2020年6月15日月曜日

悲しき日本?、それとも、悲しき日本人?


 3メートルと警告を聞いていたら、来た津波の高さが10メートルじゃあ困るよなあ。避難する人達の危機感は大きく変わっていただろう。たくさんの人達が当然のごとく間違いなく緊急に避難しただろう。だけど、街が津波により破壊されるのは防げなかっただろうなあ。それは防ぎ様ない。事前に対策して考えていなければさ。そして、それは、現在の日本人の性質なんだろうなあ。特性だ。こんな事を言っている連中と一緒だ。

 『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか?』

 そんな事を言っている連中の話しを何も知らない考える事が出来ない人達が聞けば、日本と呼ぶ国が素晴らしい国だと思ってしまうよなあ。目が見えないめくらの人達を含むその他大勢の誰でもがさ。素晴らしい社会環境や生活環境の中で豊かな生活を営んでいる人々が暮らしている国だとさ。でも、実際はそうじゃない。どう見てもさ。現在の日本人の顔、姿、様子がそれを物語っている。灰色で、どの顔を見ても死んでいる。海外に住んでいる日本人が日本に帰って来て日本人を見ると正直にそんな事を言う。そして、前記のような事を言っているのは、何にも知らないクルクルパ~が言っているだけだ。世界中の人々が腰を抜かして驚いて、”karousi”、と命名した社会で働く普通の会社員の過労死もあるし、日本列島は何時頃からだろう息苦しい程の閉塞感に覆われているし、無縁社会、核家族、少子高齢化、戦後を上回る生活保護者数の増加を作り出している激しく厳しい生存競争を強いる社会環境を持つ国だ。それに、東京一極集中も止まらないし、それに伴って地方の過疎化も止まらない。廃村、廃町が目白押しで並んでいるような地方のどこまでも寂れていく状況だ。そして、それが現在の日本と呼ぶ国であり、日本人と呼ばれる人達なんだろう。そこに気が付かなければ、再び、三度、何度でも、同じ様な自然災害からの甚大な被害を繰り返すだろう。現実を目で見て、現実が教えてくれる事実を頭の中で認識しなければさ。それをしなければ、いつまでも世界中の人達が知っているウサギ小屋住宅に住んで、影でクスクスと笑われ、添加物に汚染された食品を食べ、右も左も分からない頭の中と構造になってしまっているだろう。正に、それは現在の日本と呼ぶ国と日本人と呼ばれる人達の独特のものだろう。自分達がどういった状態の中に居るのかが分からないんだ。それが証拠に津波警報も適当になってしまったんだ。

 そういえば、近所でもないけど、寺町がある。お墓を持つ寺がたくさんあつまった街だ。先の大戦で避難して来て出来た寺町だ。そこのお墓は墓石の下に金属製のレールが敷いてあるんだ。取り外しがいつでも出来るんだ。カップ・ヌードルのようにさ。そんな墓が世界中の何処にあるんだよお~。後は、察すれば分かるだろう。どんな国なのか、どんな国民なのかがさ。少し、しっかりしないと駄目だよなあ。

 令和2年6月14日(日)曇り 22℃ 午後17:40 世田谷区より。

0 件のコメント: