2011年4月13日水曜日

東京都知事選挙






 『誰がやっても同じだよ。変わらないよ。日本は。』


 何度この言葉を耳にしたでしょう。国難と言われる現在、まさかと思いましたが、でも耳にしました。1ヶ月前の事でしょうか? 会社の人ですが、ちょっと居合わせたので言葉を交わしました。日に焼けた顔をして、私の顔を見ることなく、タバコの白い煙を口から吐き出しながら、同じ事を言いました。


 石原慎太郎さんが東京都知事に選ばれました。東京都知事選挙の投票率が52%位でした、とインタネットの動画ニュースが言っていました。東京都民の約半数の人が選挙に行かなかったのです。いかに東京都民が東京都民を代表する人を認めていないかの証です。人が人を認めていないのです。人間らしさを持った人、人を代表する資格を持った人がいないとの事なのかもしれません。また、大都会東京のコンクリートジャングルのなかで、突っつきあっている人達は、人の言うことを、信じられないのかのしれません。それは、そうとしても、国民と日本政府との関係も同じです。いかに国民と日本国との関係が離れているか。国難、国難との言葉が耳に入ってきますが、どうしようもない感じです。そういえば、無縁社会なる言葉をラジオで耳にしたのは、いつだったか。


 あるいは、人の世は天下泰平なのかもしれません。

 
 良い天気です。何かおぼろげな感じですが、雲ひとつない青い空です。窓から見える桜の木も空に下でピンク色の花をも咲かせています。なにごとも無い様に。

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