2009年3月25日水曜日

日本という国




 『何故、ここに居るんだろう。』

 海に面した小高い丘の上に立っていました。空は良く晴れていて、海も凪ぎいていて穏やかです。本当に気持ちの良い場所です。仲間5人と居ます。地元の人が車で案内してくれたのです。そして、彼が指差しながら、説明してくれました。急な山の中ほどに立派で大きな旅館のような建物が建っています。秋も深まり午後の事です。

『本当に今日は良く晴れて、めずらしいよ。ほら、あそこがニシン御殿だよ。』

 そこは、北海道の有名な港街である。私達は東京から仕事で来ているのですが、仕事の帰りに観光しようとしてこの地に車で来たのです。そして、あまりの環境の変化に私の頭の中は不思議に混乱しているのです。この間迄、ゴミゴミした東京の片隅で生活をしていて、心に閉塞感が日々漂っていました。それが、仕事の内容というか、同じ会社でも部署によってこんなにも違うものかと驚いているのです。

 飛行機や新幹線にこんなに短期間にたくさん乗ったのは初めてです。そして、このような経験からいえるのは、日本って凄いなあ~ということです。世界地図に乗っている日本は小さな島国です。ですが、こんな小さな島国なのに、次々と途切れることなく、世界や日本各地に飛行機を飛ばし、新幹線を走らせ、留まるところが無い。 やっぱりアメリカと戦争した国だよなあ。
 物事は見えるところにこないと見えないものですね。自分と言う人間もそうなのではないでしょうか。違う環境、あるいは行動をする事によって素晴らしい力を発揮するのではないでしょうか。今の自分が本来の自分でしょうか?




家族と同じく何年も一緒に暮らす家具。

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