2020年6月22日月曜日

変わらぬ日本


今現在の日本も一緒だ。社会に出て長いこと働いていると、過労死をしている人を見るよ。本当に。行く先々で過労死をして死んだ人の話しを聞くよ。もちろん頭が悪い奴は、そんな話しは聞かないだろうけどなあ。誰も馬鹿には話さない。話しても分からない。そういえば、こんな話をしていた仕事仲間も居たなあ。

 『親父が、会社に怒鳴り込んできたんだよお。こんな事言ってさあ。てめえら!、息子に何をしたんだあ!!、息子の頭が可笑しくなっちまったああ!!!』

 こんな話をしていたら終わらないよ。どこにでもある話だよ。それが日本と呼ぶ国の労働環境、生活環境、社会環境だよ。川崎宮前区の区役所で住民書を貰いに行ったんだ。過労死をした男の年配の上司だろうなあ。こんな事を言うんだよ。

 『一緒に働いてた同僚が死んじゃってさあ。まだ、36歳だよお。』

 もう、いい加減にしてくれよおって感じだよお。私の耳に話さないでくれ、って感じでさあ。以前働いていた川崎の会社の職場で何やら話し合っているんだよ。仕事仲間がさあ。どうしたの?、って聞けば、こんな話をする。

 『彼!、死んだんですよお。ほら!、先週までその席にいたじゃないですかあ!!、彼!、死んだんですよ。』

 横浜の誰でも知っているメーカーで働いていた時は、エレベータのドアが開いてエレベーターから廊下に出ると、フロアのドアが開いていて白いタンカに乗って廊下に出されている男がいるんだ。体をたんかの中に乗せていて左腕がくの字に曲がって上を向いていた。顔を見ると、目は白目を剝いて口は半開きだ。もう、こんなクルクルパ~な事を言うのは辞めませんか? こんなさ。

 『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか?』

 クルクルパ~を辞めて、まともになりませんか? 普通の国にしませんか? 日本と呼ぶ国を、日本国民と呼ぶ人達を普通にしませんか。いつかではなく、出来たら来年までに。こんな話をしていた男もいたよ。葬式に行って来たらしい。

 『奥さんの話を聞いて居たら怖くなっちゃってさあ。自分の部屋で趣味のプラモデルを組み立てていたんだってさあ。そして、奥さんを大声で呼ぶんだってさあ。おお~い!、バケツ持って来てくれ!!、ってさあ。そして、奥さんがバケツを持っていくと、そのバケツを受け取り、バケツの中に、ゲ~、ゲ~、吐き出すんだってさあ。そして、死んで逝っちまったんだってさあ。怖かったよお。本当に。』

 日本人だって人間だぜ。辞めませんか? こんな意味のない事を言うのをさ。

 誰だか分からない人:『天皇の権威は世界一だ。』
 日本人だと思われる人:『天皇は神様です。天使様です。』

 日本には毎年2~3万人の自殺者がいる。世界中の人々がそれは先進国では多すぎる自殺者の数だと言っている。行方不明者数の8万人を加えると、毎年10万人の日本人が日本と呼ぶ国から姿を消している。10年で100万人が日本と呼ぶ国からいなくなっているんだ。落ち着いて冷静になって普通の国にしようとしませんか。普通の国民に、普通の街に、普通の学校に、普通の会社に、普通の社会に、普通の国にしませんか。

 令和2年6月22日(月)曇り 20℃ 午前9:48 世田谷区より。

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