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なにげない日々の暮らしの中で、日本の人々が出逢う細々とした小さな出来事を記述しています。
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2009年3月22日日曜日
不思議ですよね~。
『そうなんですよ。不思議ですよね~。顔や体の半分からしか出ないんです。』
白い白衣を着て口には、咳止めのガーゼのマスクを当てている、若い男性のお医者さんが不思議そうに言いました。顕微鏡から顔を離して私の方に向き直りました。
そこは、田園都市線と玉川線が相互乗り入れしている二子玉川駅の近くにある小さな病院です。お医者さんが私のおしっこを顕微鏡で調べたら、自分のおしっこより綺麗だと言いました。どこも問題ないとも言いました。それである事をお医者さんに聞いたのです。
『夜になると顔や体の半分から汗がダラダラ流れるという事を当人から聞いたことがあるんですよ。どうですかね。』 私が、顕微鏡を覗いているお医者さんの背後から言いました。以前その本人に一度はみんな変な病気になると、聞かされていたのだ。
それからどれぐらい月日が流れたでしょう。三鷹市に仕事があり、4階建ての建物にある職場に通っていました。ある日、私の席の左前の人が私の座っている席に来て話掛けてきたのです。私はその人を見ました。なんとその人の顔が半分しかないのです。正確には、感じたのです。彼から受ける感覚が半分しかないのです。
また、ちょっと違うのですが、東銀座の立派なビルの中にある企業で働きました。仲間も5名ぐらいのチームです。昼食には同じメンバーでよく食事にでかけました。ある日、いつもの同僚と昼食をとるために小さな雑居ビルの居酒屋風のところに入りました。彼に話しかけました。その時、彼から変な感覚を受けました。多分死人を見たときに受ける感覚だと思います。得たいの知れないものでした。彼の精神が死んでいたのではないでしょうか。ちょっとの時間私は精神的に麻痺してしまいました。それは、許容できないものです。
多分仕事に対する熱心さからだと思うんですけど。机上の仕事で限界を超えて無理に体を動かさないで考えていると死んでしまうのではないでしょうか。程ほどにしないと。生活がかかっていると言われれば何も言えませんけど。
生活大国と旗印を上げた政治家の方がいました。どうなんでしょ。こんなサラリーマン達を見てたら、何というでしょう。
女性のもつ、ひとつである香り。
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