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なにげない日々の暮らしの中で、日本の人々が出逢う細々とした小さな出来事を記述しています。
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2011年5月4日水曜日
ふたりの膠原病
『膠原病って云う病気なの。』
『へえ。でも、どんな病気なんです。』
『原因が分からないの。それを膠原病ってお医者さんは云ってるの。有名な野球の監督の奥さんもそうなの。』
『へえ。』
赤坂で具合の悪そうな女性と話をしました。彼女は自分の病気を隠すことなく話してくれました。大変な病気らしく、治療法方が無いらしいのです。そして、頻繁に医者に通っているらしいのです。そしてドイツの薬を毎日、お腹に注射しているというのです。最近はドイツの薬が、注射器に入って輸入されるので痛いらしいのです。以前は薬だけをドイツから輸入していて、注射器は日本製の注射器を使っていたらしいのです。
『日本の注射器の針は細くて痛くないの。日本の技術力ってえ凄いわぁ。』
そんな大変な病気なのに、暢気な事を云うのです。治療費も医者に掛かるたびに、何万円と財布から出て行くのだそうです。心当たりのような原因を尋ねてみると、よくわからないのだそうです。そして、云いました。
『壊れちゃったのね。何か、自分の中の何かが。』
しかし、話をしている間彼女が病気の人には思えませんでした。話し方、声の様子や雰囲気は、通常の健康的な人のような感じを受けました。ただ何かは分かりませんが、動いていない感じを受けました。それは、長時間放置されたために錆び付いたか、萎えてしまったような部分でしょうか。なんか体型が、お猿さんの体型に似ています。手が長くて、前屈みで、下半身が弱っているような感じです。
ひとつきもしないで、膠原病のやはり女性の方とお話をしました。同じような話をしました。そして、彼女の体型も体を動かさない、下半身の弱っている感じを受けました。何か、忙しい細々とした、仕事をする環境に、居れば直るような気がするのですけど。しかし、お金の掛かる病気で、私には、金輪際、膠原病になる事が出来ないと思いました。
まさに、環境が病気や健康を作り出しているのだと・・・。病気を治すには、環境を直す必要があると・・・。
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