カンボジアが残した遺跡アンコールワットと日本と呼ぶ国が残すもの

　まあ、カンボジアの多くの人々の心を揺さぶって止まない何かが、今現在も世界中から多くの観光客がカンボジアを訪れ感慨に耽る程の大きさと緻密な彫刻を伴うアンコールワットを作り上げたんだろう。カンボジアの多くの人々の心を揺さぶって止まないもの、それは何だろう？　きっと、それは、多分、仕事を与えられ、賃金を得、自分の家族を養える安心と今日明日の生活に対する希望が芽生えたんだ。自分の可愛い子供達の笑顔が、ず～、っとこれから先も見られるんだ。自分の家族が子供達、連れ合い、おじちゃん、お婆ちゃんと、安心して共に日々を過ごし暮せるんだ。そんな想いだろうなあ。当時のカンボジアの人達は、身の内が喜びで震えるような思いを持ってアンコールワットを作っていたに違いない。

　そして、何故？、衰退してしまったのか？　まあ、決まりきった事だな。不正が行われたんだ。経済活動がうまくいけば、莫大なお金が入ってくる。それに対する邪な考えを持つ者が現れたんだ。今現在の世界中で行なわれている国々の不正と一緒だね。アメリカしかり、日本しかり、ありとあらゆる国で同じ不正が行われている。その不正と同じだ。どうしょうもないものだ。目の前に大金が転がっているんだ。どうしても目が眩んでしまうだろう。そして、蛇になり身を潜めてしまうんだ。そして、人々の目をくらましひょうろくだまを作り出して自分達の不正を誤魔化そうとするんだ。こんなひょうろくだまが現れるんだ。何も知らずキョロキョロして、人の目ばかりを気にしている輩になってさ。

　『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか？』

　そして、ポルポトが現れて、人民の大虐殺が行なわれてしまった。しょうがないよ。ひょうろくだまのような奴ばかりじゃあ、そうなってもさ。しっかりして欲しいですね。歴史を忘れず、歴史から学ぶ事を怠らずに、・・・。現在の日本にはアンコールワットのような壮大な建物も、それに伴うような考えもないけど、衰退していく道をとぼとぼと歩いている途上だね。そんな事を多くの金融専門家及び関係者が腕を振り回し体を揺さぶって口を酸っぱくして言っている。まあ、目が見える人達には、ひと昔前とは全然違う日本国内の風景が見せる諦めと閉塞感が漂っている空気だ。日本の政界から、晋三とその取り巻き連中関係者が姿を消さないと駄目なんだろうなあ。突っ立てるだけじゃさあ。現金支払い機ＡＴＭの案内係としてさ。古ぼけた上着のような自民党に代わって、新しい息吹が渦巻いている政党が出現しないと駄目だあ。カンボジアには遺跡アンコールワットが残ったけど、このままでは日本には何も残らないだろう。本当に、・・・。ひょっとしたら、苦々しく寂しい苦しい思い出だけかも、・・・。苦りきった日本人達の顔だけかも、・・・。

　令和２年５月１９日（火曜）曇り　２２℃　午後１６：１３　世田谷区より。新型コロナ・ウイルス感染緊急事態宣言発令中。