2011年4月23日土曜日

肩こりを治す




 『一日中歩かないと肩こりが治らないんだ。』
 『私だったら、肩が凝るようになったら、仕事を止めるなぁ。』



 仕事を一緒にしている人と、このような話を以前しました。アマチュアプロレスを学生時代していた人でずんぐりした体格をしています。話が好きで、話しながら考えようとする姿勢がありありと分かる方です。そんな彼と仕事をして、どれぐらい話したでしょう。机上の仕事なので、一日中前かがみで作業をしています。姿勢良く仕事をすれば良いのですが、どうしても前かがみで長時間作業をしてしまいます。そんなことで、肩がこります。どうしようもない感じで、肩に力が入ってしまいます。肩こりから、体全体の血行が悪くなり、欝になるような気がします。鬱病で胸を張って生活をしている人を想像できません。大概は、前かがみの姿勢の方を想像してしまいます。



 私の場合、歩く事により完全に肩こりを解消できます。歩く事は姿勢を正しくする筋肉を使います。そのために、体の凝りをやわれげ血行を促進します。肩の凝りも体の一部なので歩行することにより、肩の筋肉も柔らかくなります。歩く事により、肩こりを解消できるのは、姿勢が良くなるからです。もともと人間は姿勢が良いはずなのです。何万年も歩いていた動物ですから、そのようになっているのだと思います。そして、肩が凝るのは、その姿勢が良い法則に背いているからです。



 肩こりを治したいなら歩きましょう。姿勢が良ければ、肩は凝らないはずです。何故なら血行が良いはずだし、肩に力が入らないので、肩の筋肉も凝らないなずだからです。肩が凝るのは、余分な力が肩にかかるからです。その為に肩の筋肉が凝るのです。凝るから、血行が悪くなり耐えられなくなるのです。肩こりは、体からの信号です。姿勢が悪くなっていますよとの信号なのです。姿勢を良くする為に歩きなさい。あるいは、姿勢を良くしなさいとの、体からのお願いなのです。



 確かに、時間がなくて歩く事が出来ないのが現代かもしれません。しかし、どっちにしても、肩こりは姿勢を正しくしなければ直らないのです。そして、日本の国、そのものが、肩が凝るような社会構造なのです。長時間の労働、考えの無い無理な、突撃だけの物事に対する考え。



 世界の競馬関係者が日本の競馬界の事を云っていました。



 『日本は名馬の墓場だ。』



 馬を理解しようとしていないのです。人間、自分の考えだけで、馬を思うようにして、日本に高い金額で輸入された名馬がたくさん死んでいるのです。肩が凝るのは、人間を理解しようと、していないのです。

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