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なにげない日々の暮らしの中で、日本の人々が出逢う細々とした小さな出来事を記述しています。
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2009年3月9日月曜日
A healthy child 小さな女の子
『鳩にえさあげちゃいけないんだよぉ!』
背後から元気な声がするので振り向いたら目の中に声の主が半分だけ見えた。目線を少し下に下げると、黄色のワンピースから白いズロースがはみ出した小さな女の子がそこにいた。細い腕と足の体をしているが、健康healthy そのものだ。赤いほっぺたをしている。
『だって!あそこにかいてあるもの!』
左の手を口元に持っていき、右のひとさし指で池の中にある雨ざらしの緑色の看板を、体をよじりながら、指差した。確かに、見るとススキや雑草に囲まれた看板には、カラスや鳩にえさをあたえないでくださいと、書いてある。
なんとなく下を向いてしまった。足元のデコボコの大きな白い敷石の継ぎ目を見ながら自分の顔が笑顔になるのが分かる。嬉しくなって、チョット顔を横に振りながら言いました。
『いくつだぁ。』
『8歳ぃ!』 飛び跳ねるように応える女の子。
『学校いってんのかぁ。』 私。
『小学2年生!』 つま先で立って応える女の子。
『目黒田道小学校。歩いてきたの。』 話を続ける女の子。少し落ち着いてきたらしい。
『そっか。』 と、私が応える。
『俺も小学2年生だよ。』 男の子が現れて言った。
『私も2年生。』 次にちょっと太った女の子が落ち着いた態度で現れて言った。
学校のハイキングできたらしい。季節は夏。青い空に太陽がサンサンと光をふりまいている。風もなくハイキングには絶好の日和だ。二人の女の子の顔を見ながら可愛い頬を右手の手の平で撫ぜた。食パンをしまい、自転車に乗ってテニスをしにペダルを踏んだ。
なんだろう。この心に突然湧いた幸福感Happinessは。純真な心からの供給されたエネルギー。必要だよね。このエネルギーは。あのちっこい奴等は、人生、生活の初心者なんだろうなぁ。なんでも最初は夢中になるよね。初心忘れるべからずだ。
ラベル:
A healthy child子供達
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