2011年10月16日日曜日

電波障害?・・・と日本人の現実感覚?・・・。世界中で起こっている金融機関、証券取引場への抗議と日本人の感覚


 『それ、医者に行ったほうがいいわ!』




 彼女は確信して断言するように私に云いました。彼女の目は、ゆるぎないない色をしていました。信じている事を話している目です。彼女は2児の母親で、同じマンションに住む二部屋隣りの住人です。サラリーマンの旦那がいて、親子4人で暮らしている、普通の人です。彼女の家族は、私より古くから、このマンションに住んでいて、地域になじんだ生活をしているようです。



 ある夏の夜の事です。北側にある部屋に布団を移し眠っていました。いつもは、南側の部屋のベッドに寝ているのです。南側は、川に面していて見晴らしも、日当たりも良いのですが、夏の夜は花火を深夜まで打ち上げる人達がいるのです。どこから来るのか分かりませんが、深夜の3時頃まで、花火で遊んでいる人達もいます。中には、小さな子供を連れて夜夜中、打ち上げ花火をして遊んでいる若いお母さんもいます。そんな事で、打ち上げ花火の音が聞こえない北側の小さな部屋で寝ていたのです。すると、意識の無い頭の中を、鋭い針金を刺すような衝撃的な痛みを何度か感じました。



 翌朝、隣のマンションの屋根を眺めました。私は6階建ての4階に住んでいて、隣りのマンションは5階建てなのです。ちょうど、アマチュア無線のようなアンテナが北側の部屋に槍のように向いています。距離にして、4メートルもありません。あまりにも、アンテナとの距離の近さと、突然の頭への痛みを考えると、それ以外の原因を考える事が出来ませんでした。信じられない頭への痛みを考えて、北側の部屋で寝ることを、止めました。それ以後、頭への針金を差し込むような、痛みを感じる事はありません。信じられない、痛みと驚きでした。



 彼女に、北側の部屋に向かっている、隣りのマンションの上にある、アマチュア無線のアンテナを指差して説明しました。確かに、因果関係を説明する、証明する事は難しいでしょう。自分が体験しないと、信じられない事でしょう。そんな事で彼女には、私の体の異常を考える事しかできなかったのです。同じマンションに住んでいて、私だけが、そんな痛みを頭に感じるのを、にわかには信じられないのです。私にも、信じられないのですから、当然だと思います。目の前に見えるのは、手を伸ばせは届くくらいの距離に、北側の部屋に槍を突きつけるような、アマチュア無線の、太いアンテナが見えるだけです。




 北側の部屋で受けた頭への痛みの衝撃は、それ以来感じたことがありません。信じようと、信じまいと、それは、あの北側の部屋で寝ていると、意識の無い頭に、太い針金を差し込んだような痛みを感じるのです。何度もね。それは、それは、もの凄い痛みと衝撃と驚きでした。




 ニュース画面にアメリカの市民がウオール街を占拠しろとの運動が始まって、世界各地で似たような運動が起こっています。金持ちに課税しろとか、金融機関を批難するプラカードを手に持ち叫んでいます。中東の民主化運動が起こって、その続きのような気がします。




 日本でも、起こっているようなのです。ニュース画面に日本の若者が黒い文字を書いたダンボールの茶色い厚紙を持って叫んでいました。でも、どこか、遠慮しているような声の上げ方です。ちょっと、恥ずかしそうです。いいじゃない、流行なんだからさぁ・・・。そんな感じにしか見えません。



 日本には、日光の3猿を真似ないと、生きていけない、居られない暗黙の了解があります。ガソリンの価格を安くしたガソリン供給会社のガソリンタンク車に、何も云わない普通自動車が、いつまでもガソリンタンク車を尾行している不気味な事実が、テレビ画面に映し出されたことがありました。以前の東京都知事である青島都知事の顔に死相が出ていると、報道されたことがあります。青島都知事、本当に改革をしようとしたのでしょう。



 あ、うんの呼吸で意思伝達をしている日本人には、本当のところはわからないのです。彼女のように・・・。



 しかし、アメリカでのデモをしているアメリカ人の服装が気になりました。デモをしている人達が灰色や黒っぽい服装なのです。カラフルな服装をしているのが、アメリカ人だと、思っていました。日本人と似たような、灰色、黒っぽい服装なのです。北朝鮮、アメリカ、日本と・・・。それに比べて、中国人の服装のカラフルで、開放感のある服に時代の移り変わりをみました。景気が良いんですね。中国は。

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