2009年3月3日火曜日

あ!あぶない!




 『あっ!』

 おもわず、声を上げてしまいました。

 初夏の空の下、東京世田谷区にある駒沢公園の自転車コースの上を、のんびりとした気持ちで自転車のペダルを踏んでいたときの事です。老若男女、たくさんの人が散歩や自転車に乗って、サイクリングをしていました。

 前方15メートル位先で、小学2~3年の男の子が、小さな自転車でよそ見運転して、小さな痩せたお年寄りの女性にぶつかってしまったのです。それを見た、男の子の後の、違う自転車に乗ったお父さんの顔が驚きと落胆の混じった表情に変わって行きます。

 お年寄りの女性は、膝を折り腰をかがめて痛みに耐えています。

 どうなるのか?

 子供には事の重大さが分かっていません。お年寄りは体が不自由な方が多いことも。世の中で人に怪我をさせたときの責任も。

 しかし、その反面、平凡な生活の中で起きた事故や、面倒くさい事、つまらない事が人々の生活に刺激を与え、活性化する機会になります。 つまらない、石ころみたいなものがです。

 眠っていた脳細胞を刺激します。肉体的にも活性化する要素を与えます。食事をし、食器を洗い、掃除をする。細々としたささいな仕事が人々の肉体を常に新鮮な状態にしています。めんどくさいと思った事、日常のささいな事をする行動が人々の精神、肉体に良いのです。正常な生活には必要不可欠なのです。

 お医者さんが言う。『適度に体を動かさないといけないですよ。』と似ています。

 適度に体を動かしましょう。どんどんね。進んでね。自分から。その先には、楽しいがあるはずです。快適な生活をする為に。

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