2011年4月8日金曜日

ウサギ小屋の中にいる日本人がなにをしているか?




『ゴット~ン!』


 また始まったか。


『カッラ~ン! ゴロゴロ~。』


 そうです。始まったのです。何が面白くないのか、わかりません。部屋の点灯を消灯し、ベッドに体を横にすると上に住んでいる住人が、騒音を発生させるのです。


 以前、警察官にも出動してもらいました。上の階の住人に尋ねました。


 『分けをしりたいんですよ。何故なんですかね?』

 『もう、遅いので。』


 深夜に騒音を発生させて、遅いも何もないもんだなと思いましたが、物事には流れがあります。何度も何度も上の住人のドアの横のチャイムをならして、話をしたいとチャイムのマイクに話しかけました。すると、奥さんでしょう。今はいないのでとか、さああとか、要領を得ません。日曜にたずねても同じでした。


 『分かりました。110番に連絡します。』


 警察官がきました。パトカーが赤の点滅をして止まりました。


 『ちょっと、あなたは離れて下さい。相手が怖がりますから。』
 『顔を見たんですよ。どんな顔をしているのか。』


 なるほど、普通の人の顔です。たぶん奥さんが騒音を出しているのです。尋ねたとき彼は言いました。


 『トントンという音ですが? それともドンドンという音ですか? 実はうちもやられてるんですよ。』


 これが、日本人らしいです。みみっちい。なさけない。なんといおうと、こんなことをしているのが、日本人なのです。そして、騒音の後で、今夜は凄い横揺れがありました。この間の東海沖大地震の余震だと思います。天災、災難の間でも、つまらない事を考えて、つまらない事をしている人間。日本人の面汚しもいるとは思いますが、確かに、どこにでもいますね。


 幸福感を持つ1番の国民は、デンマークの人々だとニュースで見たことがあります。日本人は何番なのでしょう。


 東北沖大震災の被災者に心から御悔み、お見舞い申し上げます。しかし、家も、家族も、仕事も無くしてしまった人々になんと言えばいいんでしょう。察するに余りあります。


 目も見えず、耳も聞こえず、話す事も出来なかった、ヘレンケラーが伝記の中で書いていました。人はひとつのドアが閉まると、閉まったドアの方ばかり見ている。でも、ひとつのドアが閉まると、必ず違うドアが開くと。そして人々は開いているドアを見ようとはしないと、いっています。


 新しい今日、震災に強い街、家、考えを作りましょう。確かな生活をしましょう。上の住人のような、みみちい人達になんと言おうと駄目だとは、思うんですけど・・・・・・・・・・。


 義援金等がどのように使われたのかを誰にも公開して欲しいと思います。どこに集められたのか、どのようなものに使われたのかの詳細をです。そして、震災復興したとの最後とは、何かを明確に示して欲しいと思います。何を持って復興したと考えるのかをです。始まりと終わりを明確にする事が、次の震災に備えることの一歩だと思うのです。

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