2011年6月7日火曜日

ある会社の社長


 『税金払うことしか考えていないもの。うちの社長は。』



 ある会社の社員と話をしました。古くからいる社員で、もう誰も彼には頭が上がらないようです。でも、気のいい男なのです。そんな彼が、社長の事と、会社の社員が座っている椅子を指していいました。



 『あそこに、社長が行ったんだよね。そして、すぐに椅子を買い換えたの。』



 取引先の、ある有名な大手の会社に、社長が行ったらしいのです。そして、その会社の社内を案内されて見学したらしいのです。そして、自分の会社で使っている社員の椅子との違いが、社員の仕事に影響があることに気が付いたらしいのです。椅子は近代的な感じの赤い布地を使った、座り心地のようさそうな椅子に見えました。普通の会社で使っている、グレーの固い頑丈だけが取り柄の椅子ではありません。



 大手の会社は、海外との取引もある会社です。多分、大手の会社は海外の会社に行って、案内され社内を見学したのだと思います。そして、使われている自分達の椅子が海外の会社と比較して時代遅れなのに気が付いたのです。そして、取り替えたのだと思います。



 井の中の蛙大海を知らず。



 多分、大手も、その下の会社も、そうだったんだと思います。日本全体がそうなのだと、思います。海外に行って活躍する日本のサッカー選手が、その代表的なものかと思います。世界のサッカーを身近に見て、感じて、思いっきりサッカーをする事が出来るようになったのです。自分の感覚を信頼してするのが、サッカーなんだと分かったのです。

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