2009年8月28日金曜日

対人関係で必要なもの





 『愛なんだよ。伸ちゃん。愛。』



 東京は中野にある居酒屋さんで、知り合い社会人学校の仲間、5人でお酒を飲んでいます。九州生まれの彼が言います。大きな体をしている彼は、本当に良い人です。でも、あまり付き合い始めて日も浅いので、本当の彼を知りません。彼は電子部品の問屋に勤めています。彼と知り合ってから、良くお酒を飲むようになりました。いつも、御馳走してくれます。そして、今日も彼がお金を払ってくれるものと思ってる連中が付いてきてお酒とツマミを食べ飲んでいます。彼が主役です。彼が最初から最後まで話をしています。楽しい雰囲気で、笑顔と会話が絶えません。対人関係の難しさを、私が言いました。そのとき彼が嬉しそうな顔をしながら私に言ったのです。彼の言葉を聞いて、そうかもしれないなあ、と納得していました。テレビの連続ドラマのストリーの結末を思い出すようにです。しかし、そんな彼が仕事先のある特定したお客さんの話になると豹変しました。



 『あんの野郎、ぶっ殺してやりたいよぉ。』



 本当に憎らしそうな顔をして言います。いつも、笑顔を絶やしたことのない温厚な人です。ですが、憎さ溢れる怒りの表情を顔満面にみなぎらせてました。



 そんな事を思い出しています。でも、本当に必要なのはお金かもしれません。愛があっても誰も食べ物も家賃を払ってはくれないでしょう。彼がご馳走してくれるとのことで、彼について来ている人がいます。お金が無ければ相手になんかするかい、と言った見え見えの人です。振り払っても振り払っても付きまとってきます。お金の力ですね。



 お金大切ですよね。

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