2009年8月12日水曜日

屋外プール




 まてよお。私は着替えをするロッカールームから引き返して、受付に戻りました。受付の女性に尋ねました。



『あのぉ。2時間おきに、入れ替えはするの?』 



 オレンジ色のライフガードのTシャツを着た受付の女性が可愛い笑顔を見せて答えてくれました。



 『いいえ。しませんよ。』



 変わったのかなあと、思いました。いつもは2時間が経過するとプールに入場した客を全員退場させて、新しい客を入場させていたのです。



 『どこの区民館のプールでもそうなの?』
 『さあ。それはわかりません。』



 そこは、中目黒にある屋外プールです。夏の季節だけ屋外プールを一般市民に開放するのです。随分昔に中目黒に住んでいたことがあって、利用していました。しかし、今は夏の気が向いたときだけ来て泳いでいるのです。すごいさびれ様です。こんなにも、寂しいプールでいいのでしょうか? 全然、活気がありません。入れ替えをすると客がいなくなってしまうのでしょう。なにが原因で、こんなにもさびれてしまったのでしょう。



 昔は、とてもリッチな感じのプールでした。今は、緑の芝生も見えず、雑木林のように沢山の木々が生い茂っています。また、区民館の敷地の中央の通行路には、プールの水が気持ち良く流れてる小さな水路があって、凄く開放感のある雰囲気でした。今は、その流れる水の水路を塞いでしまいました。とてもギスギスした、感じです。



 もはや、昔のような感覚では生きていけないのです。時代が変わり、それはしょうが無いことなのでしょう。プールのライフガードの人達も専門の人達でないのは明らかです。アルバイトの人達でしょう。すべてがコストをかけずにの方向なのでしょう。今、私達はどこに行くのでしょう。



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