2020年6月25日木曜日

ニューギニア戦線の地から帰ってきた702柱の先輩を思う


 先輩である旧日本兵が日本に帰って来て、驚いていないかなあ。ドシャ~、って感じでさあ。何だ?、この国は?、ってさあ。どうなってしまっているんだああ!!、ってさあ。見れば、均一人間ばかりでさあ。日本人がさ。あまりにも均一化され金太郎飴化された日本人を見て驚いていないだろうかあ。それは、今現在多くのベトナム人が日本に来日して働いているけど、ベトナム人の目が見る日本と呼ぶ国に対する思いと一緒なんじゃないかなあ。ちょっと前、ベトナム人7,000人が行方不明だと報道され、ベトナム人が過酷な労働環境の中で働かされて苦しんでいるニュースが何度も流れた。それは、日本列島を厚く覆っている閉塞感がもはや普通の人間には、耐えられない感覚のものにまで発展してしまっている可能性がある。そんな日本と日本人を見て、もはや話をする事が出来ない旧日本兵の遺骨はどう思っているんだろう。そこが知りたいなあ。

 でも、そこは、まあ、岡目八目で現在の日本人には分からない現在の日本と呼ぶ国が持ってしまった特性と呼んで言っていいかもしれないなあ。ひょっとしたら、ニューギニア戦線と同質のものかもしれないような感じもする。そこから考えると、日本人が見えてくるような気がしないでもない。どんな人種なのかがさ。日本人と呼ぶ人達がさ。それを教えてくれているんじゃないかなあ。先輩の遺骨はさ。そして、日本と呼ぶ国で日本人と呼ぶ人たちが真に豊かで快適な生活を送り健康的で健全な空気が流れる職場で毎日の仕事に精を出していなければ、亡くなった旧日本兵も浮かばれない様な気がするよ。どう考えても、こんな上っ面だけの事を話して喜んでいるようでは、先人、先輩である御先祖様があの世から駆け戻って来て現在の日本人達の根性を叩き直されてしまうだろう感もする。戯けた事を言って喜んでいる馬鹿がいるかあ~、ってさあ。この糞馬鹿やろう!!、ってさあ。てめえら、いい加減にしやがれえ!!、このやろう!!、ってさあ。

 『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか?』

 しかし、今は、702柱の先輩の遺骨が確かに日本のどこか静かで穏やかな地に埋められ、静かに眠っている事を信じたい。

 令和2年6月24日(水)曇り 18℃ 午後13:00 世田谷区より。


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