2013年8月27日火曜日

 日本人の問題は日本人の考えの古さの中に存在していて、彼らが生きている限り日本は変わらない。




 『だってさぁ~。山田さん! 1950年頃、南部藩の市場では、人肉を売ってたんだよ。勘違いしているよ。今の若い人はさぁ~。』


 『人肉は分かります。』




 土建会社の社長と話しをしていました。社長さんの年齢は63歳だと言います。まだ、髪の毛はふさふさとしています。ちょっと、手と足腰が弱っている感じです。ですが、元気な男です。息子が東大法学部に通っているといいます。



 彼の言い分は、日本は良い国だと云う事です。人々は平等で公平だと言います。こんなにいい国は世界には無いと云います。そして、貧しい事を今の若い人は知らないと言います。そして、60年前の日本では、民間の市場で人肉を売買していたと言うのです。



 彼は極々普通の日本人の年寄りです。ひとつの仕事を成し遂げ、世間的に認められています。そして、幾つかの業界の会社の役員をしているとの事でした。



 昨日横浜市長選が行われ、現職の女性市長が当選しました。テレビの画面に白い服を着て、応援者と共に両手を上げて、万歳三唱をとなえていました。そして、その選挙の投票率は29%であると、ニュースキャスターが無機質な声で言いました。



 以下に行政、日本政府が市民、国民とかけ離れているかの表れだと思います。国会議員さんの面々を見たら、分かりますよね。みんな暑苦しそうな顔をしています。もう、顔に書いてありますよ。俺達に、何を言っても駄目だよ、って。




 今から40年前にオーストラリアのシドニーに行き、1週間過ごしたことがあります。シドニーはオーストラリアの第2ぐらいの都会です。しかし、都会からバスでちょっと走ると、青々とした緑の芝生が広々とした台地に生え、たくさんの木立がバランス良く生い茂っていました。そう、自然公園の中にあるような街でした。家々はとても、綺麗で芝生や木立の中に、個性的に建っていました。あれから、40年が経ちましたが、日本は何も変わっていません。昔も今も、場末の雑踏のような国だと思います。



 それでも、日本に帰ってきたとき、同級生は言っていましたね。



 『やっぱり、日本は良いなぁ~。日本が一番だ。』



 わたしも笑顔になり、心の中で思いました。



 『うん。そうだね。』



今現在、場末の雑踏のような日本を見て、苦しんでいます。日本国政府の何をやっているのか分からない事に、苦虫を噛み潰しています。






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