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なにげない日々の暮らしの中で、日本の人々が出逢う細々とした小さな出来事を記述しています。
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2009年4月26日日曜日
どんな動機から?
『ドッカン。』
何時からでしょう。私がベットに横になると、上の階に住む住人の三角窓が開く音が聞こえます。そして、しばらくすると、床を何やら大きなもので叩く音がします。ちょうど夢の国に行こうとするタイミングです。なにやら、こころえているようなタイミングなのです。どれぐらいの期間続いたでしょう。2ヶ月ぐらいでしょうか。とうとうたまりかねて、次の日の昼間に、上の階の住人のドアのチャイムを押しました。誰も出ません。夕方にたずねた3回目のチャイムに、返事がありました。
『なんでしょう?』
多分奥さんでしょう。
『下に住む、ものです。ご主人いらしゃいますか?』
私は、言いました。
『まだ、会社から帰ってきませんが。』
そのような、返事が返ってきました。
『何時頃帰ってきますかね?』
私は、落ち着いていました。
『さあ。なんともいえません。』
『いつ、いらしゃいますか?』
『さあ。なんともいえません。』
ドアから顔を出すでもなく、どのような事で私がたずねたのか聞くでもなくです。
『ドッカン。』
さあ。今夜も始まりました。私は早速着替えをして、上の階のドアのチャイムを鳴らしました。季節は冬の真夜中です。時計の針は0時を回っています。男の人の声がしました。
『なんでしょう。』
『ちょっと尋ねたいことがあります。私は下に住むものです。』
『もう遅いので。』
『ドアを開けて話をしませんか。』
『今夜は、もう遅いので明日にしてくれませんか。』
少しの話も出来ません。
『それでは、警察を呼びます。待っていて下さい。』
電話をかけました。防寒服をきて外で警察を待っていました。パトカーが来て、体格の良い2人の警察官が車から降りてこちらに歩いてきました。私は五階の廊下の通路で、軽く手を振って合図しました。事情を話しました。
『トントンという音ですか?それとも、ドカンドカンという音ですか?うちもやられているんですよ。』
上の住人の男性が、私に聞きました。変な事を聞くなあと、思いました。叩いていて私に聞くなんてどんな了見なのかと。なんか自分も上の住人に、やられているから、下の階の住人である私にもする。そんな感じの事を言っているような気がしました。警察官は、上の住人の部屋の中に入って、何やら話をして帰っていきました。
『叩く癖がある。そういっていますね。』
その後、何しにきたんだろう。あの警察官は、と思い、警察に電話しました。すると、電話の向こうで係りの警察官が調書に記述してある事を話してくれました。そんな事はないだろうと、私は思っています。こちらの寝る時間に確信を取るために窓を開け私の部屋の明かりが消えてしばらく待ってから、いきなり大きな騒音を立てる。確信を持ってやっています。なめられたものです。
『うるさかったら、また連絡して下さい。注意しますから。』
そう、電話の向こうから警察の人は言います。どうなっているのでしょう。このままでは、精神的に参ってしまいます。集合住宅を管理する係りにも、相談しました。
『貸している立場なので、なんにも言えないんですよ。』
集合住宅の管理者は言います。成る程なあ、と思いました。解決するには、自分でやるしかないのです。それは、当たり前ですね。規則とか法律とは、なんでしょうね。多分、参考程度のガイドラインなのでしょう。
ほんと、事件は起こりますよ。裁判所の裁判官が、どうのこうの言って世間を納得させようとしていますが、あほかあ。いいすぎかあ、ちょっと。
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どのような動機なのか?
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