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2011年10月30日日曜日
桜新町の花屋さんと、民主党の野田総理大臣の所信表明、何か似ているところがある
『さあ、見てよ~、来年も花が咲くよ! ほら~!』
4~5年前ごろの話なんですけど。奥さんでしょうか? 臨時で駆出され、アルバイトをしているようなのです。ここは、東京世田谷区の桜新町にある、ちょっと大きな花屋さんです。倉庫があり、その前で沢山の植木鉢が置かれ、売り子である昔の娘さんが、体を動かして働いています。そんな、昔の娘さんである1人の元気の良い奥さんらしき人が、ひとつの植木鉢を見ながら、通りすがりの通行人を含めて言い放ちました。その植木鉢は蘭の花を咲かせるシンピジュームです。見ると、シンジュームの植木鉢の花は、僅かに開いている花があるものの、咲頃を終え、根本から緑の新芽が幾つか出ていました。
キョロキョロと、目を色々な花々に移している他の客に混じって、正月に部屋の中に飾る蘭の花を探して、木の板でこしらえた段々の花段の上に置かれている沢山の鉢物を見ていました。耳に入ってきた、元気な声に、何となく、その奥さんと側のシンピジュームの鉢物を見ました。そして、彼女の云っていることと、考えている事が違っているような感じを受けました。口から出ている言葉は、足元のシンピジュームが、来年も花を咲かせるから、買い得だよ、っと云った言い回しです。ですが、腹の中ではこんなことを云っているような気がしました。
『ふさけんじゃないよぉ。来年も咲くわけ無いだろぉ。あたしゃ、臨時のアルバイトで声を上げているだけだわぃさぁ。』
野田首相の所信表明を聞きました。ちょっと似ています。無理だろう。こんな、ごたごたした政党の議員さんばかりでは、なんとか努力はしてみるけど・・・。そんな、感じです。とりあえず、希望の種を蒔きましょう・・ってねぇ。具体的な考えなんか、それどころじゃないよ。とりつくろうだけで、精一杯よぉ・・・。多分、野田首相本人も知らない、自分自身が、そう思っているはずです。
昔のときの総理大臣、田中角栄さんが、日本列島改造論なるものを口にしたとき、日本人の金儲けを考えている輩が、即座に動き出したと思います。大きな山が動くような感じだったと思いました。分かるんですね。田中角栄さんには、その実力があり、実行するのを知っていたのです。
ラベル:
希望が半分、絶望が半分
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