2011年5月1日日曜日

海外の女性が出す気になるサイン




 『ストッピ!』

 東京世田谷区の馬事公苑から、用賀までの道を歩いていました。散歩を兼ねて、買い物をする為です。用賀にある、富士というスーパーを良く利用しました。地下一階、地上2階建ての、そんなには大きくないスーパーです。2階の衣料、雑貨品売り場にいました。すると、外国の若いカップルが私の行くての前に立ちます。用賀にはアメリカンスクールのような外国人の学校があるようなのです。男の子は、日系人のハーフのようです。彼を自分の前に立たせ、なにやら襟を正すような仕種をする、金髪の女の子です。何となく私を意識しているのです。多分、さっき歩道で聞こえた英語は、彼女が運転手の彼氏に命令した声です。私の後をつけてきたのでしょう。ほんとに暇なカップルです。


 そんな事を意識したのは、随分前になります。昔、東京は中央区茅場町に仕事先があり、休日出勤をしたことが良くあります。仕事を午後の早い時間に終えて横浜に帰るのですが、散歩がてら、銀座の中央通りの人混みの中を、仕事から解き放たれた開放感に浸りながら歩きました。茅場町、日本橋と歩き、銀座4丁目の地下鉄に乗り、横浜に向かうのです。明治屋でロゼワインを購入して、ワイン瓶2本の入った茶色のビニール袋を片手に持ち、天気の良い空の下の石畳を歩くのです。3丁目から人混みが込んできます。海外から観光で訪れた人達も、チラホラ混じっています。イタリヤ人カップルのような、とび色をした髪の女性が、スーツ姿で歩いている私を見ると、ぱっと嬉しそうな笑顔になります。すると、カップルの男の方が、女性の腰に手を回して、歩道の真ん中に導きます。私が歩く道筋上です。そして、人目もはばからず、キスをします。いつも、カップルのどちらかが、私から目を離しません。似たような事が、4~5回あります。


 何かのサインだと思います。脇が甘い男と女への、心の隙を突いた仕業なのでしょう。ひょっとたら、ラテン系人種の子孫繁栄と生存競争の前哨戦なのかもしれません。


 昔、世界が東西に対峙していたとき、中国とアメリカは、相手の政策を批難する新聞報道をしていたようなのです。しかし、互いにサインを新聞記事の中に忍ばせていたようなのです。合意できる箇所を探り合っていたのです。表面は、相手を批難していますが、他の国への対外的な対応だったのです。


 世の中が発信する、サインが読めないと、現を抜かすことになると思います。日本政府の対応は、いきあたりばったりだと、インターネットのニュース動画が流れます。カーブのサインをドロップだと読み違えているのでしょうか。

 

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