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なにげない日々の暮らしの中で、日本の人々が出逢う細々とした小さな出来事を記述しています。
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2009年9月1日火曜日
相談係
『引越した方がいい。引越しなさい。』
これが、区の相談係の回答でした。なんと知恵も考えも無い相談係なのでしょう。彼女の言った、そのことについて、私の考えている事を正直に、相談係の女性に伝えました。
『そんな事は誰でも考える事じゃないですか。何の為の相談ですか? もっと ・・・・!』
彼女は大変な怒りようでした。しかし、随分たくさんの話をしました。困っていること、快適な生活がその事情により破壊されてしまったこと。何を聞いていたのでしょう。電話の受話器の向こうで私と話している、この相談係はどのような人なのでしょう。人は外見では無いと思いますが、ひょっとしたら、どうしようもない外見の女性かも知れません。見たら相談しようなどと言う了見なんか、吹っ飛んでしまう人かもしれません。お金さえあれば、とうの昔に快適な移住環境を持つ住居に引っ越しています。おろかな自分の怒りを静めるのに時間がかかりました。顔も見えない人に相談する自分の愚かさにです。実は住んでいる集合住宅で困り果ててしまって、電話の受話器を取り上げて区の相談係に通じる電話番号を回したのです。
その職業がどのようなものであれ、すべての人々はわが身と、その職業を守るためその仕事に従事しているのです。けして、人の困った事などの相談を聞いてやろうなどとはしていないのです。また、そのような力もないのです。それが国を動かす日本の政治家でも例外ではありません。社会の秩序をを守る警察官でもです。しかし、人の事は言えません。人間は、みんなそうなのです。 歌舞伎やシェックスピアを持ち出すまでも無く、それが人間なのです。
こんな人間達の色々な考えの中から本当のものを見つけるのは大変な事です。人が本当に大切にするものとは、なんでしょうか?
家族と暮らすことであり、家族を信頼する事ではないでしょうか? そして、相談係にも家族があり、家族と一緒に暮らしているのです。立場が違えば、私達もこの相談係と同じ事を言ってしまうでしょう。人の事など考える暇が無いのが人間なのです。
しかし、その職業についていられなくなったり、家族に迷惑を掛けたりしたらどうでしょう。けして、平気ではいられないはずです。人は自分と同じ人間なのです。人は自分と同じ家族を持っているです。人が困る事とは、自分や家族がやがて同じ経験をする可能性を示しているとの事ではないでしょうか。
いまや、自民党が与党である日本政府もこのような相談係と一緒かと、私には思えます。機能していません。そして、私達国民は、そのことについて目をつぶっています。何故でしょう。どうしてなのでしょうね。
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