2020年6月12日金曜日

パラオから見る日本と呼ぶ国


 まあ、色々なんだろうなあ。世の中に、社会の中に、色々な人がいるようにさ。良い人、悪い人、汚い奴、っとさ。少ないパラオ島民の人達に向って、根性だ、気力だ、みんな並んで整列しろ!、っとは普通の人達は言わないわなあ。そんな事で普通の感じでパラオの島民と接触していたんだろうなあ。日本兵もさ。普通にさ。極々普通の人間としてさ。ご近所さんと付き合うようにさ。それが出来なかったら本当に人じゃない。鬼だ。しかし、パラオに石油や鉱物等、豊富な資源があれば、また、話しは違ってしまったろう。中国人と同じように日本人は言われていたかもしれない。こんな風にさ。

 『日本人が来たら、日本人に顔を殴られビンタをされるぞ。』

 そして、今、対外的な国に対してそんなびんたをくれるような事もできないしなあ。それで、結果的には、日本人が日本人にびんたをくれている感じなのかもしれないなあ。昨日の日本では、過労死の認定をされた会社従業員がひとりいた。北朝鮮に拉致された娘さんに会えずに亡くなったお父さんもいたしさ。本当にだらしがねえなあ。日本と呼ぶ国はさ。まあ、少ない数のパラオの島民が本当に親日なのかどうかは別にしてさ。日本人の気持は分かるけどさ。もうちょっとしっかりした方がいいと思うんだけどさあ。しかし、こればかりは日本人の多くの自覚を待つしかない。ビンタくれて強制的に教えるわけにはいかないからなあ。

 今の日本を見れば、いつまでも日本列島を厚く覆う息苦しいような閉塞感が消え去る気配もないし、無縁社会、核家族、少子高齢化、戦後を上回る生活保護者数の増加と、東京一国集中が止まらず、地方も過疎化も止まらない。廃村、廃町が目白押しで列を成している地方の姿だ。そして、決して他国に自慢できるような国民の生活環境、社会環境を持っている国じゃない。日本と呼ぶ国はさ。GNP世界第3位の国だろうが、新幹線が速かろうが、コンピュータの処理速度が世界一だろうがさ。そして、それが、過労死の危険度を高めたり、閉塞感を生み出してしまっている可能性がある。視点が違っちゃっているんだ。人間としてのさ。それが証拠にこんな訳の分からない事を言っている連中がいるからなあ。

 『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか?』

 考えれば、ISISと一緒じゃないかなあ。人の首を切り落として何とも思っていないんだ。彼等はさ。自覚できない状態の中にいるんだ。現実を認識できないんだ。人間として正常なさ。

 令和2年6月12日(金)曇り 27℃ 午後12:24 世田谷区より。


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