。彼が言います。



 『日本の皇族が、サウジアラビアなんかに行ってね。それで、石油をたくさん、輸入出来る様に、なったんだよ。皇太子の新婚旅行なんかも、中東に行ったんだよ。』

 『へえ~。』

 『だから、皇族の役割ってのもあるんだよ。』



 何か、違う次元の人らしいのです。話している事が、ちょっと異なる世界の内容です。その彼が言います。話し方は、我々一般庶民と同じですが、微妙に空気が濃厚です。



 『ルンペンと、議員は、三日やったら止められないって云うよ。』

 『へえ~、そうですかねぇ~。』

 『でも、人間の運命ちゅうのは、ほんとに分からないよ。』

 『ふ~ん。』



 何となく分かるような気もします。汚い格好で街中の、目立たぬところに姿を晒しているホームレスの人達は、止められないのでしょう。止めようと思っても、どうしようもないと思えます。確かに、国会議員さんも辞められないでしょう。黒い車を運転手付きで、乗り回せたら、本当に気分が良いものでしょう。まして、給金が破格であれば、なおさらです。それに、何回が議員さんをすると、老後は、議員手当のような保障もあるようでは、止めようとは、決してしないでしょう。



 なにか、難しいような感じがします。野田首相のチャッチフレーズと、小沢一郎議員が出て行った、民主党の様子を見ると。云っては悪いんですけど、何も考えないで、ルンペンになってしまったホームレスの人達のようです。どのような考えを持っているんでしょうか? やっぱり、財務省の考えを実行しているだけなのでしょうかね。野田首相が言います。



 『命を掛けて。』



 三島由紀夫みたいに、刀で腹を切るなら様になりますけどね。青畳の上に、真っ赤な血が飛び散るってのも絵になりますけど、政治生命を掛けてっていうんじゃなあぁ。普通の人になって、ひょっとしたら、のうのうと、議員手当で暮らせるんじゃないの。ひょっとしたらだけど。まあ、それも悪くないよね。





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