2013年11月8日金曜日

 渋谷のハローワークの相談所で勤める女性の実に無責任な紹介状提出



 渋谷のハローワークの相談コーナーの彼女が私に親指と人差し指で丸を作り、オッケーの合図を送りました。それを見て腹立たしく思いました。何故って? 勝手な自己解釈で満足している人を見ると、誰でも腹が立ってくるものなのです。ひとりよがりで浅はかな人を見ている事ほど、立腹するものなのです。



 『でも、年齢も云いましたけど、何もいいませんでしたよ。』


 『それは、そうでしょう。年齢不問って書いてありますからね。』


 『確かに、年齢が関係すれば、いいますよ。会社は。40歳までだったら、うちは40歳までですって言いますもの。』


 『しかし、普通は年齢不問って書いてあれば、40歳が欲しくても、年齢については何も云いません。でも、建前なんです。後期高齢者が増えて、国の国策としては、70歳まで働かせたいんです。そして、ハローワークは国の機関でしょ。つまり、国策と違う事を云えばハローワークで求人は出来ないんですよ。無料でハローワークは、求人できるんですからね。会社はお金を出して、有料の求人誌に出したいんですよ。本当はね。金があれば。でも、ハローワークは無料で求人できるんです。だから、無料で、求人するには、年齢不問って書かなきゃならないんですよ。』


 『そんな事はないですよ。いいますよ。会社の人は40歳までなら、40歳までって。』


 『だから、それは、違うんです。ハローワークで求人するには、年齢不問って書かなきゃ求人が出来ないんです。』


 『じゃ~止めますか、紹介状を出すの。』


 『いや出してください。でも、履歴書、経歴書、紹介状を送っても、そのままゴミ箱行きですけどね。』



 中年のハローワークの職業相談コーナーで働いている女性の頭の中は、単純な構造をしています。そして、多くの日本人が考える事を放棄しているのです。知らない道に右の矢印があったら、考える事なく、右に歩いていってしまうでしょう。その先が滝つぼのような奈落の底に行く道であってもです。そして、彼女でも彼氏でもいうでしょう。



 『だって、書いてあるじゃやないか!』 ってね。



 日本国政府、日本人は事実から顔を背けて生きています。日本食が世界遺産になるとニュースで言います。ですが、日本のスーパーマーケットで売られている食品の袋に張られている添加物の記載を見ると、何か変です。若田さんと呼ぶ、日本の宇宙飛行士がアメリカ、ロシアの宇宙船の船長をするといいます。何故ですかね。何故彼が、アメリカや、ロシアの宇宙船に乗れるのでしょう。



 先のお花見会で、参議院の1人が、福島の子供達の放射能の影響や、福島原発で働く人達の窮状を天皇陛下に知らせる手紙を手渡しました。天皇陛下が読んでもいいと思うのですが。テレビ画面での天皇陛下のそっけない素振りを見ていると、そんなもんだよなあ~と思います。



 自分でやらなければならないのです。福島の放射能で苦しんでいる人たちも、シリアのアサド大統領と反対勢力との争いで苦しんでいる人達もです。それなのに、そんな事実から目を、考えをそらして、添加物まみれの日本食を食べ、トロ~ンとした目と顔つきをした日本国閣僚と日本人は、日本食が世界遺産になったと、喜んでいます。



 違うんだよ。心が本当に喜ぶ事って。建前じゃ駄目なんです。そして、大切なものが身近にあるのに、顔を背けている。失ったら、どんなに苦しむことか。家族とか日常の平凡な日々や自然なものをね。







  ウサギ小屋に住んで、嘘をついている食べ物を食べたり、自分に嘘を付いていては、何が何だか分かるまい。見えるものも見えまい。おてんとうさまが、いつもあんたのそばで、あんたの頭上にあることさえも。


0 件のコメント: