2011年5月15日日曜日

男と女、そして警察官が顔を揃える時

 『あんた、こないだも、こんな事あったよなぁ。』



 何やら、白黒車体のパトカーと、警察官が何人か居ます。警察官の一人が、腰を屈めて、アスファルトの上に崩れるように、泣いている女性に話しかけています。その側では、1人の男が泣いている女の人を、にらめ付けるように見ています。女性は、ちょっと太めの長い髪をした、気の良さそうな感じの女の人です。男は、どちらかと言うと小柄で、テキパキ物事を進めるような感じがします。でも、けして良い事をする人間のような様子はしてませんが、普通の若い人達です。男の人の目が、ちょっと、ある種の添加物摂取した目を、しているように思えました。



 ここは東京は、世田谷区の農大の横にある、桜の木が植えてある道です。いつだったか、寒くも暑くもない季節の事だったと思います。女性の側には、いくつかの荷物を入れた無地の布製と、革のバックが、転がっていました。腰を屈めた警察官が、何時までも泣いている、女性に話しかけています。どのような理由で、この人達が、ここにいるのか分かりません。何を、どうしたいのか、女の人も、男の人も、警察官も分からないようです。とりあえずアスファルトの上で、崩れるような姿勢で泣いている女性を、何とかしたいと警察官が、話しかけています。



 どうも、男と女は2人で生活していたようなのです。ですが、女の人が、その生活に別れを告げようとしたのです。そして、手荷物を持って家を出て歩いている所に、男がそれを面白く思わず暴力を振るったようなのです。そして、前にも、同じ事があったようなのです。そんな2人と警察官を後にして、家路に向かって歩きました。テレビドラマの1シーンを見たようでした。最近ある、女性と話をしました。



 『私の周りに、たくさんいるんですよ。結婚していない人が。』



 随分前に、独身の男女が時間が無くて、付き合う事、出会うことが出来ないと、テレビ画面で云っていました。そんな事で、時間や出会いを作らなければ、ドラマは生まれないようです。でも、あまりにも、忙しすぎる気がします。何か、日本人って、全速力で走っている人の、生活のような気がします。アメリカ人も、なんか、そのような感じですけどね。なんか昔の人に云われそうです。



 『大馬鹿三太郎。』

 

 しょうがないよね。何か、知らないけど。


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