2020年6月23日火曜日

日本の社会の現実


 人間は本当のところは何も分からないし知らないんだ。人類と言っていいかもしれない。宇宙の始まりはビッグ・バンだとか、人間の設計図はDANであるとか、色々な事を言ってはいるけど、実際のところ何も知らないし分からないんだ。前後左右のつながりが何処につながっていて何処まで行って終わっているのか終わらないのかもさ。そんなところを突いて来るんだ。そんな動画だね。こんな風にさ。

 誰だか分からない人:『天皇の権威は世界一だ。』
 何にも分からない日本人だと思われる人:『天皇は神様です。天使様です。』

 そして、そんな事を聞くと、どうゆう訳でか自分が人間である事を忘れてしまうんだ。大気中の空気を口や鼻から吸い込んで吐いて呼吸をしないと窒息してしまうし、御飯を食べなきゃ生きていけない生身の人間であるのを忘れてしまうんだ。大空の下で生きている事を忘れてしまうんだなあ。そして、何かになっちゃうんだなあ。武士道だ、って言われるとそうなのか?、って感じでさ。侍にっぽん、って言われると、そうなのかなあ?、って気になっちゃうんだろうなあ。そして、腹を切らなきゃならないんだ、って、そう信じ切っちゃうんだろうなあ。三島由紀夫がそうだったなあ。死がなきゃならないんだ、って過労死をするまで働いてしまうんだ。現在の普通の会社と会社員がそうだ。そして、頭のちょんまげの形を変えてこんな事を言い出すんだ。

 『世界中の人達から愛される日本って素敵だと思いませんか?』

 すると、そうなのかなあ~、って思っちゃうんだろうなあ。そして、何にも考えられなくなってしまうんだ。もちろん、そんな人達が住む社会もそれに比例した社会だ。無縁社会、核家族、少子高齢化、戦後を上回る生活保護者数の増大が教えてくれる激しく厳しい生存競争を強いる国と社会だ。それが現在の日本だね。そして、そんな社会や国だから、何時頃からだろう息苦しい閉塞感が日本列島を厚く覆い消え去る気配がまったくない。東京一極集中がとまらずに、それに伴い地方の過疎化も止まらない。地方は、廃村、廃町が目白押しで並んでいる。そして、世界中の人達が影で嘲笑うウサギ小屋住宅に住んで添加物に汚染された食べ物を食べて訳の分からない顔、姿、様子をして働き毎日を過ごしている。知らないし分からないから、言葉も無く会話もなくさ。まあ、それは日本と呼ぶ国と日本人と呼ばれる人たちの例だけどさあ。

 世界中の様々な国が似たようなものだ。アメリカしかりだ。1%のアメリカ人がアメリカが生み出す富の98%を取得してしまう。そして、残り2%の富を99%のアメリカ人が分け合って生きている。実に凄まじい。まあ、それが分かりだしても、もう、手遅れなんだろうなあ。

 そうなんだ。何にも知らないところを突いて来るんだ。それが、今現在の世界中の国々の社会に反映されている現実であり事実だろう。巷の人が自分を人間である事を忘れてしまってさあ。そして、建物の影から、そ~、っと顔半分だけを出して、じ~、っと見ている人達が居るのも事実だ。こんな声を口元から漏らすように出してさ。

 『ひっひひひひひ。』

 それは、人類の長い歴史を紐解けば、月夜の晩、星を散りばめた夜空の中、まんまるお月様がこうこうと光り輝いているような眼前たる事実だ。まあ、人類は歴史から学んでない。歴史から学ぶ事を怠ってしまっているって事かなあ。人類の歴史からちょっと切り出して動画にしたって事だね。

 令和2年6月23日(火曜)曇り 26℃ 午後15:59 世田谷区より。

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