2011年11月5日土曜日

近所のスーパーマーケットの考えと日本の行く末は同じなのか。




 鏡の中の顔を見ると、疲れたような赤い目をして、潰れ濁り切っていました。そして、恐ろしいぐらいの顔つきになっています。悪相とは、鏡に映っている、私の今の顔だと思います。何が、鏡に映っている私の顔を、こんなろくでもない顔にしていまったのだろうと、考えました。疲れでも、悩みでも無い事は明らかです。



 部屋の中の片ずけものを 腰をかがめてしながら思いつきました。昨晩飲んだワインです。近所のスーパーでスペイン産のワインを格安で販売していたのです。チリ産の美味しいワインを以前、このスーパーで安い値段で購入して飲んで喜んだ事があったのです。



 スペイン産のワインの瓶に貼り付けてあるラベルを見ると、生産年の記載がありません。生産年が分からないワインはワインではないと思うのですが・・・。混合酒なのでしょうか。確かに、何が、混入しているのか分から無い感じです。不凍液のようなものが、混入してあれば飲んだ後は恐ろしい表情をした顔になってしまっても不思議でなないと思います。



 昨日、そのスーパーに買い物に行きました。そしたら、購入したスペイン産ワインのダンボールが3段に重ねられていました。ダンボールの上には、好評につき再入荷しましたと黒いサインペンの文字列が書かれていました。可笑しなことに、飲んだら、恐ろしい表情になってしまう顔になるワインが好評だと云っているのです。



 仕入れた金額が安いのでしょうか。捨て値同然の金額なんだと思います。好評とはスーパーの勝手な宣伝文句でしょう。このスーパーには錆びれていく、そこはかとなく人が拒絶反応を示してしまう空気が僅かにあります。潰れていく運命を背負っているような雰囲気を漂わせています。スーパーの思惑と、買い物客との思惑が一致していないのは、確かです。若い男の店員が、ダンボールに入った商品を取り出し、商品棚に並べながら、それとなく買い物客の嗜好を探るような感じで、見ることがあります。



 スーパーの周りには、沢山の団地の建物が建っていて、潜在的な、お客さんの数はあるのです。でも、かつかつで商売をしているような状態です。活気のない空気を漂わせています。



 戦後、最大数の生活保護者数になったと、ラジオのニュースを耳にしました。205万人と云っていたようです。毎月1万人ずつ増えていく勘定になるとの事を云っていました。日本人の人口が一億2千万人として、120人の中の二人が生活保護を受けている事になります。どうなんでしょう。経済的な津波が来ているような感じを受けるんですが、大丈夫なんでしょうか。



 ついこの間の東日本大震災の津波で小学校の生徒の大半が犠牲になってしまった事があります。その原因となったのは、津波がそこまで来ているのに、事務的なチェックをしていた学校側の行動にあったのではないかと、子供の犠牲者の父兄が調査しました。いま、日本は子供の数も減っていき人口が少なくなっていっているようです。こんな中、日本国政府が何をしているかと云うと、事務的なチェックのような事をしているように見えます。TPPも、沖縄の普天間問題も、なんかみんなそんな感じです。



 日本をこうするんだ。こう人はあるべきなんだ。住みやすい、こんな家の建っている街にして、胸を張って堂々と生活する人々で一杯にするんだ。と云ったような話を聞く事がありません。



 『抜本的に見直して!』



 こんな言葉を、ニュースの中で良く議員さんの口から聞きます。そして、これ以上前に進む話を聞く事がありません。あきらめているんですね。日本にいる人は、議員さんを含めて。先が見えているスーパーの、客の様子を伺うような赤い上っ張りを着た若い男の店員のように、狭い井戸の中の蛙のような了見でそろばんの駒をはじいているように・・・。民主党は解散総選挙をしたら、跡形も無く、この地上から姿を消してしまうから・・・ええと・・。

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