2011年6月6日月曜日

パトカーに追跡されて、死んでいく人々


 『警視庁は、もっか捜査中なので、なにもコメントできない。』



 報道機関からの、問い合わせに、警視庁が応じた回答でした。深夜、なにやら追い越し禁止の区間で、追い越しをしたバイクがあったようなのです。パトカーが追跡したそうなのです。すると、ガードレールに追突したバイクを発見したそうなのです。バイクの運転者は、死亡したとのことでした。



 何度、何度、似たようなニュースが流れるのでしょう。昨日の深夜の出来事らしいのです。



 パトカーによる追跡事故の死亡者は、何かを変えなければ、永遠に続くとの、事でしょう。




 そういえば、若い時、ホンダのモンキーと呼ぶ小さなオートバイで、東京から、新潟、大阪、富山等をツーリングしました。疲れましたね。そして、その先々で警察官と合いました。若く何も知らない、暢気な私は警察官の怖さを知りませんでした。



 新潟駅に付いて、自転車のツーリングをしている若者の側で、休んでいました。太った体の大きな、警察官が、私に質問してきました。交番の中に連れて行かれました。全ての質問に答えました。しかし、何でしょう、この、警察官? 私を放しません。何か分かりませんが、私を何とかしたいようなのです。あまりにも、横暴な態度なので、気のいい私も、座っている席を立って、交番から出ました。自転車でツーリングしている何人かの若者を見て、云いました。



 『彼らはどうなんですか? もう、行きますよ。』



 慌てる事無く、バイクにまたがり、エンジンを駆けて、ギアを入れ、アクセルを廻すと、交番の中から思いついたように、立ち上がり、追いかけてくる警官です。そんな、警察官を後に、走り去りました。なにを考えているのかと・・・。




 行く先々で警察官に、止められて免許書を見せました。そんな、事で、嫌気が差していたとき、田舎道の交差点にある交番の警察官が呼び止めようとする素振りを見せました。知らぬ顔の半兵衛を、決め込み、走っていました。すると、走り去ろうとするバイクを全速力の駆け足で迫ってくる、警察官の気配が背後にしました。警察官の手の先が、上から下へと、私の茶色の7部袖のザックリとしたトレーナーの背中に、微かに触れました。暢気な私でも、大変は危険に襲われ、危険が去ったことを知りました。警察官は、もてる限りの全力で私をバイクから引きづり倒して、止めようとしたのです。もし、それが実施されたら、私は、少なからず打撲傷を負っていたでしょう。ひょっとしたら、打ち所が悪くて大怪我になっていたかもしれません。とても、暇をもてあまして、立っている警察官のやることでは、ないと思うのです。



 自分の身が安全なら、後先の事を、なにも、考えずに行動する警察官をどうしたら良いのでしょう。警察官が、凶器か、狂気のように思えます。ほんとに、困った、優柔不断な歩く赤信号です。もっと、結果を考えるような行動が、取れないものなのでしょうか?



 警察官の指示に従えって? 随分前に、いなかのお袋さんが、近所の人と立ち話をしている話が耳に入ってきたことがあります。



 『内臓破裂で死んじゃったんだって。生意気だって、殴って蹴っ飛ばしちゃったんだって。』



 若い男の子がバイクに乗って、警察官に止められて話をしたら、警察官が怒って、若い男の子に暴力をふるって死なせちゃった話でした。ひそひそと、話していました。あぶないんだよね。警察官に限らず、人間って。ちょっとした、権力みないなもの持たせると、振舞わして遊んじゃうんだよね。



 ちなみに車を暴走させている覚せい剤男とか、市橋達也などの殺人者だと、つかまえることなく、逃がしていますね。これって、やっぱり、警察官も人間だから、怖いんだよね。まあ、気持ちは分かるけど。

0 件のコメント: