2009年4月4日土曜日

様々な奥さん達




 『アハハ..ハ..。』

 ここは東京の中目黒にあるひとつの豪邸ではないですけど、裕福な家です。私は、酒屋さんのアルバイトでビールを配達に来ました。小さな奥さんが私に広い庭のあっちこっちにビールを置く場所を指示します。あっちに置いたり、こっちに置いたりしています。何度、ビールのケースを置く場所を変えたでしょう。若い私には、この奥さんの意図が分かりません。凄く意地悪そうな目で私を見つめています。キッと怒っているかと思えば、次には笑っています。怒ったり笑ったり泣いたり忙しい奥さんです。初めてこのお宅に来たのです。この奥さんとも初めて顔を合わせました。なんかこの奥さん変です。まるで私を見下して楽しもうとしています。そして私が、そんな事全然気にしていないのが、面白くないようです。それで、最後にはとうとう諦めて弱弱しく笑い出しました。夏も終わりに近くなった、ある日の午後の事です。

 『そこに置いて下さい。』

 やはり中目黒のお宅にビールをケースで配達しました。玄関の中にビールをケースごと置きました。代金を貰い、領収書を渡しました。この奥さん、何か怯えています。なんだろうと思います。酒屋さんの奥さんが言うことには、旦那さんが技術者だそうです。とても、不思議です。

 多分ひとつの世界、家庭に入っていると世間と調和が取れなくなってしまうのだと思います。世界の中の日本はどうでしょう。そのような事にはなっていないでしょうか。テレビ、インターネット、様様な情報メデイアがあります。でも、私達に提供される情報は生の情報でしょうか。食品のように加工して添派物が混入したり本来の要素が除去されていないでしょうか。自然な感覚を維持する為には自然な情報が必要です。
 
 以前、昭和天皇がこの世を去ったときに、北朝鮮の人々に似ていると海外のメデイアは日本人を報道したことがあります。確かにどちらも変てこなところがあります。それは、どこの国でもあると思います。多少はね。しかし、日本人が皆が裕福な様子をして、立派な家に住んでいたらどうでしょう。それぞれの家には家紋があり、リラックスした楽しい生活をしていたら、海外のメデイアがなんと言ったでしょう。

 窓を開け環境の為にたまには新鮮な空気と入れ替えましょう。扉を開け新しいチャレンジに一歩踏み出して見ましょう。




ドラッグストア商品はいつでも手軽に選びたいですね。

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