2009年3月8日日曜日

そう思ってんだ。




 『人間の幸せってなんだろね。』 私が隣の机の同僚にたずねた。

 『自分は幸せなんだ。そう思うから幸せなんです。』 同僚の答え。

 『あは!そう思ってんだ。』 私。

 『そうですよ。幸せだと思うから、幸せなんです。自分はそう思います。』 同僚。



 前の机の同僚の顔の端に笑みが見える。



 会話も無くよどんだ空気が漂う、フロアの中で私達は言葉少なく会話を交わした。100名ぐらいが机を並べて机上のパソコンに向かって作業をしている。まったくと言っていいほど会話が無い。何時間も、退社時間まで、無言無音だと言っていい。どこか緊張した空気、でもピリピリとはしていない。



 当然仕事をしに会社に来ているので、私用の会話は注意されるべきなのは分かる。が、ここまできてしまうと正常ではない。派遣社員なものですから、言いたいことを言えないのはもちろんです。この状態が家庭、学校、会社、社会に蔓延してはいないでしょうか?



 電車の中の会話もあまり聞かないし、商店街にも売り子の声はない。難しいんだね。会話をするのは。そう、ある人が言っていました。『建設的な会話をするのは難しいね。』



 やはり、見ざる、言わざる、聞かざるでしょうか?子と親との会話は、どうでしょう。話せば話すほど距離が開いてしまう。相手を受け入れる事が出来ないと苦しい会話になりますね。互いの立場を理解しないと言い争いになってしまいます。



 穏やかな会話の中に幸せがあるような気がするんですけど。余裕があれば当然、穏やかな声になり楽しい会話に成りますよね。健康でお金もあって、仕事も遊びも順調。いいですね。そんなの。そう思いましょう。自分の未来を。明るく楽天的に。

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