2009年8月28日金曜日

パターンから脱出できない人




 『沈みゆく日本』

 ここは東京は経堂にある東京農大の前にある馬事公苑の近くにある集合ビルです。色々な店が入っています。喫茶店、本屋さん、飲み屋さん、ダーツ、ビリヤード等。夏も終わりに近い日の夕刻まじかに、その集合ビルの本屋さんで、一冊の雑誌の表題を目にしました。手に取り、パラパラとページをめくりました。確かに今の日本は、景気が悪くて救いようがないようです。まさに日本は、どこかに沈んでいく空気をしています。

 今度の日曜に衆議院選の投票日があります。なんの期待も意思も感じる事が出来ません。それば、事務的な感じです。誰の顔にも希望を見ることが出来ないでいます。立候補者の誰にも覇気のある顔を見出すことができません。飼いならされた、ワンちゃんのような顔ばかりです。

 以前バングラデッシュの子供達の事をチョット記述した記事を見たことがあります。ご存知のように、あまり裕福な国ではありません。その国の子供達の目が成長していくにしたがい、どうしょうもなく暗い目になるような事を書いていました。今の日本も、そのような感じではないでしょうか?

 『どうしてなんでしょうね。』

 マクドナルドの若いマネージャが私に、尋ねた事がありました。そうなのです。日本の人って、みんな思っているのです。そして、その事をしているのです。あるいはしていないのです。

 一昔前に、ある学校の先生が蕎麦を食べれない生徒に蕎麦を食べさせて死なせてしまったと言う事を情報媒体が言っていました。

『日本人が蕎麦を食べれなくてどうする?』

 そのような事を言って生徒に蕎麦を食べさせたそうです。生徒は蕎麦アレルギーだったそうです。そして、アレルギー症状が出て死んだそうです。人の事情を聞く事をしないで、思っているんですね。こうなんだって。

 やはり、一昔前にある高校の事故が報道されました。校門圧死事件です。一人の女子生徒が学校の校門を通るときに遅刻厳禁とのことで無理やり先生が校門を閉めました。その校門に挟まれて死んでしまったのです。色々な事情、人達がいることを理解しようとしないのです。思ちゃっているんですね。

 蕎麦アレルギーや遅刻の事情、様々な事柄を受け入れない絶対の考えを思っちゃっているんですね。

 世界の競走馬の関係者達は、日本は名馬の墓場だ、と言っています。日本は世界中の名馬を高額の金額で何頭も購入しています。そして、その名馬達は日本で死んでいるんでいます。理由は馬そのものの本質を無視して殺してしまっているらしいのです。思っちゃっているんですね。こうなんだって。多分ね。

 そんな事で、大変たくさんの日本の人達が、思っちゃっているんですね。そして、その思っちゃっているところから日本は抜け出せないのです。時代が移り変わっているのに思いが変わらないので、移り変わりゆく時代から取り残されて、沈んで行くように見えるんですね。衆議院の立候補者の人達も、思っちゃっているですね。こうやらなければ駄目だって。

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