2009年3月4日水曜日

人生は生きる為にある・・・





 『生きる為にあるんです!』



 確信を込めて、腕に力を込め落ち着いた声で、力強く彼は言い放ちました。そして、また同じ言葉を私達との会話の中で繰り返して言いました。なんかぁ、3回ぐらい同じ台詞を云ったような気がしました。



 そこは東京のJR線は、田町駅近くの地下にあるちょっと大きな居酒屋さんです。私と東大卒の駄目男は生ビールの入った大ジョッキを口元に寄せて生ビールを飲みながら聞いていました。理工系大学中退した彼。人生とは何だとの問いに、苦しんでやっとそこまでたどり着いたのです。人生は生きる為にある。悩み、苦しみ、もがいてそこまでたどり着いた彼。それがどうしたんだいってな感じで聞いている私と東大卒の2人。焼き鳥を口に頬張り、串を引きながら、もぐもく口を動かしていました。東大に入るまで、がんばったが燃え尽きている東大卒の駄目男。飯ばっかり食べて仕事もろくに出来ない理工系大学中退の人生は生きる為にある男。そして、確信を持った目標を持たない無い私。この3人が居酒屋でビールを飲み噛み合わないまま会話をしようとしている。これが、彼の云う人生は生きる為にある人生なのかぁ・・・。



 日々の目標を持ちましょう。平凡な生活の中に実行可能な目標に情熱を燃やしましょう。精神と肉体の健全と安定の為に。

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