人の目を気にしない３つの方法
どうしても人の目を引く人もいる。私なんかもそうだなあ。ある会社の歓迎会に出席したときだ。一緒に会社に入った奴が最初に挨拶をしたんだ。誰も彼も酒を飲んでいたり、食べ物を食べていて見向きもしなかった。笑っていた人もいたよ。誰も自己紹介の挨拶をしている彼を見ていない事をさ。そして、私の挨拶の番が来たんだ。すると、みんながみんな酒を飲んでいる手や食べる手を休めて私に視線を集めた。さあ、どんな話をするんだ、って感じで耳目を集めた。し～んとした空気の中で自己紹介をしたよ。打って変わってさ。
こんな事もあったなあ。始めて入る大きなパン屋さんで菓子パンを購入した時だ。いくつもある会計レジのひとつの列に並んだ。私の会計の番が来たんだ。すると、会計レジの若い女性が、す～、っと何処かに歩いて行ってしまった。しばらくすると、痩せて姿勢の悪い小柄な中年の男がふらふらとした様子で歩いてきた。そして、顔に可笑しな含み笑いをしながら私の顔を見ずに会計をした。パン屋から出て、しばらく歩いていると、ふ！、っと閃いた。会計レジの若い女性が何をしたのかをさ。あれからパン屋の事務所のドアを叩いたんだ。そして、こんな事を言ったに違いないのだ。
『私を付けねらっているスケベな男が来ました。助けてください。私って可愛い女だから困るんです。』
どれぐらい前になってしまったか会社の休日に出社をして午後の早い時間に仕事を終えたある日、家路に着こうと銀座の石畳の歩道を歩いていた。松屋デパートの前あたりに歩いてくると、海外の金髪の巻き毛をした女性が前方に立っていた。彼女、私の姿を見ると、ぱ、っと花が咲くような笑顔になった。すると、連れの男だろうイタリア人らしきが彼女に顔を近づけ彼女の唇にキスをした。じ～、っと私の顔を見ながらさ。そんな似たような事が連綿と起こるので一緒に働いている奴に話をしたら、こんな返答だったなあ。
『俺、全然、そんな事ないよ。』
そういえば、ある時期、日本全国北は北海道から南は九州まで各地を出張をした。そして、行く先々で同じ事が起こった。必ず起こった。現地の人達が私を見ると打ち明け話をするんだ。そして、困っている、ってさあ。身の上相談を持ちかけて来るんだ。悩みを打ち明けるんだ。現地の責任者がさ。家庭の悩みだったり、職場でのいざこざだったりさ。それを一緒に出張している仕事仲間に話したら、誰も、そんな事が起こらないって言うんだけどさ。
いろいろなところでイジメも良く受けるなあ。ある職場で職場の人達全員がいっち団結した形になって私をイジメめた。半年ぐらい経つとイジメの首謀者が自ら職場を変えて転勤した。自分が首謀者となり暗すぎるぐらい暗すぎる事にいられなくなってしまったんだろうなあ。それに気が付いたんだろう。どっか～ん、っとさ。それぐらいのイジメをしていた。イジメに加担していたひょうろくだまのような男が朝職場に行くと、可笑しな目をして私を見てこんな事を呟いた。
『この人、こんな人なんだろうなあ。』
ある会社に出向して働いていると、なんとかへこまそうとやっきになっている男がいた。私の泣き顔を見たい、って感じでさ。下請けをイジメのが至上命令らしいのだ。それをすることで社員の結束を固めているらしい。現場責任者だ。
そして、そんな人間なんだなあ～、って今自分をそう思っている。変えようが無い。どうしようもないものなあ。アメリカ人がアメリカ人として生まれてしまえばアメリカ人になるだろう。中国人が中国に生まれてしまえば、どうしても中国人になる。それと一緒で自分が自分として生まれてしまえば、どうしても自分になってしまう。どれぐらい前かなあ、有楽町線に乗り換える為に駅のホームを歩いていたんだ。その日はことのほか気持ちが良かったので世紀の大人物のように胸を張って歩いていた。すると、痩せてぼこぼこに足も腰も背中も首も曲がっているよぼよぼの年老いた爺だね。服装も生活感がただよっているさ。いつまでも、私の背中に取り付いたようにぴったりと歩いてくる。そして、しきりに咳をするんだ。その咳はこんな風に言っているようだった。
『日本人はそんなに胸を張って歩いたりはしないぞ、背中を丸めて私のように歩け。』
ほんと、よぼよぼの爺でさあ。厄病神のようだった。食品添加物なんじゃないのかなあ～、ってさ。爺、添加物に取り付かれてしまったんじゃないかなあ～、ってさ。自然じゃないから人の目を気にしてしまうんだね。自分自身じゃないからさ。違う人になってしまっているからだろう。そして、人の事ばかり気にしてしまう。よぼよぼの爺になってもさ。
人の目を気にしない方法は自分自身でいることだ。正直にさ。己に嘘を付いては人の目を気にしてしまう。人の目を気にしてしまうなら、自分自身に言う事だ。どうしても人の目を気にしてしまう、ってさ。それは、まだ、自分を知らないんだ。そして、自分になれないんだ。
令和元年９月７日（土曜）晴れ ２９℃ 午前０８：５３ 世田谷区より。
