2012年8月1日水曜日

知らぬ間に嘘をついている日本の人達。こんな人達が、子供に嘘を付くなと言った教育が出来るでしょうか? そんな自覚さえない日本の人達。



 『お客さん、レジに並んでいるんですか? レジなら、こっちですよ。』



 レジ係の若い男の店員が、私に話しかけてきました。




 『ああ、こっちね。』




 夏のうだるような暑さの日曜日、午前中に近所のスーパマーケットに買い物をする為に来ました。液体洗剤のパックと固形洗剤を手に持ち、レジ前に立っていました。しかし、製品棚が邪魔をして、レジの買い物客の並ぶ進行列が見えませんでした。




 列には先客が二組程並んでいました。私の前には、若い夫婦が小さな子を抱きかかえて並んでいました。旦那の方が、奥さんに何か一言云いながら、奥さんから離れていきました。小さな女の子が小柄な奥さんに抱かれています。私の顔を、遠慮がちに見ています。小さな顔の中の小さな目が、じっと私の顔を眺めています。



 笑顔を作りながら、短かな髪の毛の女の子に目を向けると、女の子も笑顔を返してきました。私が、体をずらして、女の子の視線から見えなくなると、急いで母親の両手に抱かれている体を反対方向に移動して、私の顔を見続けます。



 小さな子なので、正直に行動しているのです。興味のあるものに、反応しているのです。小さな女の子の顔は、まだまだ添加物の影響を受けていないせいか、子供特有の素直さを、現しています。



 若い頃、街中を良く歩いていました。分けもなく、新宿、渋谷、原宿と、ぶらぶら歩いていました。休日には、朝から歩いていたような気がします。ですが、人混みの中を歩く自分の中で、恥ずかしくなっている気持ちに、良く気が付きました。そして、自分の姿がビルの窓に映っている姿を見ると、別段恥ずかしがる姿や顔をしていませんでした。



 今、何故若い時に、あのように恥ずかしがっていたのかが分かるような気がします。それは、人混みの中に、正々堂々とした人が居なかったのです。みんな変な顔、姿をしていたのです。それは、自然な食べ物を食べていなかったせいなのだと思います。インスタントラーメンや添加物が添加された、肉や魚、調味料を摂取している顔でした。そのような顔をたくさん見ていたら、恥ずかしい気持ちになるのは、普通の事です。特に、若い時分には、自然にそうなってしまいます。




 社会に不正があるのは、しょうがないものです。食べ物に添加する不正も、そのひとつです。また、それぞれの都合があり、どうしようもない場合もあるでしょう。ですが、まず、嘘をついている食べ物から、注意したいものです。嘘を付いている顔にならない為に。立場上、どうしても添加物交じりの食べ物を食べたり飲んだり、嘘を付かなければ、ならない場合もあるでしょう。嘘も方便です。良い大の大人が、馬鹿正直では、困ります。



 小さな女の子は、私の顔が嘘を付いていない食べ物を食べている事に気が付いたのです。子供の正直さで。そして、笑顔を返してきたのです。小さな子猫のように。



 出来たら、正直な顔をして、原発反対や、北朝鮮拉致問題、不景気の中の消費税増税の問題を解決出来たらと思います。では、今の民主党の議員さんの顔は正直な顔をしているでしょうか? まあ、色々な顔をしている事は承知していますが、正直な顔は、どこにいるでしょ。





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