どうしても人の目を引く人もいる。私なんかもそうだなあ。ある会社の歓迎会に出席したときだ。一緒に会社に入った奴が最初に挨拶をしたんだ。誰も彼も酒を飲んでいたり、食べ物を食べていて見向きもしなかった。笑っていた人もいたよ。誰も自己紹介の挨拶をしている彼を見ていない事をさ。そして、私の挨拶の番が来たんだ。すると、みんながみんな酒を飲んでいる手や食べる手を休めて私に視線を集めた。さあ、どんな話をするんだ、って感じで耳目を集めた。し～んとした空気の中で自己紹介をしたよ。打って変わってさ。
こんな事もあったなあ。始めて入る大きなパン屋さんで菓子パンを購入した時だ。いくつもある会計レジのひとつの列に並んだ。私の会計の番が来たんだ。すると、会計レジの若い女性が、す～、っと何処かに歩いて行ってしまった。しばらくすると、痩せて姿勢の悪い小柄な中年の男がふらふらとした様子で歩いてきた。そして、顔に可笑しな含み笑いをしながら私の顔を見ずに会計をした。パン屋から出て、しばらく歩いていると、ふ！、っと閃いた。会計レジの若い女性が何をしたのかをさ。あれからパン屋の事務所のドアを叩いたんだ。そして、こんな事を言ったに違いないのだ。
『私を付けねらっているスケベな男が来ました。助けてください。私って可愛い女だから困るんです。』
どれぐらい前になってしまったか会社の休日に出社をして午後の早い時間に仕事を終えたある日、家路に着こうと銀座の石畳の歩道を歩いていた。松屋デパートの前あたりに歩いてくると、海外の金髪の巻き毛をした女性が前方に立っていた。彼女、私の姿を見ると、ぱ、っと花が咲くような笑顔になった。すると、連れの男だろうイタリア人らしきが彼女に顔を近づけ彼女の唇にキスをした。じ～、っと私の顔を見ながらさ。そんな似たような事が連綿と起こるので一緒に働いている奴に話をしたら、こんな返答だったなあ。
『俺、全然、そんな事ないよ。』
そういえば、ある時期、日本全国北は北海道から南は九州まで各地を出張をした。そして、行く先々で同じ事が起こった。必ず起こった。現地の人達が私を見ると打ち明け話をするんだ。そして、困っている、ってさあ。身の上相談を持ちかけて来るんだ。悩みを打ち明けるんだ。現地の責任者がさ。家庭の悩みだったり、職場でのいざこざだったりさ。それを一緒に出張している仕事仲間に話したら、誰も、そんな事が起こらないって言うんだけどさ。
いろいろなところでイジメも良く受けるなあ。ある職場で職場の人達全員がいっち団結した形になって私をイジメめた。半年ぐらい経つとイジメの首謀者が自ら職場を変えて転勤した。自分が首謀者となり暗すぎるぐらい暗すぎる事にいられなくなってしまったんだろうなあ。それに気が付いたんだろう。どっか～ん、っとさ。それぐらいのイジメをしていた。イジメに加担していたひょうろくだまのような男が朝職場に行くと、可笑しな目をして私を見てこんな事を呟いた。
『この人、こんな人なんだろうなあ。』
ある会社に出向して働いていると、なんとかへこまそうとやっきになっている男がいた。私の泣き顔を見たい、って感じでさ。下請けをイジメのが至上命令らしいのだ。それをすることで社員の結束を固めているらしい。現場責任者だ。
そして、そんな人間なんだなあ～、って今自分をそう思っている。変えようが無い。どうしようもないものなあ。アメリカ人がアメリカ人として生まれてしまえばアメリカ人になるだろう。中国人が中国に生まれてしまえば、どうしても中国人になる。それと一緒で自分が自分として生まれてしまえば、どうしても自分になってしまう。どれぐらい前かなあ、有楽町線に乗り換える為に駅のホームを歩いていたんだ。その日はことのほか気持ちが良かったので世紀の大人物のように胸を張って歩いていた。すると、痩せてぼこぼこに足も腰も背中も首も曲がっているよぼよぼの年老いた爺だね。服装も生活感がただよっているさ。いつまでも、私の背中に取り付いたようにぴったりと歩いてくる。そして、しきりに咳をするんだ。その咳はこんな風に言っているようだった。
『日本人はそんなに胸を張って歩いたりはしないぞ、背中を丸めて私のように歩け。』
ほんと、よぼよぼの爺でさあ。厄病神のようだった。食品添加物なんじゃないのかなあ～、ってさ。爺、添加物に取り付かれてしまったんじゃないかなあ～、ってさ。自然じゃないから人の目を気にしてしまうんだね。自分自身じゃないからさ。違う人になってしまっているからだろう。そして、人の事ばかり気にしてしまう。よぼよぼの爺になってもさ。
人の目を気にしない方法は自分自身でいることだ。正直にさ。己に嘘を付いては人の目を気にしてしまう。人の目を気にしてしまうなら、自分自身に言う事だ。どうしても人の目を気にしてしまう、ってさ。それは、まだ、自分を知らないんだ。そして、自分になれないんだ。
令和元年９月７日（土曜）晴れ ２９℃ 午前０８：５３ 世田谷区より。
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